しゃぼん暮らし
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2004年10月01日(金) 十月のこと

やっとここに、

追いついてきた


早朝五時が
あおまってきて

嬉しい

谷間の僧院から抜け出して逃げる
月の夜のようです

実際にはシューズの紐をむすびなおしている
これから夜は明けるのだけれど

川沿いを消えそうな月と走ったり
紫の実が石段のすきまから生えてけぶるヴェールのような途
金木犀の香り
空き地のしろい花
雨に濡れて走っていたら
子犬がおしゃれなレイン・パーカーを着せてもらって
散歩していた
トンネルは週末にとっておいて
ゆっくり走る
折り返しはダッシュをかける

同じ速度のように

冬になるしかない


立ってしてるとき
あなたの足とわたしの足がまっすぐみえて
ふしぎだった



『星を継ぐもの』(ジェイムス・P・ホーガン)が
なかなかすすまない
すごく面白いのに
きっと時間の力学をうまくこなせないのだと思う



ひろたえみ |MAIL