★悠悠自適な日記☆
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2003年02月10日(月) 「受験」っていう言葉

 「受験生だから…」という言葉がいつの間にか自分達の間で口癖のようになってしまっています。私はこの言葉が好きではありません。「受験」っていう2文字の中には「受験だから私に気を遣ってくれ、特別扱いしてくれ」もしくは「自分は特別なんだ。大変なんだ。」という意味が無意識のうちに込められているような気がして少し嫌なのです。

 確かに、受験は今後の人生が大きく変わる(かもしれない)重要なイベントではあるのですが、でも私は「だから何?」と思うのです。人間生きていれば誰だって人生の岐路に立つことがあるわけで、何も特別なことじゃないと思うのです。

 自分が凄く思い悩んでいる時、その辛さを人に伝えるのは難しいのに、なのに「受験」という2文字使えばいとも簡単に自分の立場を大げさに表し、悲劇のヒロインになれてしまいます。そのお手軽さというか、簡単に相手に甘えさせてもらえるその威力がなんだかズルいような気がしてしまうのです。

 だからできるだけ私は「受験」という2文字が持つ言葉の威力に飲み込まれたくないなと思います。

 しかしこんなことを主張する自分も「受験」っていう言葉に振り回されているような気がして、最初はためらったけれども、でも、受験の話は受験の時にしか考えないよなぁ〜と思ったので、今ここに記すことにします。


嶋子 |MAILHomePage

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