風紋

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2004年12月27日(月) 目が冷える / 間があいた / パン屋で / 風邪とドラえもん / 本

自転車で走っていて、ふと「眼が冷える」と感じ、続いて「鼻が冷える」と感じた。

庭に放っておいた古いお鍋に氷が張っていたのを見つけた。ばりっと割ろうかと思ったものの、なんとなくもったいなくて、指先でつんつんと触れてみた。

冬が来たのだと実感した。

今日、自転車を走らせていた、とある道は、春になると毎年桜が一斉に咲きそろう。春は桜の下をわざとゆっくり通ってみることもある(後ろの人の迷惑にならない程度に)。

いまは、桜の木は葉を落としている。葉のない枝先は寂しいようで美しいようで。目立つところに、1枚、散り落ちずにとまっている葉を見つけた。背景には青い空。落ちるときがきたら落ちるんだろうけれど、落ちないで欲しいなぁと思いながら通り過ぎた。


前回にこの場所に日記を書いてから随分と間があいてしまった。そんなに間をあけるつもりではなかったのだけれど。

私は「紙2001」というソフトを使って、1度下書きをしてから日記を更新するのだけれど、いま文書ファイルを見ていると、「12月15日」というファイルがあった。開いてみると何も書いていなかった。ということは、12月15日くらいに1度日記を書こうとしたことがあったのだろう。…なぜ何をどうやって書こうとしていたのかなぁ。

ここのところ、何を書こうか(内容?)、どう書くか(方法?)と同時に、「書いている私はいったい何者か」ということを考えていた気がする。「書く」「書こうとしている」ということが既に私をあらわしているのかなとか、私の表現形態になっているのかなと。

で、いろいろ考えていたのだけれど、とりあえず、この場所には、私は書ける時に書けることを私に気持ちのいいペースで書いていくかな、と思った。

あと、風を感じたり周りの風景に心躍らせたりということを大切にしようと思った。


今日、パン屋さんでお客さんが店員の方に「焼きいもパンって焼きいもが入っているの?」といっている声を聞いた。

おいものあんが…と答えている声は聞こえてきたのだけれど、…答えの内容を聞きそびれた…。


数日前から風邪をひいている(でも、もう治りかけている、というわけでこうして日記を書けているわけだけれど)。

この日記を読まれている方も風邪に注意してください。つらいです。私の場合は最初鼻が詰まって、その後のどにきました(アレルギー体質なので、鼻は埃やちりでもぐすぐすいうことがあるので、油断した)。

ところで、「風邪をひいて声がドラえもんみたいになってしまった」という比喩を聞いたことがあるようなないような、だけれど、来年の春にドラえもんの声優が別の方に変わったらこの比喩はどうなるのだろうか…と思った。と思ったのは、私が今の状況を説明する時にこの比喩を使おうとしているからなのだけれど…。


「夕凪の街 桜の国」(こうの史代著、2004年刊、双葉社、)(こちら)を、前回の日記で書いてから何度か読み直している。

先日、知人がこの本を読んだよと知らせてくれた。私はその方にこの本を読んでみてほしいなと思っていてそれをなかなか伝えられずにいたところ、別のルートでその方はこの本に出逢われたそうだ。しかも、その方も私にこの本を読んでみてほしいなと思ってくれていたそうだ。

なんだか心にしみた。ほっと嬉しかった。


ここまで書いて、「はー。やっと日記を書けた」と思った。←肩肘張って書かなくてもいいのになぁ。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)