| バカ日記★お誕生日ケーキ作成奮闘記。 |
誕生日、無事終了。 都合よく、家に「オーブンいらずのお菓子」みたいな本があって、そこにトースターで焼けるスポンジケーキのレシピがあったので、それに挑戦する事にしたのです。 思い立ったが吉日、怠け癖が出て 「面倒くさいなぁ・・・やっぱいいかぁ・・・」 とか思う前に、材料と道具の買出し。 まず100均で道具を・・・と思ったのですが、その前に、私でも買える手ごろなプレゼントはないかなーと、紳士服売り場へ行ったのです。 んで、いろいろ見てるうちに、そういえばようちゃんの黒いベルト、もう擦り切れてたよな、と思い出し、ベルトを購入。 「プレゼント包装にしてください。」 と言って、待っている間、なんだか凄く幸せな気持ちでした。 プレゼント包装って、なんか気分よくありません? リボンの色とか聞かれたり。 あげた時の相手の喜ぶ顔を思って幸せに思ったり。 プレゼントをあげる事は、ダーリンにはまったく内緒なので、びっくりするだろうなぁとか。 サプライズは絶対、仕掛ける側の方が楽しいと思う。 綺麗に包装されたベルトを受け取ってホクホクで、なんかその時点で満足してしまって、 「もうケーキいいかなぁ。」 と思ったのですが、怠け癖に負けるものかと勢いで100均へ。 いやー、やっぱ100均すげぇな! ケーキ焼く道具、全部揃っちゃった。 感激しながら食料品売り場でケーキの材料を買って帰り、早速作りはじめ。 が、私は全部自分でケーキを作るのは初めて。いつも誰かと作っていたからね。 その上、頼みの綱である本の情報が、所々曖昧だったので、ネットで詳しいことを調べてみたのです。 すると、ネットでもオーブントースターで作るスポンジケーキのレシピが載っていたので、それを参考にしました。 卵を泡立てるのに腕がつりそうで悶絶しながら、なんとか生地完成。 それを型に流し込み、いよいよ焼きに入ります。 焼き時間も、ネットの方が何ワットで何分と詳しく書いていたので、それを採用。 ところが、チンと音がしてケーキを見てみると、型の半分位までしか膨らんでいないのです。 上部にも焼き色がついておらず。 ケーキ作り初挑戦の私は加減がわからず、 「こんな物なのだろうか?いやいや、でも上の方まだ白いしなぁ。」 とか思いながら、上部に焼き色がつくまで様子を見つつ焼きなおし。 で、出来たのがこれ。
 ・・・なにこれ? 薄! まったく膨らんでません。 マクドナルドのチーズバーガーより薄いです。 上のとこ押してみても、なんかものすごい弾力。ケーキなのに。 とりあえず切ってみました。
 レシピでは三段に切り分けるとありましたが、薄すぎて無理です。 とりあえず、側面がなんだか「ザクザク」いうのを不安に思いながら2枚に切って、スポンジ部分に触ってみました。 パウンドケーキです。 スポンジの柔らかさではありません。 おっかしいなぁと、レシピをもう一度確認すると、牛乳いれるの忘れてました。 本には牛乳は入れないレシピが載っていたのですが、ネットでは入れると書いてるんですよね。 本のレシピとネットのレシピがごっちゃになっちゃったみたいです。 どうりで膨らまないはずだよ。 ま、まぁ生クリームぬったらなんとかなるだろ! と、生地に心持多めにシロップを塗った後、生クリームとフルーツをはさみました。
 なんだかますますヤヴァイような気がする。 頭の中で出川が 「ヤバいっすよタモさ〜ん」 と何度も言うのを誤魔化しながら、 「ま、まぁ今はあれだよ、完成形じゃないから変に見えるんだ。やっぱケーキはデコレーションが命だよな!」 と、デコレーション開始。 で、出来たのがこれ。
 ・・・えぇ?何これ。 すんげー中途半端。 いやいや、実は側面についているマーブルチョコを側面(もはやどこが側面なのか解らない状態だが)全体につけようと思ってたんですけど、生クリームに溶けたチョコの色素があんまりにも体に悪そうな色だったもんで、中途半端に減らしちゃったのですよね。 ってそれ以前の問題だコノヤロウ。 生クリームくらいちゃんと滑らかに塗れよ。 チョコ、せめて等間隔につけろよ。 とか一人でブツブツ言っていたのですが、まぁ塗っちゃったもんは仕方ない。と自分を誤魔化して、冷蔵庫へイン。 ダーリンが帰ってきても、やっぱ渡さないでおこうか悩んだのですが、折角作ったんだから、食べなくても見てもらおうと、 「冷蔵庫見て。」 と言ってしまったのです。 ダーリンは不格好なケーキに笑いながら、「ありがとう。」と言いました。 「ごめんね、失敗したの。まず生地からして牛乳入れ忘れたし。」 「えぇ!?あ、い、いいや。その気持ちが嬉しいねん。ありがとう。」 ダーリンはその後渡したプレゼントその2のベルトより、ケーキの方をありがたがってくれました。
複雑な心境。 まぁでも喜んでくれたし、作って良かった。 その後二人で、最近お気に入りの焼き鳥屋にご飯を食べに行って、帰ってきてからケーキを食べました。 ちゃんと蝋燭を立てて、お誕生日の歌を歌って、吹き消してから。 ケーキを切り分けながら、その弾力に苦笑いするダーリンに 「でかめで柔らかめのクッキーやと思って食べた方がいいかも。」 とか言い訳しつつ。 ところが。 あれ? 「意外と食べれるやん。」 「うん、おいしいよ。」 「生クリームとフルーツに助けられたなぁ。ははは。」 そう、生クリームとフルーツがスポンジをしっとり仕上げてくれてたのですよ。 ま、結果オーライですな。 折角道具買ったし、また今度挑戦しよう(迷惑)。 まぁとにかく。
ハッピーバースディ、ダーリン!
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2004年05月19日(水)
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