しゃぼん暮らし
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オープン・スクール
はじめに坂をのぼってユイの小学校へ 眠そうなひろたさん(夫)をひっぱってきた じぶんの娘、こんななのよ
わたしはしばらく参観してから幼稚園のほうへ 年長さんと一年生の合流授業が行われているのだ 妹はこっちのほう
巨大なダンボールの三角柱が所々に どん、どん、と立っていて子供達が絵を描いている 床にはびっしりシートが敷いてあるので おもうぞんぶん、絵の具を滴らせて遊べる 平筆を曲がり角に走らせながら ダンボールにむかっておしゃべりしながら移動しながら描く子 ひとつの面に物語を展開させている子 ひとりひとりむしんに作業しながら おなじ三角柱に動くともだちを感じながら
絵の具が乾くと 今度はノコギリだ
取っ手のあかい ちびのこ
まざりたい
今しがた描いたばかりの世界に切り込んでゆく その手のちから 順手逆手あぶない手 いくつもの柱を回って歩いて いろんな手の動きを確かめる
ひとりひとり切り取りたい所、形、大きさが違うのだ
柱が揺れて さっとそばの大人が手を添えてささえる
とこだどこだ 君達は空白をつくってゆく
もっともっと ちいさいひとたち
(巨大なパズルをつくる授業なのですね)
先生方は黒子のようだった 時間がきて感想を言い合う場面が終わっても
(理想的な現場ですね)
不思議な穴がいくつも空いて 手が入る 風が通る
いつまでも 遊んでいたい
もっともっと
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