しゃぼん暮らし
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やっとここに、
追いついてきた
早朝五時が あおまってきて
嬉しい
谷間の僧院から抜け出して逃げる 月の夜のようです
実際にはシューズの紐をむすびなおしている これから夜は明けるのだけれど
川沿いを消えそうな月と走ったり 紫の実が石段のすきまから生えてけぶるヴェールのような途 金木犀の香り 空き地のしろい花 雨に濡れて走っていたら 子犬がおしゃれなレイン・パーカーを着せてもらって 散歩していた トンネルは週末にとっておいて ゆっくり走る 折り返しはダッシュをかける
同じ速度のように
冬になるしかない
立ってしてるとき あなたの足とわたしの足がまっすぐみえて ふしぎだった
『星を継ぐもの』(ジェイムス・P・ホーガン)が なかなかすすまない すごく面白いのに きっと時間の力学をうまくこなせないのだと思う
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