今日はほとほと人間に愛想が尽きた。 自己主張ばかりするガス馬車御者。 自分の頼み方が悪いのに逆切れするお客。 すべてをあきらめているはげ。
どーして、みんなあいてのことを考えて動けないのだろう。 どーして、みんな次の人のことを考えて仕事ができないのだろう。
長年つんできた人生って、彼らにとって何? あきらめこそが人生経験の中で最もすばらしいのだろうか。
じーちゃんの法事で、住職は言った。 「悟りって、あきらめることじゃないと思うんです。あるとき見方がぱっと変わる」 この世に諦めを覚え、絶望し、一生を終える。 これもひとつの成仏なのだろうか。この世に未練がないという意味では。 志半ばで逝く人。 志を成し遂げ逝く人。 志をもたずに逝く人。 未練を残さないという意味では、最初の人と最後の人こそが、人生を謳歌できているのかもしれない。 ちょっと寂しいけどさ。
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