★悠悠自適な日記☆
DiaryINDEXpastwill


2002年08月22日(木) HAPPY BIRTHDAY TO 内場勝則

 エッセイを書くために(もうコレが信じられないくらい追い込まれていたり)資料として「ゲラゲラハッピィ」という吉本新喜劇公式ガイドブックを購入。このガイドブックは吉本新喜劇が40周年を迎えた時に出版された本で、今ではよしもとショップでないとほぼ購入不可能な品です。この本が出版された時から「見つけたら買おう!」と決めていたのに、そういう時に限ってお金がなかったり、「いつでも買えるからええわ」と諦めたりで、いつの間にか忘れていました。

 ところが、吉本新喜劇でエッセイを書くにあたって、どうしても資料が欲しい!と思った時に、ふとこの本のことを思い出しました。今はネットで欲しい本がすぐに見つかる時代。すぐにジュンク堂でネットショッピングで購入を決めました。本のネット販売をしている業者はたくさんありますが、ジュンク堂なら神鉄駅の売店での受け取りにすると送料が無料になってオトクです。便利が悪く、運賃高すぎでいいとこナシの神鉄沿線にもたまにはいいことがあるってなモンです。

 とはいっても購入がスムーズに進んだ訳ではありませんでした。ジュンク堂に在庫は何とか一冊だけ残されていたものの、それにはカバーにヨレがあるもので、美本を新たに用意するとなると一ヶ月かかると言われたり、詳細のメールが送信ミスで中々届かなかったり…。「買おう!」と決心してから役3年(多分)。今日やっと手に入った時は、初恋の人にやっと気持ちが届いたような気分でした。ヤワラちゃんではありませんが、本当にそう思いました。

 本のヨレもさほど気にならないもので、内容も充実していてとっても満足しています。新喜劇のベテラン俳優から若手の端役までバッチリインタビューが載っていて、それぞれが、どういう経緯でどんな気持ちで新喜劇をやっているかもが詳しく書かれています。私が知らない花紀京さんや岡八郎さんの古い新喜劇からの歴史、新喜劇が本当に潰れそうになった理由、復活までの過程、役者のギャグ事典など、とにかく私が欲しかった情報が満載でした。

 もちろん、全ての情報が自分にとって都合のよい物ではなかったのも事実です。現役の俳優さんの中に、今の座長制度が気に食わないという人がいたり、これからダメになっていくやろうっていう意見があったのには考えさせられるものがありました。そういった意見を受け入れることも覚悟した上での購入でしたが、やはり少し淋しさを覚えます。

 さて、役者のプロフィールを見て思い出したのですが、なんと今日は新喜劇のスーパー座長、内場勝則さんの誕生日です。内場さんも今年で42歳。ここ最近夕食時には毎日絶頂期だった新喜劇を見るのが習慣となっているのですが、昔の映像を見ていると、やっぱり老けたなと思います。昨日ビデオで見た内場さんは36歳。その頃と比べると最近は演技も少し大人しくなった様に見えます。トップスターというよりも、確実にベテランの域に入ってきているのだということを感じさせられます。

 そういえば、私が小学6年生だった今日、初めて内場さんにファンレターを書きました。当時は本当に内場さんにお熱で、その時の手紙には「将来は内場さんと同じ舞台に立ちたいのでそれまで待っていて下さい。」と書いたのだけはハッキリと覚えています。かなり恥ずかしい内容だったのでポストに投函したかどうかは覚えていませんが、その時の気持ちが少なからず今の私にもあり、現在内場さんと同じ「芝居」と関わって生きていられる事を考えれば、小学6年生の真剣な思いも捨てたもんじゃないなと思えます。

 ずっと探し求めていた本と出会えた日は偶然にも尊敬する内場さんの誕生日。昔の気持ちを思い出し、なんだか運命的な再会をしたようでホクホクしながら帰路に着きました。勝則さん、お誕生日おめでとう。


嶋子 |MAILHomePage

My追加