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2005年01月23日(日) 日韓親善 豊生高校戦 + JY: 豊生中学戦

05年01月23日 (日) 11:00開始 日本平スタジアム
 第30回 日韓親善交歓サッカー大会
 対 豊生高校 (韓国) ※35分ハーフ
 天候:曇のち雨

▼布陣
前半:                後半:

−−−−−−石垣−−篠田−−−−−− −−−−−−町田− 山崎竜 −−−−−

− 桑原卓 −−−山本−−−−小泉−− −−谷野−−−−−−−−−−柴田−−

−−−−−−−−池田−−−−−−−− −−−−−−神田−−山本−−−−−−

−−佐野−−高野−−岩本− 桑原彬 − −−佐野−−渥美−−石垣− 桑原彬 −

−−−−−−−−前田−−−−−−−− −−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−

控え:山崎晃、渥美、神田、柴田、谷野、山崎竜、町田
交代:後半00分:前田→山崎晃、高野→渥美、岩本→山崎竜、池田→神田、小泉→柴田、桑原卓→谷野、篠田→町田

豊生高校 (韓国):
前半開始〜:             前半19分〜:             後半開始〜:
−−−−−−09−−10−−−−−− −−−−−−21−−10−−−−−− −−−−−−09−−10−−−−−− 
−−21−−−−−−−−−−07−− −−09−−−−−−−−−−17−− −−21−−−−−−−−−−19−−
−−−−−−18−−08−−−−−− −−−−−−14−−08−−−−−− −−−−−−14−−08−−−−−−
−−11−−04−−03−−14−− −−18−−04−−03−−11−− −−11−−04−−03−−18−−
−−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−−
 交代:前半19分:07→17     前半32分:17→19         後半06分:18→20


▼試合展開

 日韓親善交歓サッカー大会も、今年で30回。静岡市 (旧清水市) の姉妹都市である城南市との間で、1年ごとに日本と韓国で交互に開催、遠征チーム (2〜4種の各3チーム) が3泊4日あたりの日程で、現地の3チームほどと試合を行う。城南市は、ソウル市のベットタウンとして今や100万人を超える大都市である。エスパルスは日本開催の際に清水FCやオール庵原、清商・清水東・翔洋高などと参戦。昨年は韓国開催の番だったので、エスパルスの参加は2年ぶりとなる。一昨年はユースが0−2で力負け、Jrユースは岩本・池田・佐野らを欠きながら5−3で完勝した。
 ユースは指導陣が行徳監督、真田GKコーチに代わり、背番号も変更。真希が当然のように10番をつけ、キャプテンマークこそ巻いてないがゲームキャプテンを務めた。怪我?の八木・小出・長沢はスタンドでカメラ撮影役を務め、残りの2・3年生18人全員がベンチ入り。新1年生の姿はなし。布陣は4−4−2だが、真希と池田の特徴柄、攻守を分担した格好。行徳監督らしい攻守のバランスの良い、堅実な布陣だ。先発は新3年生が5人、2年生が6人。
 豊生 (フンセン) 高校は、04年は春期連盟戦に準優勝。所謂「4強制度」…小学校から中学、中学から高校、高校から大学へ進学する際、10回ほどある全国大会で4強に残らないと、そのスポーツ競技を続けられないという制度…がある韓国で、豊生高校のような名門校の占める地位は日本以上のものがある。この特有の制度が、良くも悪くも競争心の激しい選手を生んでいる。豊生高校は、この大会の前の18〜21日に静岡北高との親善行事に参加したようで、その際の親善試合は1勝1敗だった模様。

