2002年11月22日(金) 人生の選択

今日、いつものみに行く親父が乗った。
今日も、いつものように酔っ払い仲間を集めて、飲みに行くのだと思っていた。
ところが、行く先が違う。いつものように酔っ払い仲間を集めてどこかに行くのではなさそうだ。
と、彼が突然重々しそうに口を開く。
「いとこが死んだよ」
いつも陽気な親父から、そういう悲痛な言葉が出るとは思わなかった。
しかも、聞いてみると、仕事を苦にしての自殺らしい。
目的地に着く間、ずっと彼は思い出を喋っていた。
そんな思い出を聞いた所で、おいらにはその情景は目に浮かばない。
でも、彼はそうすることで、思いを少し昇華できたようだった。
おいらも、ちょっとその手伝いができたようでよかった。

やっぱねー。
しんじゃだめよ。
例え、どんなに苦しくともね。
仕事がないからっていったら、別の仕事にすりゃいいじゃん。
快適で楽で給料の多い仕事さえ期待しなきゃ、仕事なんてあるんだからさ。
今までみたいにいい暮らしをしようと思うなよ。
時代が違うんだから。
でも、時代が変わっても、死んだらそばにいる人はみんな悲しむんだよね。
なんとしても生きようや。
石にかじりついても。
確かに、もう景気も良くならないだろうし、日本も良くならんだろう。
使い古された言葉だけど、
『死んだら何も残らない。ならばいっそ、死んだ気になってやり直してみれば』

ニーチェだったかな。
神は死んだっていったのは。
それは、信仰心を無くせという意味でなくて、こういうこと。
「なんだ、人生と言うのはこういうものか。ならば今一度たたかってやろうじゃないか」

命捨てる前にプライド捨てな。
確かに、生きていくのにプライドは必要だけど、最低限だけのでいいよね。


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彩葉 [MAIL]

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