しゃぼん暮らし
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地下鉄から おりたら眩暈がした
汗をかいていた 身体が捩れるようになっている
這うようにして歩く
しかし地下鉄は優しい
つめたくてやさしかった
夏たおれるのは地下鉄がいい、 と思った
階段をのぼったらもう方向がわからない どこかへむかおうとしていたらしく その途中で誰か知らないひとに声をかけられ 知らない人が集まってくれて
事務室へ
駅員さんたちが皆しんせつで 毛布をかけてくれる
ときおり 電車が止まってひとびとが吐き出される音が 聞こえていた
かすかに
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