[前半]
 試合は序盤、豊生が押し込む。1分に早くも左CKを得ると、11番のキックに大胆に飛び出したGK前田、何とか触れてボールはファーに流れると、豊生7番が拾って右から折り返す。PA内ファーへのボールを戻りながら小泉?がボレーでクリアして、清水の速攻。高く上がったボールをFW石垣が頭で前へ流し、走り出したFW篠田。速い。得点の臭いを感じた時の篠田は、普通に速い。中央右寄りを一気に縦に疾走するとPA内の右角付近、角度30度ほど、洗練されたフォームで右足を振り抜く。カツン、と高い音が響き、ボールはファーポストに弾かれ、ゴールへと吸い込まれていった。1−0。ボールの持ち出し、シュートのタイミング・精度・切れ味、ほぼ完璧。「得点の形」に、絶対の自信を感じる。
 失点後も豊生は、サイドから積極的にクロスを放り込み、フィジカルに長けたFWが勝負するという、いかにも韓国らしい攻撃を徹底。競り合った後のボールに素早く詰めることで波状攻撃を狙うが、しかし両CB高野・岩本は正確にクリアを味方に繋げる技術があり、相手の意図をいなすことに成功する。始動6日目の新チームということもあり、受け手との呼吸が合わないパスミスやトラップミス、足を滑らせるイージーミス (相手のミスに対しショッカーのような裏声で煽る「韓流」は、今回も健在だ) でピンチを招くことはあったが、主導権を握り続けた。身体能力は高いが足下の技術や空中戦の目測に難を抱える豊生DFの隙を突いて、清水が好機を重ねていく。

 8分、相手スローインからトラップミスをCH真希が食らいついてカット、左SH桑卓が受けてクロスを166cmの右SH小泉がファーで頭を合わせたが、体を寄せられて枠を外す。11分、相手OSで高野の間接FK、ロングボールにDFがカブり、至近距離で石垣が頭を合わせるが、GK正面。左サイド、選択に幅のある桑卓に真希や左SB佐野が絡み、徐々に攻撃の厚みを増していった。14分には、CH池田のロビングパスを相手DFがカブり、篠田が右寄りで裏に抜け出すと中央の石垣にラストパス。シュートは素早く距離を詰めたGKが弾いたが、更にPA内左で桑卓が拾って再び中央に流すと、満を持して真希が走り込む。が、一瞬早くDFがスライディングでCKに逃げ、難を逃れた。
 劣勢の豊生は、早くも右SHを選手交代、と同時にポジションチェンジ (上記参照)。だが、それも関係なく20分、石垣のパスを篠田が左に流れて受けると再び縦に勝負、緩から急のスピード変化だけでDFを一人置き去りにし、中央にマイナスに折り返すと真希がPA内ワントラップ、即反転ボレーを放つ。これも豊生GK、距離を詰めて正面でキャッチする。清水FC以来の篠田と石垣の2トップは、実に相性が良い。だが25分、左オープンスペースに抜け出した豊生9番にPA内で小泉が追いつき、良いカットを見せたが、その後に再び奪い返されてしまう。フリーで上げたクロスにファーへ17番が飛び出してボレーを放ったが、GK前田の正面に終わった。
 その後は安定して清水のペース。被決定機直後の26分、右SB桑彬のカットを真希が受け、右サイドに振って小泉のクロス、ファーでDFの前に入った篠田が頭を巧みに捻ってヘッドを放つが、ゴール左に外れる。前半終了直前にも池田のサイドチェンジから好機を創り、桑卓が左から中に切れ込むと篠田、そして中央へ細かくパスを回し、起点となった池田が走り込んでミドル。が、大きく枠を外し、前半は1−0のまま折り返した。

豊生高校      清水エスパルス
3(2) シュート 7(4) ◎篠田、×小泉、○石垣、○石垣、○真希、×篠田、×池田
5(0) 右クロス 2(1) ×小泉、○桑彬
3(1) 左クロス 3(2) ○桑卓、×真希、○篠田
0(0) 右側CK 0(0)
1(0) 左側CK 2(0) ×真希、△真希
1(−)  犯OS  1(−) ・石垣
4(1) ファウル 2(0) ・高野、・佐野

