風紋

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2003年10月02日(木) 景色とお天気のことなどを書いた日記。

仕事と仕事との間に、思いがけず相当な長さの空き時間ができてしまった。建物の中に居るのも息が詰まるような気がしたので、仕事先の中庭の藤棚の下のベンチに座って、ぼーっとしていた。

いろいろと考えたり思いを巡らせたりしていたような気もするし、全然何にも考えずにただぼーっとしていただけのような気もする。気持ち良いお天気。風も心地良く吹いてくる。人工の小さな滝の水音も心地良く聞こえている。青い空を眺めていると、雲が割と早く動いていっていた。あぁ、いい空だなぁ。

いろいろごたごたと、大きなことから小さなことまで悩んだり考えたりしていて、“ぐわぁぁぁっ、もう何が何だかわけがわからないよ”と思う。とりあえず、“私は私だ”ということだけ覚えておけばいいかなぁと思ったりする。それだけでも大切にできたらいいなぁ。

えいっと気合いを入れて手を伸ばして、右手と左手を空にかざして、立ち上がった(近くを歩いている人から見ると変に見えるだろうなぁと、少し恥ずかしく思いつつ、何となくおまじない)。


帰り際に、西の空がとても印象的だった。燃えるような赤と書きたいところだけれど“燃えるような”と言うよりは、もう少し穏やかで優しい感じ。でもとても情熱的な感じ。


で、帰りは夜。火星と月を見て、何だかお互い呼び合っているみたいに見えるなぁと思いながら帰ってきた。


差し当たり、おそるおそるという感じで進んでいる10月のはじまり。景色やお天気のことしか書くことがないのか…?という感じの日記だが、その他のことと言ったら、ひたすら緊張して身をかたくしていたことくらいしか書きとめることがないし(でも、時間が経つにつれて緊張もほぐれてきたが…)。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)