しゃぼん暮らし
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がベイブリッジをささえているのだ
今も
ナカムラ先生の指揮の
コーダのあとの手のかたちが好き
目の前でみえないリボンをほどくように 音を消す
手をうちがわにおさめるのではなく そとへ散らすように
終わらせるのだ
それを見ようとして 後列はしっこのわたしは 一瞬のびあがる
「地に沈むように」と
言われているのはサイトウさんだ ソプラノのソロどうしても音が微妙に上ずる 「体の重さを感じて」と
高い音がでないわたしはうらやましいくらいだけれど 本人はがっくり「ファの音のゆめをみるよ」と
帰り道
秋の定演まで一直線ね、と この夏はひたすら
暗譜、暗譜につぐ暗譜
イタリア語の暗譜
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