えすぱっ子
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2005年01月01日(土) 新春御慶

 あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。皆様の益々のご健康とご多幸を、祈願申し上げます。

 04年は年初の展望とおり、ユース・Jrユースとも苦しい年になりました。ユースでは春先、主将となった枝村がリーダーとして意欲的な姿勢を見せていたのですが、結局1年間、怪我とその治療に明け暮れてしまい、余裕が失われた印象があります。突然の監督交代も含め、なかなかチームがまとまりませんでした。また、その枝村をはじめとして怪我人の非常に多く、背景にオフシーズンの体づくりに問題があったように見受けられます。スタミナ不足も顕著で、終盤での失点も多くありました。プリンスリーグが4月から始まるようになり、コンディショニングやピリオダイゼーションがいっそう難しくなりますが、冬の基礎体力作りは怠らないようにしたいものです。
 Jrユースは過去最悪の成績になりましたが、試合内容では全国で結果を残した掛川やグランパスとも互角に戦えてました。その彼らとの結果が明暗分かれた原因は、ズバリ「自信」でしょう。全国を経験してないこともあり、自分たちのサッカーを信じ、最後まで焦らずに普段どおりのプレーを続ける、そういう試合ができませんでした。
 ただ、今年の展望はそう暗いものではありません。ユース・Jrユース共、各ポジションに穴のない好チームで、それぞれ真希、前田といった全国有数のエースもいます。2年生に将来有望な素材も多く、彼らの突き上げも期待できます。ユースは望月監督続投にしろ、新監督になるにしろ、改めてポジションの見極めが行われるでしょうから、真希をどこで使うか、枝村に代わって緩急のリズムを創る司令塔を誰が務めるのかが、ポイントになるでしょう。Jrユースは、全国で戦うには大型選手の数に欠け、パワープレーに脆い部分があります。前線では池上、CB・GKでは新2年生も含めた切磋琢磨に期待しています。

 私事を話せば、昨年も1年間観戦するにあたり、多くの人に大変お世話になりました。特に電車で通う私に代わり、何度も現地の足代わりになっていただいたN氏には深く感謝するところです。また、プリンスリーグや高円宮杯の一定の成功に伴い、クラブユースへの関心が高まる中、エスパルスユースを応援する方々が日増しに増えてきたのも、大変有り難いことでした。応援団の方も幾度となく足を運ばれていましたが、ユース年代伝統の「頑張る姿を応援する」のではなく、プロ同様に「応援で勝たせる」のに対し、幾らか摩擦があったようにも感じました。アマチュアの少年である一方、プロの予備軍でもあるJユースに対し、どのような応援の形態が相応しいのかは、何とも難しいところです。
 さて、小職は今年7月まで、中国への長期出張を予定しており、今も忙しい日々を送っております。出張中は何かと情報にも疎くなってしまうかと思いますが、夏には復帰しますので、その時にはよろしくお願いいたします。当然観戦記は書けませんが、定期的に小ネタでも書けたらなあ、と思っています。
 それでは今年も、エスパルスのユニフォームを着る全ての人に、幸多からんことを祈って。


おまけ:
 筆者04年観戦試合数:70試合
  (トップ6試合、サテライト4試合、ユース30試合、Jrユース16試合、他14試合)
 ※昨年より少し、サッカー観戦症候群が快方に向かいました。TV観戦を含めると、とんでもないことになるのですが。


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ひかる。 @H.P. [MAIL]

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