Leonna's Anahori Journal
DiaryINDEXpastwill


2003年04月04日(金) それだけは言わないで

家で毎日イラク攻撃関連のTVばかり観ている。さすがに鬱になってくる。
この戦争は情報戦の色が濃く、同じ事柄についてイラクと米国でそれぞれ違うことを言うし、英仏独韓のニュースにもそれぞれの国の思惑が反映されていて、まあ、興味深いと言えば興味深いのだけれど。
でも結局殺し合いの実況中継につきあってるわけだから。あんまり見聞きが過ぎれば、そりゃ鬱にもなるわな。

おかげで新しくオープンしたピッカピカの丸ビルのそばを通っても、なーんか怖くて入る気になれなかった。テロを連想しちゃうのだ(いやマジで)。

--

いったん帰宅して、夕方東京でクルミ嬢と会う。放課後活動番外編。

クルミ嬢に朝方の“丸ビルこわい事件”のことを話すと、案の定「だーめじゃないですかあ、そんなこっちゃあ!」ときた。(以下、クルミ嬢→ク、レオナ→レ)

ク:「レオナさん、帝都がやられそうになったときは都庁がロボに変身して助けに飛んでくるって、こないだ教えてあげたじゃないですか!」

レ:「あー、ロボがね…(一瞬絶望感深まる)」

ク:「それに、私はテロも怖いですが、丸の内あたりの金持ちそうなOLを見ると、そっちの方がなんか嫌ですね。…ニクイ。はっきり言ってニクイです。」

レ:「ニクイって、あなた…顔変わってるじゃないの。それきっと魂のサイバラ化だよ。ちょっと読みすぎなんじゃないの?サイバラ本。」

ク:「良いんですよ、読み過ぎだって。私は自分の気持ちを素直に表すことで自らを解放してるんです。」

レ:「解放されててあの顔か…?」

ク:「ほっといてください。」

レ:「だいたいあなたは騙されてると思うよ、サイバラさんに。だってあの人は丸の内あたりのOLなんか足元にも及ばないくらい稼いでいらっしゃるはずだからね。」

ク:「たしかに。自分で自分のこと“大先生”て書いてました…」

レ:「そうだよ、アナタなんかいいお客さんなんだから。」

ク:「わかってます!わかってはいるんですよアタシだって。でも、それだけは、それだけは、言わないでほしいんですぅ〜!」
 
   
…とかなんとか、そんなことを話しながら私たちは丸ビルの地下一階の端をかすめて国際フォーラムまで歩き、さらに有楽町方面へ向かって歩いて行った。目指すはいつもどおり、オヤジ喫茶。この放課後活動は、かなりいい気分転換になった。

--

しかしねえ。きのう、ニュースバードの画面を静かに流れていた“米国、次は北朝鮮攻撃を小泉首相に打診。首相は強く牽制”ってテロップ。私あれみたらビビッたよう(思いっきり射程距離内じゃん!)。…こわい。まっこと恐ろしいわ、ネオコン。

「キタさんがこのままじゃイケナイってことはわかってるの。でもヤルカ?って、それは、それだけは言わないでほしいんですぅ〜!」てかー。

 


レオナ |MAILHomePage