2002年08月11日(日) 年寄りの酔っ払い

今日は、日曜日。
よって、殆ど仕事なし。
クーラーの中、悠々と痴呆コウム員の勉強してました。

でも、仕事が殆どない日に限って、夜にばたばた。
案の定、事務所締めて帰ろうと思ったら、遠地での呼び出しが。
しかたないので、テクテク迎えにいくと、よっぱらいのじーちゃんが。
このジーちゃん、よく乗ってくれるらしい。しかも付けで(爆)
しかも、店でくだを巻いてた。

乗せて帰るも、
「こらあ、ガス馬車御者! 俺は家に帰りたいんだ!! よろしくお願いします」と高飛車に出たと思ったら、低空飛行になったり、
「俺は、これから女のうちに遊びに行くんだ!! やっぱり、家族がいなくなる尾と寂しくなるよなあ……」
と、色欲丸出しかと思ったら、急に車内が湿ってみたり。
いったい、どういう人なんだ(^^;

このじーちゃんを、常に乗せていたのが、わがガス馬車会社の「おじさん」。
気の弱いこのおじさんは、このじーちゃんの話を、水飲み鳥のようにうんうんと頷いていて、なんとか凌いでいたようだ。
しかしなあ……。

うちのあるガス馬車御者は、このじーちゃんを、『たちの悪いよっぱらい爺』と評する。
確かに、その一面はあるだろう。
おいらも、最初はそう思った。
しかし、お酒というのは、その人の本性を引きずり出す。
空威張りをしてみたり、急に物腰がやわらかくなってみたり。
これは、彼の人間性を端的に示しているような気がしてならない。
やはり、家族がいたことがあって、何らかの理由で別離して、寂しくて仕方ないのだろう。八つ当たりもしたくて仕方ないに違いない。
しかし、その一方で、どこかに理性があって、そんな自分を律しようとする。
そう見える。
理由は聞かない。聞けないし、聞いても答えてもらえないだろう。
彼は年をとっていく。
常に一人で。
そして、安易に酒に逃げ、そのたびに酩酊の海の中、後悔と空威張りの狭間を行ったりきたりするのだろう。誰にも止められないまま。

「こらあ! ガス馬車御者!! ここでいい! 降ろせ!!!」
扉を開けると、
「んじゃー、ツケな!! よろしく!!」

バッタン!
自動ドアを力いっぱい閉めて、がははとわらいながら、歩いていった。
……おい(−−;

PS

このじーちゃん、回収率は百パーセントだそうで、この前おいらが借金取りと化してなんとか取り返したジーちゃんとは質が違うそうだ。
どうちがうんだか(^^;


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彩葉 [MAIL]

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