しゃぼん暮らし
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2004年05月29日(土) 朝は氷の係

とてつもなく晴れて
万々歳である

わたしは氷をとりだして家を出た

アザミさんの話では エプロンも、タオルもいらない
氷だけもってくればいいそうだから
牛乳パックをからっぽにして水をいれて
口をガムテープでかちっと止めて凍らせる
二日前から冷凍庫につくっておいた


海へむかって歩く


連合子供会潮干狩り


眠っているひろたさんに
あとから子供達つれてきてね、とたのんで
わたしだけお手伝いのためはやく家を出た



八景島駅から歩いた
暑くなりそうだ 貧血もちにはつらい一日かも
でも風がくる
緑の いくとおりもの木漏れ日をみながら
すすむ

しずかで楽しい 

楽しくて嬉しい

橋をわたって野島公園まで ゆっくり氷の柱をさげて歩いた


ときどきたしかめると
かたい

冷凍庫のなかにたてて置いたので
なかほどの紙が水が氷になるときにふくらんで
(その様子はみてないけどたぶんそんなふうに)
すこし破れ目ができている

海につくまでに
すべて溶けてしまわないか
とも思ったが だいじょぶそう



思いのほかはやくついてしまう 
まだ誰もいないだろうと思ったが 
顔見知りのご家族がちらほら
アザミさん一家もとうに到着していて
子供達とお父さんはズボンをめくりあげて海にはいっている
「早起き家族だねー」
「きょうの潮ははやくしないとー」
とわたしにはわからない説明を遠くでしている



じりじりと
昼になる


これから500人分のフランクフルトを焼く係である


ひろたえみ |MAIL