風紋
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| 2003年03月28日(金) |
出身高校の吹奏楽部の定期演奏会に行く / その他 |
出身高校の吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行った。自分も昔は在籍していたのだが。
感想は…なんだか複雑な気分だった。自分が高校生だったのが随分以前のことになり、また現役生と接する機会がほとんどなくなってからも相当な時間が経つ(卒業して3〜4年は頻繁に遊びに行っていたので、後輩の顔や名前、パートも割とよく知っていたのだが)こともあってか、多少距離を感じながら聴いていた感じがする。ステージを見ながら、自分がこの高校生たちの先輩にあたるんだなぁとも思わなかったし、高校生だった頃の自分が思い出されるということもなかった。それがいいのか悪いのか、よくわからないけれど、少し寂しくはあった。
何だか、多少突き放した見方をしてしまって、「全体の中での自分の役割(自分が主旋律かそうでないのか)を意識すればいいのに」とか、「もっと楽器に息を入れればいいのに」とか、「曲中の移動や立つタイミングとか打ち合わせをしておけばいいのに」とか、細かいことを考えながら聴いてしまった。何というか、自分たちだけが頑張るのではなくて、お客さんの立場から聴く(見る)とどうなるかをほんの少し意識するともっと良くなるのになと。今の自分自身も全然できていないことばかりなので恥ずかしいのだけれど(私も今でも一度演奏してみると自分のことしか見えてないし、その意味では偉そうに言えないというところはある)。
ただ、2年生はこの演奏会を最後に引退するということもあってか、演奏会にかける並々ならぬ気合いのようなものは伝わってきて、それは今も昔も変わらないんだなと。そして本当に楽しそうで。この高校生たちは、音楽と、このクラブにいる仲間のことが本当に好きなんだなぁと思った。
自分たちも現役の高校生の時、先輩方にこのように見られていたのかもしれないなと思うと、あの時の自分には何が見えていたのだろうと思ったりもした。
…やっぱりうまく書けない。複雑な気分だ。しみじみしているとか、懐かしんでいるとか、寂しがっているとか、苦々しく思うとか、いくつかそれらしい言葉は浮かぶものの、何だかどれもしっくりこない言葉のような気がする。
○ 明日はいつもと反対の電車に乗って、とあるところに行く。少し緊張する。というか朝早くに家を出ないといけないので本当は日記を書いている場合ではない。
今週は、諸事情で研究室を使えなかったのが予想以上に長引いたのであまり大学に行かなかった(と言っても行かなかったのは今日と一昨日だが)。勉強も全然しなかった(ほんとに生産的でない週だった)。体調もあまり良くなかった(寝込むほどではなかったが、疲れやすかった)。この3つの間に因果関係があるのかどうなのか、よくわからないのだけれど。言い訳できないなとは思う。
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