風紋
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とあるお寺に伺い、住職の方とお話をしてきた。私はそのお寺の直接の檀信徒ではないのだが、最近何度かお伺いするうちに偶然お会いする機会があり、顔を覚えていただいたのだ。一度ゆっくりとお話がしてみたいと思っていたので、嬉しかった。
まだ肩に力が入りながらも、いろいろお話させて頂いて、本当に良かった。今は言葉にすることはできないのだけれど。またいつでも来て下さい、と声をかけていただいて、はいありがとうございました、と心から言った。
時間が経てば忘れてしまうものだと、無意識のうちに思い込んでいた。けれど今は、時間が経ってからわかることや、時間が経ったからこそ深まる想いもあるのだと思っている。だって、数年前は、今、このようになっているとは考えもしなかったから。
私が過去に経験したある出来事は、確かに悲しいものだったが、悲しいだけで終わらせたくない。「悲しい」以外の部分にも目を向けていきたい。だって、悲しいだけのことではなかったから。悲しかったこととして話せる部分だけではなくて、ごく普通に話せる部分もあるのだから。でも、悲しかったことも忘れずにいたい…というか忘れられない。今も悲しいし。今はそう思っている。
(2003/10/11,23:55記。ちなみにこの日の夜は、1週間の疲労が一気に出てパソコンを開く力もなかった。あぁ、1週間長かったよぉ。せめてこれだけは書いておきたいと思ったので…)
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