しゃぼん暮らし
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「あれ?けいちゃん」
「あ、レイちゃんママだー」「おはよう、はやいねー」 「うん、ラグビーの練習にゆくんだよ!」
けいすけ君 えっへん!という感じで答える パパと手をつないでいる ごっついパパだ
「レイちゃんママは?」 「う、えっと、わ、わたしもれんしゅう」
肩にさげているヘッドキャップの まるいカタチが見えた なかにおさまるはずの頭の空間の ちいさい ちいさくて一瞬こわくなる
ちびラガーマン 地下鉄へ
きょうの稽古場は近所の地区センター
開館前にベンチのところでぼんやりしていたら おばさまに話しかけられる 五十代からスキューバダイビングに目覚めたという 「別世界よっ!」初対面のわたしに情熱的に語られるのだった
ああ べつせかいって そんなに いいのでしょうか・・・
みんなが来るまで小一時間ほど カラダをほぐしながら 声を出していた ホーメイや合唱や演劇の発声や そのつどひびかせるところが違う ひとりでえんえんやっていたら 水道屋さんのおじさんが水漏れ修理にきたり隣室のひとが「ノブがとれたー」と廊下で騒いだり(ふるい建物なんです) 可笑しかった(わたしの声のせいではない)
「ふつかよいー」と言いながら 大谷さんヤマザキさんが到着
ここからは声のない訓練
いままでの動きのこまかく分解しながらやってゆく ひとつずつ要素を 気づくのはカラダ
「単純なことを力強く」「離れる、ぶつかる、ここの距離を、しのぐ」「ぶつかってから壁の材質、カタチを感じる」「じぶんの範囲をこえる」「べつせかいっていやあ冬の山もいいぜ」「両足で立ってても不安定、なんだろ」 「もっていかれる練習」
終わってから夏の稽古予定をかくにん すぐ8月ですね
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●劇団新人類人猿・紙のPスペース● 〈http://www.amy.hi-ho.ne.jp/f6961300/〉
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