[後半]
 後半、清水は一気に7人を交代。前半の戦術上の問題は少なかったので、テスト目的だと思われる。池田と違い、攻撃に長のある神田と真希が組んだため、中盤中央はフラットに並んだ。一方の豊生は、前半終了直前に途中出場の17番を容赦なく交代し、ハーフタイムにポジションを入れ替え、6分に18番を20番と交代。20人以上で遠征しているチームだが、主力を残し、この試合に懸ける気持ちを感じさせる。
 親善試合と思えない激しさを見せる豊生に対し、昨年のレギュラークラスが抜けながらよく戦う。特にCH2人のテクニックが清水の勝負所で、8分には右サイドで受けた真希が中央に移動しつつ右足アウトサイドでスルーパスを出すが、FW町田のオフサイド。10分、中盤でインターセプトしたCH神田が素早い切り返しで対面を抜き去って中央突破、DFラインに突っ掛ける前に横パスを出し、併走してきた真希が代わって突っ込んでシュートを撃ったが、ここも豊生GK、勇気を持って前に出てコースを塞いだ。
 しかし、徐々に豊生の強烈なプレスが功を奏し始める。長身2トップに放り込む攻撃に対してCBの2人、石垣はクリアの精度に欠け、166cmの渥美は圧迫されて余裕がない。後方からのパスが乱れは前のCH2人にも影響し、神田は19分に自陣でキープできないで21番にミドルを放たれ (枠外)、真希にも決定的なキックミスが何度かあった。こうなると清水もロングパスが増えるが、新2年生2トップは篠田のように大型の相手をいなす技術にも、石垣のように対抗できる体格にも不足し、味方が上がる時間を稼げない。だが20分、中盤の奪い合いでFW竜男を削りにいった豊生14番が警告を受け、2枚目で退場。清水は一息ついた。

 29分、真希が左に叩いて佐野が中央に戻すと、途中でカットに入ったDFの覚束ない足下から神田が奪い返して、PA内に抜け出す。GKと1対1になってフェイントを掛けようとスピードを落としたところ、後方からDFのスライディングが入って左CKに逃げられた。谷野のキック、中央の密集地から得意のニアに突っ込むのは町田。巧みに頭を捻ってファーを狙ったが、惜しくも枠を捉えず。相変わらず、一瞬に懸ける男だ (笑)。
 だが、ここから10人の豊生が意地を見せる。激しいプレスで清水のミスを誘い、互角以上のポゼッションを保ち、積極的にミドルを放つ。すると32分、豊生GKのゴールキック、PA手前の嫌らしい位置まで飛んだロングキック、競り合いはもつれ、バウンドしてPA内へ。清水DFが足を投げ出し、GK晃太が抑える。と、晃太はバックパスになると思ったのか、単なるミスか、ボールをポロリ。素早く21番が拾ってゴール距離5Mでシュートを放つが、なんとこれをニアに外してしまう。清水は九死に一生を得た。
 その後も豊生の攻勢が続いたが、石垣を中心にそれを跳ね返して試合終了。ホイッスルの瞬間、気力尽きて地に伏した豊生GKが印象的だった。これが四強制度でサバイバルする、韓国高校生のメンタリティーなのだろう。やはり、他国との試合は面白い。

豊生高校      清水エスパルス
4(0) シュート 2(1) ○真希、×町田
2(0) 右クロス 3(0) ×柴田、×真希、×柴田
4(1) 左クロス 2(1) ○谷野、×谷野
1(0) 右側CK 1(0) ×柴田
0(0) 左側CK 1(1) ○谷野
0(−)  犯OS  4(−) ・町田、・町田、・町田、・竜男
5(0) ファウル 4(1) ・竜男、×谷野、・谷野、・竜男


▼試合結果

清水エスパルスユース 1−0 豊生高校 (韓国)
 得点:前半02分:清水・篠田 悠輔 (石垣 勝矢・スルーパス)
 警告:前半26分:豊生・14番  (ラフプレー)
    前半32分:清水・池田 康彦 (異議?)
    後半20分:豊生・14番  (ラフプレー)
 退場:後半20分:豊生・14番  (警告2回)


▼選手寸評

[私撰MVP]
●桑原 彬 (2年・右SB)
 頼りなさがすっかり払拭され、脆かったフィジカルも十分に韓国選手に対抗できていた。従来の良さである判断の良さも健在で、この日かなり怪しかった岩本を素早くカバー。攻撃でもパスカットや持ち出し方で、判断の良さを垣間見せていた。

[私撰MIP]
●高野 美臣 (3年・CB)
 よく声を出し、チーム全体を引き締めた。DFラインならどのポジションもできる選手なだけに、今年のDFリーダーの筆頭候補になるだろう。プレー面でも足を滑らせるなど細かいミスはあったが、よく戦い、正確なクリアで二次攻撃を防いだ。

