トラブル。 ねーさんのガス馬車が、主要取引先の会社のお祭り用ちょうちんを踏んづけた。 そしてそのままいってしまったという。
主要取引先の会社から即クレームが入る。 そりゃはいるわな。 ちょうちんぶっ壊してそのまま行っちゃうんだから。
おいら急行。 あやまる。 同時にねーさんを現場に呼び寄せる。 話を聞くと、その前に脚立に車体を引っ掛けてしまったが、脚立が倒れていないんで、そのままお客を乗せ、出発してしまったという。 そのとき、ちょうちんを踏んだらしいのだが、気づかなかったようだ。 ちょうど、ちょうちんをぶら下げる直前で、作業していた人間が一休みしていたときに踏んで行ったらしい。
担当者を呼んでもらい、ねーさんにも謝らせる。 事態はそれで収拾。
帰るとき、ねーさんはつぶやく。 「あんなところにちょうちんおいておくのが悪い」 いや、そりゃそーだけどさ。 でも、それはねーさんが口にしちゃだめさ。 たとえば、十万円入った財布をポストの上においておいて、やっぱり盗まれたとする。 そのとき、財布を置いておいた人に向かって「んなところにおいておけば、とられるのは当たり前だろうに。置いておくお前が悪い」という指摘を当然するだろう。 しかし、財布を取った当人がそれを指摘をすれば、他の人間から「なにいってんだ。取るお前が一番悪い!」といわれるに決まってる。
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たとえ相手に落ち度があったとしても、そのミスに気づけば、それ以上のミスはなかったわけだ。 そのミスに気づかずに相手のミスのみを責めるのはナンセンス。 これは、大型ガス馬車の雪による遅延の際の、くそじじいの対応にも通じるところがある。
その辺、ねーさんはわかっているのかいないのか。 いずれにせよ、まだまだ子供だな、と思った事件でした。 とーぜんそんなことねーさんには言ってませんけど。言ったところであの性格じゃ直らないし。 それに、それを指摘するのは、おいらではなく『未来のだんなさん』であるべき。
自分の問題を指摘され、そうだなー、っと思える人はすごいと思う。年齢関係なくね。 なんだかんだ言い訳して、自分を救いたくなるのが世の常だからね。 「いや、これは俺のミスだな」 冷静に分析でき、その要因が自分にあれば自分の非を認める。 簡単なようで、すごく難しい。 おいらも、たまに人のせいにしたくなることがある。 暴走する感情を抑えるのに一苦労。 おさえ切れないときもあるけどさ。
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