★悠悠自適な日記☆
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2003年01月21日(火) すがすがしい気持ち

 貴乃花が引退しました。

 引退の報道を聞いた時、とうとうこの日が来たのか…と思いました。今日は図書館に勉強をしに行ったはずなのに、私はずっと新聞ばかり読んでいました。貴乃花引退の記事は、置いてあった新聞の全てに目を通したと思います。

 私が初めて覚えた力士の名前は貴花田でした。「小学1年生」という雑誌で曙との取り組みを特集していたのがきっかけでした。その頃はまだ大関にもなっていない頃でしたが、若貴ブームにも乗せられて、相撲中継を見る時はいつも貴乃花を中心にして見ていました。

 私は特別相撲に思い入れがあったり、興味を持っていたわけではないのですが、だいたいいつも貴乃花が出場する前になるとなんとなくテレビの前に座っていて貴乃花の取り組みを応援していたような気がします。自分の中では貴乃花の強さは永遠に続くような気がしていて、休場中もいつか絶対あの強さが戻って来ると信じて疑いませんでした。ところがいざ土俵からいなくなってしまうと、どこを中心に相撲を見ていいのかがわからなくて、ぽっかりと穴が開いてしまったような寂しさが込み上げてきます。

 30歳といえば、普通の生活をしていればやっと仕事に慣れてきた〜とか、自分らしく生きる方法が見えてきた〜など、やっと自分の仕事に落ち着きが出てきた頃だと思います。(私は10代なのでよくわかりませんが。)それなのに、こんなところで人生の転機を決断しなければならないなんて、すごく勇気がいることだったと思います。貴乃花が凛とした表情で「(引退を決意して)すがすがしい気持ち」と言っていたのにはこれまでに背負ってきたたくさんのものが見えた気がしました。

 角界の柱がいなくなって残念な気持ちは大きいけれども、現役を退いてしまってからも、相撲を支え続ける存在としてがんばってほしいです。図書館で新聞を読みながらそう思いました。

 こんな時にこれまでの写真をたくさん掲載するスポーツ新聞は嬉しかったけれども、そんなにでっかく宮沢りえとのツーショット写真を載せる必要ないやろ!!と思いました。普通の新聞ができるだけ事実に沿って記事が書かれているのに対し、スポーツ新聞は記者の主観タップリで、少しムっとしました。


嶋子 |MAILHomePage

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