しゃぼん暮らし
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2004年10月31日(日) 『眠りオルゴール』

洋菓子バンビでクッキーを買って
もそもそ食べながら歩く
護国寺からぐるっと

路地裏を歩いて歩いて

夕光

知らない、でもなつかしいような街



雑司が谷・鬼子母神にたどりつくと
もう気持ちは踊っている
くれないのテント

本公演は台風や地震に見舞われつつ
芝居を続行していたそうな


劇団唐組『眠りオルゴール』
作・演出・唐十郎
去年の新作はいくつか見逃していて、ひさしぶり
夫はすでに先週観にきていて「おすすめ」らしく

来ました



物語は
・・・
説明できません


唐さんって年とってるのかなあ、こんな60代っているの?・・ああ・・・
このひとの時間ってどうなっているのでしょう
のみこまれる

人間オルゴール・ナイロン江戸川・レイテ兵・芹セリ・イタコ病院・音なしのオルゴール・声の指紋・昨日のこどもの卵・よく眠れるオルゴール、牙男・・・・


唐さんの言葉を体現する
不思議なパラドックスを身につけた役者陣

とくに
へそで茶を沸かす幼馴染コンビ
原茶子と兄谷(にいやん)の場面が好き
ふたりをずうっと見つめ続けたいよ




楽日というだけあって混み混みだったけれど
御招待席に緑魔子さんをはっけんしたり
西堂さんに再会したり

休憩中にトイレへむかう鳥山さん(役者さん)に
思わず声をかけたものの、しどろもどろになったり



鬼子母神の夜でした

闇、熱い闇




横浜へ帰ると

夫がわたしの花柄のカーディガンをはおって
仕事していた
そばにはおるものがなかったらしい


わからない




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