風紋
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| 2003年08月27日(水) |
久しぶりに練習へ / 南の空 |
今、私は所属している楽団を休団している(7月30日の日記参照)。というわけで、練習日には多少心が痛みながらも、やっぱり行けない、でも行きたい、行けない…いつか練習に参加できるようになればいいなと思っていた(思っている)。
今日、午後にメーリングリストで練習の予定が携帯電話のメールに配信されてきたのを見て、私の好きな曲を今日は合奏するとのことで、急に行こうと思い立ち、するすると練習に行ってきてしまった。
“できる範囲で、のんびりと楽しめばいい”と自分に言い聞かせているのに、練習場所に着いたのが合奏開始予定時間を過ぎてしまって、自分を責めたりもしてしまった。結局、20分くらい遅れて合奏に入ったら、今日練習する予定の曲の1曲目をざっと通し終わったところだった。
楽器のメンテナンスはしていたものの、まともに楽器を吹くのが久しぶりで、なかなか思うように身体が動かなかった。コンスタントに練習に参加していた時は、頭で考えなくても自動的に動いていた身体の使い方を、今は忘れてしまっていて、身体の各部分がばらばらに動いているようなもどかしさを感じていた。
しかし、久しぶりに参加した合奏は楽しかった。特に主旋律でなくても、伴奏を受け持つところでも、音符の少ないところでも、とにかく音を出しているのが楽しくて、嬉しかった。それから、しばらく練習に参加しない間に、楽譜を今までよりも広い視点から見るようになっていた…というか、楽譜のこの部分では全体の中で自分はどのような役割を与えられているか、ここはなぜスラーがかかっているか、ここはなぜクレッシェンドになっているのかということを考えながら吹いていた(たまたま、別の団体で一度演奏したことがある曲だったからかもしれない)。
メンバーも皆、元気そうで良かった。ただ、事情を知らない人に休んでいる理由を聞かれた時は少しきまりが悪かった。「体調が悪いんです」とは言ったものの、こうして普通に見せようとしていれば、まったく普通だから、“体調が悪い”というのを免罪符にしているようで、罪悪感を感じた。実際、1時間ちょっとの間、合奏に参加している間も、時々息が苦しいなと思うことがあったのだけれど…。
時々こうして、楽器を吹きに行ければいいなと思う。少しずつでも、私なりに楽しむことができれば嬉しい。先はどうなるか、わからないけれど。
○ 南の空は、たくさんの雲に覆われていて、その中で火星が見えたり隠れたりしています。数秒ごとに、とてもよく見えたり、全然見えなくなったりします。
○ BGM:「火星」(組曲『惑星』作品32より):ホルスト作曲 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン)
やっぱり今日はこの曲かな、というわけで。この組曲の中で好きなのは「火星」と「木星」です。一度演奏してみたいな。
○ 秋の虫は、きれいな声で鳴いているのだなぁ。
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