しゃぼん暮らし
DiaryINDEX|past|will
どんどん熱のあがるともだち
カニの腕や足のはいったグラタンを 不器用そうにおいしそうに食べていた のに
ぬぐえよ、と
口のはしっこに
なんか
ついてるよ
入学説明会 ゴム印の名前をたしかめてください と副校長先生
(なんでもいいんです)
きっと食べ物のせいじゃない
こんなに熱いのは
暗くつめたい道をひとりで帰ってくるの さみしいだろうか、と途中まで娘を迎えに出る
白湯をゆっくり口にふくんでください
(頭をもぎとるかもしれないよ、わたし)
「にがつよんにちから、はるだよ、ハル、知ってた?、はるなんだよ」と
わたしをふりかえっては言う
(きっと、知っていた)
ちかくのおおきい百貨店内の遊び広場 ひさしぶりにそばを通ったら、わが姉妹よりうんと小さい子たちばかり、 母親がぴったりくっついている
あきらかに、空気が違う
看板の文字に追加があった 「いたましい事件がありました、お子様から目をはなさないでください」
逆光のココア
(知ってたよ)
|