2003年10月19日(日) 最高学府卒の無能者

うちの親会社に入ってきたある人。

決して悪い人ではないし、気さくな人である。
しかし、電話が数本同時にかかってくると、パニックを起こし、取引先に怒鳴る。本人そのつもりはないが、がなっている。
観光大型ガス馬車の請求書を作ろうとして、中に入っている式を消してしまい、なんか分からんけど壊れてしまった、と悲しそうな顔をする。
電話で受けた内容をメモをとらずにいるため、忘れてしまい、取引をすっぽかす。
なんだか分からないけどもうろうろしている。

決して変わっているわけではない。
しかし、周囲の評価は「使えない人」。
彼は、●バルから出向してきた人。
学歴はというと、なんと京大卒。(早稲田だったかも)
●バルで営業をこなし、このほどリストラで職を移ってきたのだ。
しかし、その勤務態度はどうかというと、上記の通り。
決してサボろうとしているわけでもない。
変わり者、というわけでもない。
なのに、仕事ができない。

おいらが入ると同時に辞めた慶応卒の彼。
塾の講師をやっていたというが、彼も半年もたずに辞めていった。
彼も、周囲の評価は「使えない人」。

かつては、

高学歴者=使える人=優秀な人材

という公式が成り立っていた。
それゆえ、おいらの親父の世代は、子供にとにかく教育をした。
一時期問題になった、塾づけの毎日だ。
塾のはしご、というのもやったという。

しかし、高学歴者といわれる存在の現在が今のていたらく。
以前から、高学歴者が仕事ができるとは限らない、ということは言われてきた。
勉強ができなかったおいらたちも、そう言ってたクチ(爆)
だが、その一方で、勉強ができない奴が、仕事ができるか!という風に感じていたのも事実。
それゆえ、勉強ができないというのは、大いなる劣等感として存在していた。
しかし、今になって思えば、成績がよかった人間は、(全てが全てとは言わないが)問題と答えを丸暗記していたんだ、ということ。
つまり、ちょっとひねられると、対応のしようがなくなる。
以前のなんにゅうで、免許の話についてかいたんだけど、効率よくテストに通るのは、やはり丸暗記、なんだよね。
その最たる例が上の二人なんだな、ってこと。

1+1は2です。
1+0は1です。

しかし、1+1は11かもしれないし、0かもしれない。
それを違う、と突っぱねず、なぜそういうふうに至ったのか。そして、そういう考え方もあるのではないか、という、『思考する』能力も、仕事には必要なんだと思う。
自慢じゃないが、おいらは、そういうわけの分からんことを考えるのは得意だった。(いいわけがましいともいう(爆))

----------------------------------

学卒者が無能だという気はない。
やはり、勉強ができるのはある意味才能だし、丸暗記も才能だ。
けれど、それだけに突出してはだめなんだろうね。
そして、上の二人も、あれだけ暗記できたんだから、凄い人のはずなのだ。
本人がそれに気づいて、立ち直りさえすれば、修正は容易だとおもうんだよね。
確かに、親にそれでいいといわれて育てられてきたんだから、大変といえば大変だけど。

----------------------------------
学問を丸暗記するのではなく、意味を考え、理解し、納得する。
それこそが必要なんだろうなって最近常に思う。
時間がかかってもいい。ゆっくり考えて、自分の血や肉にしてほしい。
そんな教育を、自分の子供にできたらいいな。
まだいないけど(^^;


 < 過去  INDEX  未来 >
ご感想をどうぞ。




彩葉 [MAIL]

My追加