しゃぼん暮らし
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2004年05月21日(金) ビーサン

「ひろたさんは、いつもビーサンなの?」
と隣席の御婦人ににこやかに問われる

(ビーサン、ビーサン、ビーサン、)

(ビーチサンダル、のことなのか?)

(あっ ビーチサンダルはいてんだっ わたし)


体育館 PTA総会がはじまらんとする時刻
これから出番、壇上で唄うのであった

なにしろ耳をキンキンいわせながら
レイを園のサッカークラブの早朝練習にひっぱってって
そのまま音楽室へ発声練習にむかったものだから
足に頭がまわらんかったです

「えっ、えっ、と」
くちごもるわたし

合唱団は最前列に座らねばならず
えらい役員さんや先生方の眼前で
あおいビーサンはひかりを放っていたのであった

こ、これは銀河を産むビーサンです
とか
これから 夏は来ぬ、とか唄っちゃうんで
ムードづくりです
とか
言い訳を考えていたがまとまらず



出番


後の席から誰やらの上履きがまわってきた
アルトのパ−トリ−ダ−のフタツカさんが
「これはいて!」


みしらぬひとの
あたたかい靴をはいて唄う


無伴奏の曲は 耳鳴りがいいかんじでまざっていて面白かった
なんだろね、夏かいな


ひろたえみ |MAIL