2003年07月12日(土) 発言

最近、軽々しい発言をする人間が多い。

昨日も、本当はなんにゅうに追記しようかと思ったんだけど、フリーズしたんで止めたんだけど(^^;

あの、鴻池何某。
あの男の「市中引き回しの上打ち首にすればいい」という発言。
あの発言が投げかける波紋に、発言する当の本人は気づいているのか。
当人は、「言葉のあや。例え話です」としたうえで、「子供が罪にならなければ、親が顔を見せて社会におわびをすることぐらいはしないと。出てこなかったら、引きずり出すと僕は言っている」といっているようだが……。

まず、凶悪事件の場合、といってるけど、何がどこまで凶悪事件なのか。
また、凶悪事件じゃなきゃ、親はお詫びしなくてもいいのか。
果ては、殺人は悪いことだが、万引きやかつあげは悪くないのか、という話にまで行きかねない。
とにかく、抽象的で、突っ込みどころ満載の発言だった。
発言者は、「何を挙げ足取りを」と思うかもしれないけど、聞き手によっては、揚げ足とりではなくて、現実にその問題に直面しているのかもしれない。
たとえ話は大いに結構だが、聞き手によって大きく受け取り方が異なるかもしれぬ内容の場合、発言する前に検討する必要はあるのではないのか?
かといって、あまりに検討されて、『言語明瞭意味不明瞭』ではこまっちゃうんだけど。

また、長崎の教頭が、授業中に忘れ物の多かった生徒たちに「忘れ物が多いと、裸にして捨てたり、突き落としたりするぞ」と発言した事件。
これも、池田小の事件のあと、訓練と称して、教師が事件に見立てて行動し、児童に大きな心の傷を負わせたという事件と似ている。

確かに、仲間うちで、時事の事件をひねって笑いをとろうとすることは往々にしてあると思う。おいらも、実際に周囲を笑わせたことはある。
しかし、TPOをわきまえないと、それは聞く人間を傷つけかねない。

例えば、ガス馬車御者相手にしゃべるときに、決して学歴の話をしてはいけない。
彼らは気にしていないだろうが、場合によっては気にする場合もある。
取締役は、自分の学生時期の話をさかんに出すことで、ガス馬車御者連中の反感を買っているのだが、おそらく当人は気づいていない。

最近の子供は想像力が欠如したといわれる。
しかし、おいらから見ていると、大人のほうが思慮の欠けた行動が多い。
そんな気がする。
価値観が多様になったんだから、感じ方も多様になるのは当たり前。
結婚式をしないのがおかしいだとかいうのも、昔の考え方。しかし、式をしないことで無能呼ばわりする大人はまだ多い。
つまりは、自分たちが今までやってきたことではないことを目の当たりにすると、受け入れられない、ということなんだろう。その行為の本質を考えることをせず。
おいらに言わせれば、盛大に結婚式をあげて半年で離婚するカップルのほうが、よほどダメだと思うが(それなりに理由があるのだろうが、もうちょっと結婚前に検討したほうが良かったのでは、という感覚は拭えない)。

これからも、大人の思慮のかけた行動は驚くほどに出てくるだろう。
無知も他人を傷つけるが、想像力の欠如も恐ろしく他人を傷つける。
それをおいらたちはもう一度考え直すべきだと。

ほら、今日もテレビであの政治家が暴言を……。
ほら、さっきもそこのおっさんが暴言を……。
ほら、今もそこで近所のおばちゃんが暴言を……。


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彩葉 [MAIL]

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