2004年02月16日(月) 怪傑ごりさん仮面

土曜日に、ガス馬車御者が、お客様を羽交い絞めにした、という苦情がきた。
なんだ、また苦情か。
しかも、羽交い絞めにしたのは喘息フィリピーナだという。
いい加減にしてくれよなー、と思いつつ、ハゲを待つ。
今回は、無線番がはげの時間帯だった。というわけで、ハゲに対応させるつもりだったのだ。

はげが出勤し、苦情をよこしたお客のところに電話する。
ところが、最初は、はあ、はあ、と相槌を打っていたハゲの顔が曇る。
どうにもお客さんの言い分と自分がGPSで見ていた状況とが違うのだ。
時間は、真夜中。営業時間終了直後の出来事。

●お客の主張
・金を持って乗らなかったので、家までいってとってくるつもりだった。
・お金はまだ払っていない。
・ガス馬車御者に羽交い絞めにされたが、他のガス馬車御者が来て、とめに入ってくれた。怪我はしていない。
・お客は激しく泥酔。

●ハゲが見ていた事実
・その時間、喘息フィリピーナはおろしたらすぐにその場を離れ、車庫に戻り始めた。
・喘息フィリピーナ以外、その場所にはいなかった
・お金は、喘息フィリピーナから聞いて払ってもらっていることを確認。

ガス馬車御者が二人いる時点でおかしかった。
単なるクレーマーかな、とも思ったが、クレーマーなら、お金を払っている、とはいわないだろう。
どういうことだろう……とはげと二人で首をかしげている。
すると、隣の待合室にいたごりさんが、ふらっと来て、
「それ、おれだわ」
という。

はぁぁぁ!!?
なぜゴリさんが?

真相はこういうことらしい。
お金を持たずに乗ったお客から、お金が取れない喘息フィリピーナはカリカリしてつかみかからんばかりの勢いだったらしい。(実際はつかみかからなかったらしいけど)
そこで、ガス馬車から自家用に乗り換えたゴリさんが通りかかる。
ナンバーを見て、喘息フィリピーナだということに気づき、トラぶっているらしいことから、降りていく。
頭に血が上っている喘息フィリピーナを追い返し、ゴリさんがそのお客からお金を取り立てた。その後、泥酔状態のままふらふら歩こうとするが、そばを車が通ったことで、ひかれちゃまずいということで、ごりさん羽交い絞めにしてお客が倒れないようにする(ここが羽交い絞めの現場らしい)。
そのままお客を家に送り、翌日、公休日のごりさんは、喘息フィリピーナのところに行き、金をもらった旨を報告、金を渡す。
金を渡したことは、お客は酔っ払っておぼえていなかったようだ。

喘息フィリピーナの足りない頭では、あのトラブルを解決する事は不可能だった。ゴリさんが、あそこにいてくれたことで話が丸く収まった、といっても過言ではない。
しかし、GPSにはゴリさんが映らない。
それゆえ、GPSだけ見ていたハゲの事実と、お客の感じた事実が激しく食い違い、今回のトラブルになったらしい。

トラブルを解決するはいいが、報告をしておくれ、ごりさん(^^;
でないと、解決したことを知らない人間たちが、頭の中を「?」マークでいっぱいにして右往左往することになるからさ。
といっても、どちらかというとお手柄間の強い今回の件、ごりさんはお咎めなし!


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彩葉 [MAIL]

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