風紋

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2003年07月28日(月) 夏 / 届きたい

夏とは思えないような涼しい気候の日が続いているが、空の見え方や陽射しのまぶしさ、“しゃわしゃわ”と聞こえてくる蝉の声を聞くと、やはり今は夏なのだと思う。

しばらく外に出ない間に、ずいぶんたくさんの種類の花が咲いていた。夏に咲く花は、凛とした強さをたたえているように思う。憧れる(全部が全部そうではないかもしれないけれど…)。


届きたい、と願い、必死に手を伸ばしている。しかし、届かない。手を伸ばす気力さえも消えそうになっている。届かなくてもいいとさえ思い始める。しかし、ぎりぎりの気力を振り絞って手を伸ばそうとする。なんとか、欠片ほどのものでも、届かせたくて。しかし、どのように手を伸ばすと届くのか、段々とわからなくなってきている。届きたいという思いだけが宙に浮いたまま居場所を失っている。

私は、そんな気持ちで書こうとしているような気がした(今は)。“届く”を“思いを伝える”、“手を伸ばす”を“言葉にする”と置き換えると。それは日記を書くことに限らなくて、知っている人と話したり、手紙を書いたり、メールを書いたりすることも、ある程度まとまった文章を書こうとすることも、そんな気持ちがする。

書けば書くほど、…なんと言えばいいのかな。…………、という感じがする。

“届きたい”のか“届かせたい”のか、よくわからないけれど。

伝言:一応、大丈夫です。元気な時は割と元気です。たぶん。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)