2004年04月19日(月) 絶対接待旅行その2

本日無事帰宅。
いや、いろいろありました。
もったいないので、二日くらいに分けてかこうかな、とも思っておりますが……。

ということで、初日。

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朝、ゆずに送ってもらい、大型観光ガス馬車に乗って、出発。
この時点ですでにおいらは失敗。
みんな、背広にネクタイなのだ。
ほえー!!
何でまた(^^; 慰安旅行なのにスーツ!!?
と思ったら、ネクタイはしてなかった。どうやら、スラックスにおそろいの上着を着ている人が多かっただけらしい。

簡単に登場人物紹介。
・社長集団の中でも一番えらいシルバーヘッド。
・その倅で40だが、てんでさえないシルバーヘッドジュニア。
・絶対肝臓悪いだろうというどぶろく親父。
・ヴァーコード。
・鼻の穴のでかい渡哲也
・紅一点、グレートマザー。
・旅行中常に酒乱だった男、ジョージ酒乱(常時酒乱)
・小ぶりな平沢勝栄。小勝。
・倅。
・おいら。

さて、出発の午前九時。
全員集合かと思いきや、ジョージが来てない。
何できてないんだろうか、と思ってジョージの会社に電話すると『床屋に行った』との回答。
なんじゃそりゃ(^^;
この時点で、おそらく社長連中は、みなジョージがこないほうがいいな、とは本当は思ったかもしれない。
ジョージは来ない。今から戻って準備したとしても、一時間以上かかる。
そうなると、もうすべてのスケジュールが狂ってしまう。
そもそも、予定を把握していないほうが悪い。
ということで、ジョージを置いて出発。

何度も申しますが、社長集団の慰安旅行でございます。おいら以外は、みんな社長か社長の倅。とにかく金銭感覚がまったく違います。その辺を念頭においてお読みください。
チャーターしたのは、ロングと呼ばれる超大型サロンつき観光ガス馬車。45人のりの、です。それを十人で貸切。おお。そこからしてすでに世界が違う。
高速で移動中、社長連中は、サービスエリアに止まるたび散在する。
ゆずにおこずかいを二万もらって渡り合おうとしたおいらが馬鹿だった(ということで丸々使いませんでした)。

まず、びっくりしたのは、新潟の道の駅について、予約していたお昼を食べたときのこと。
メニューは、かにの味噌汁、打ち立ておそば。からっと上げたてんぷら。いくらの釜飯。煮物などたくさん。
ところが、連中、年をとっているせいか、ほとんど食わない。
かにの味噌汁を食べる段にあっては、中のかにの足をほじろうとしたのはおいらだけだった!!
連中、ちょっと飲んで「かにの風味がするね」で終わってしまった。
お前らのために殺されたかにさんが、かわいそうだろうがーーーーーーーー!!という不思議な怒りに駆られつつも、ほじくりたい欲望を抑えるのに精一杯だった。

次に行った先が、清水園。
資料がないのだが、城下町と足軽長屋が資料として残っている。
おそらく半年手の歴史は長いだろうと見受けられる。というのも、家康に対しての訴状から、爵位を持っている人間の記念写真まである。つまり、300年以上の歴史をその集落は持っているということだ。
大名竹という、外壁の役目もしたという竹は、雰囲気もよく、池のそばには茶室。見事な庭園だった。
そこでは、社長連中は割に普通の人だった。

それが終わり、宿に。
これが、芸者さんで有名な温泉宿。

ここで、ジョージ出現。
なんと、最寄の新幹線の駅から新幹線に乗り、タクシーで宿までやってきたというのだ。
おいらたちがついたときには、すでにジョッキでいっぱいやっていて、しらふではない。
チケット交換する前に酒飲むなよ、ジョージ。
温泉について、チケット交換会をやったら、すぐに宴会。
風呂に入れねージャン。
宴会といってもおいらは酒は飲みません。飲めません。
開会と同時に、コンパニオンのおねーさんが二人来る。
とりあえず、おねーさんたちは場の雰囲気を知ろうと、周囲を観察して回る。
そのまま飲み会が始まった。
さけが進むにつれ、おじさんたちはコンパニオンのおねーさんに肩を回し、おでこにちゅーをしながらカラオケをデュエットする。
とてもではないが、しらふの人間はみてられない。
おいらは黙々と料理を食べていた。すると、おねーさんの一人が寄ってくる。
で、お酒が飲めない意思表示をすると、ウーロン茶をよそってくれた。
「おにーさんが一番若いの?」
「肝年齢はおそらく一番年上です」
少しこのねたで喜んでくれたようだ。

ある程度酒の席が進むと、とりあえず、営業でビールをよそって回る。
お互いがお互いを会社名のあとにさん付けでよぶ風景はおいらからしてみると異常そのものだった。役なしはおいらだけだったが、渡さんや小勝さんは所長という肩書き。なので、シルバーヘッドやヴァーコード、どぶろく親父のことを社長と呼ぶ。で、社長同士はお互いに社長と呼び合うところがナンセンスというか牽制しあっているというか不思議なじょうたいだ。
すでにジョージは出来上がっていて、独り言を言い始めていた。
「コップさん、あんたはコップにうまれてよかったんかい!!」←ほんとうにこう言った
ジョージワールド炸裂だ。

その後、二次会に行き、カラオケを熱唱する親父ども。
バーでの二次会なので別グループもいる。
別グループはコンパニオンの股に手を突っ込み、乳をもみ、いろいろやってました。いやだね、酔った男って。そういうのがあるから、おいらは酔いたくないんだ。
一応、うちのグループにはそういうのはいなかったけど、渡さんは、一人のコンパニオンを捕まえて、「嫁にするならこういう越後美人をもらわにゃ」といっていた。手をすりすりして、その手をおいらに握らせる。
おいらは、とりあえずおねーさんと苦笑いをしあいながら、渡さんのなされるがままになってました。
接待なんだよ。接待する側に拒否権はないんだろうな、たぶん。
そしてそのまま、知らないグループの親父が熱唱するカラオケステージに行き、うたにあわせてその親父の浴衣を脱がせる。

もう、すでにおいらのわからない世界だ。
二次会も終了、みんな解散し、風呂入って寝る。
ジョージは、窓の外に向かって、「明治の兵隊、なんのようだ!!」と怒鳴っていたらしい。
もーわけわからん。
慰安旅行って、こんなもんなのか??

実は、二次会でコンパニオンのおねーさんと仲良くなって、この温泉やどの成り立ちから裏業務、裏事情まですべて教えてもらったのだけど、それはまた本当に感心したので、別日記で書こうと思ってます。
こういう価値観で生きている世界がいまだに存在する。
その驚きは、今回の腐れ旅行を唯一魅力的に感じさせてくれた知的好奇心の充足だったかもしれない。


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彩葉 [MAIL]

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