●篠田 悠輔 (3年・FW)
 昨年は不完全燃焼に終わったが、やはり今年のエースはこの男か。先制点のシュートは、日本人離れした完成度。真司と同様に大柄な相手にこそむしろ真価を発揮するタイプで、ダイレクトタッチや緩急の落差で大柄な相手を巧みに罠に掛けた。



Jrユース
 05年01月23日 (日) 13:00開始 鈴与育成G
 第30回 日韓親善交歓サッカー大会
 対 豊生中学 (韓国) ※30分ハーフ
 天候:雨

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       豊生中学:
−−−−−−高橋− 佐野孝 −−−−− −−−−−−11−−10−−−−−−
− 佐野傑 −−−−−−−−−吉川−− −−13−−−−−−−−−−14−−
−−−−−−杉山−−深澤−−−−−− −−−−−−05−−12−−−−−−
− 加瀬澤 −岩崎−−狩野− 望月卓 − −−18−−??−−03−−06−−
−−−−−−− 望月景 −−−−−−− −−−−−−−−01−−−−−−−−
交代:なし              交代:前半11分:??→20
                      後半00分:18→08
                      後半05分:14→07
                      後半12分:20→22
                      後半23分:22→??
                      後半24分:07→17

▼試合展開
[前半]
 日本平から三保へ駆けつけるも既に試合が始まっていたため、最初10分間のスタッツは取れていません。

豊生中学      清水エスパルス
2(1) シュート 1(0) ×孝洋
1(1) 右クロス 1(0) ×卓馬
2(0) 左クロス 0(0)
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 1(0) ×佐傑
0(−)  犯OS  3(−) ・高橋、・孝洋、・孝洋
3(1) ファウル 1(0) ・杉山

[後半]
06分、豊生、左サイドから細かく繋いできたボールを10番が反転振り向きざまシュート。左端に見事なコントロール、0−1
14分、豊生、右サイドのオープンスペースに14番が抜け出し、切れ込んでシュート。GK望月が弾くも22番が詰めて、0−2
20分、清水、深澤をCB、吉川をCH、孝洋を右SH、岩崎をCFにポジションチェンジ

豊生中学      清水エスパルス
4(4) シュート 6(1) ×杉山、×佐傑、×孝洋、×杉山、×孝洋、○深澤
4(2) 右クロス 2(1) ○深澤、×孝洋
1(0) 左クロス 3(1) ○加瀬、×佐傑、×佐傑
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 2(0) ×杉山、×杉山
1(−)  犯OS  1(−) ・岩崎
5(1) ファウル 1(0) ・高橋

 豊生中は午前に日本平で清水FC戦 (△1−1) を行った後、移動しての連戦。ただ、20人ほどの大所帯のため、交代を利用して遣り繰りしているようだ。対する清水は、主力の柴田・望月恭・曽根・横山・西澤・前田・池上が不在。一昨年の大会でもそうだったように、県選抜あたりに呼ばれているものと思われる。新2年生チームは別の試合があるため、出場可能選手は新3年生計18人−7人=11人→ベンチ0人。厳しい。なお、監督は加藤氏。今までの太田氏に比べ、かなり戦術的な指示も飛んでいた。そういうのも求められる年代になってきたということだろう。伊達GMも姿を見せた。
 試合は豊生中の攻勢。特にFW2人は180cm近い長身で、フィジカルで完全に優位に立つ。だが、CHの深澤・杉山が良いチェックで中盤の組み立てさせず、そのFWを孤立。CB両名も、簡単に前を向かせない粘り強い守備を見せる。しかし後半、10番の個人技から失点。すると、それまでロングボールで前線の孝洋を走らせるだけの攻撃から脱却し、左サイドの佐野傑の突破を軸に、CH2人も盛んに前線に顔を出すようになったが、逆に14分に2失点目を喫してしまう。その後は岩崎を前線に上げてのパワープレーも目論んだが、慣れない戦術を選手たちが消化しきれず、そのまま敗戦した。


清水エスパルスJrユース 0−2 豊生中学 (韓国)


▼個人的好印象選手
杉山 一貴 (CH): 体格には恵まれないが、素早く散らして的を絞らせない。積極的にミドルも狙ったが、精度がもう一歩。
深澤 慶也 (CH): 前目前目で相手に食いつき、速攻を阻む。時折見せる攻撃参加も効果的で、前線でのプレー精度が高い。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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