■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
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2003年09月24日(水) ノックアラウンド・ガイズ

まずね、これは看板に偽りあり。“「トリプルX」のヴィン・ディーゼル最新作!”などとヴィンの写真をでっかく中心に据えてさも彼が主役のように宣伝しておりますが、実のところ主演はバリー・ペッパーです。まあ私はこの人も嫌いじゃないので全然構わなかったんだけど、ヴィン・ディーゼルの大活躍を期待して観に行ったりすると確実に拍子抜けだと思います。注意。
そして内容の方もこれまた微妙な…。好意的に見ても限りなくC級に近いB級といったところでしょうか。主人公(バリー・ペッパー)はマフィアのボスを父親に持つ青年。マフィア稼業は性に合わないと自覚しつつも父(デニス・ホッパー)の名前の所為でカタギの世界には戻れない。ならば心を決めて裏世界で一人前と認めてもらおうと父に頼んで仕事をもらい、同じようなマフィアの二世仲間とつるんで裏金回収に挑むんだけど、これがまた見事に大失敗(しかも超くだらない原因で)。慌てて自力でお金を取り戻そうと必死になるもなかなか上手くいかず、そのうち事態収拾のため父の右腕であるジョン・マルコヴィッチが送り込まれてくる…。

マフィアのくせに陳腐な事情に踊らされていて、その辺バリー・ペッパーの真面目な演技が空回りしている感じでした。っていうかこれだけのメンツが揃ってたらたとえ脚本的にイケてなくてももっとどうにかなりそうだと思うんだけどなー。だって主演の二人に加えてデニス・ホッパーにジョン・マルコヴィッチですよ!なのにデニス・ホッパーなんて、もう全然普通なの。ああん実に勿体ない。
多少異彩を放っていたのはジョン・マルコヴィッチですが、それも役柄による効果というよりはあくまで彼持ち前のジョン・マルコヴィッチ的存在感にすぎないので作品の評価には繋がりませんでした。監督の二人はマット・デイモン主演作「ラウンダーズ」の脚本家コンビとのこと。次回頑張りましょう。あ、でもセス・グリーンはちょっとかわいかったです。




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ノックアラウンド・ガイズ 【KNOCKAROUND GUYS】 

2002年 アメリカ / 日本公開:2003年
監督:ブライアン・コッペルマン、デヴィッド・レヴィーン
出演:バリー・ペッパー、ヴィン・ディーゼル、アンドリュー・ダヴォリ、
セス・グリーン、ジョン・マルコヴィッチ、デニス・ホッパー
(劇場鑑賞)





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◆ ところで今回映画の内容と全然関係ないところで驚いたのは、銀座シネパトスが改装されていた! 場所はそのままなので外からだとたいして変わりないように見えるんだけど、中がすげーキレイになってるの。効果音のように響きまくっていた地下鉄の音も気にならず、新調された椅子にはなんとドリンクホルダーがついている!シネパトスなのに!傘立てまでついている!シネパトスなのに! いやああまりの衝撃に一瞬間違って日比谷スカラ座に来てしまったのかと思いました。(嘘です)

ちなみにシネパトス2と3は今改装中で、こちらももうじきリニューアルオープンとのこと。おお楽しみだ。なんだかんだといつもネタにしてしまい申し訳ないことですが、実は結構利用させてもらってます。


2003年09月20日(土) HOTEL

姉さん事件です! ぜんぜん意味不明です! 僕にはさっぱりわけがわかりません! なんかホテルなのに従業員がみんな変なんですよ。目とか光ってるんですけど! それでジョン・マルコヴィッチは客なのに地下牢でディナーだし、リス・エヴァンスは相変わらずキレてるし、サルマ・ハエックはハローハローうるさいのなんの。独特のデジカメ映像は揺れるしブレるし分割されたり暗視モードだったり、ころころ切り替わって頭クラクラです。姉さん何なんですかこの映画は!


ま、この意味不明具合はある意味予想通りでしたけどね。マイク・フィギスは「セクシャル・イノセンス」で懲りていたんだけど、ジュリアン・サンズ見たさに前売りまで買って観てしまったよ。内容はもう、ヴェニスにある古いホテルを舞台にした奇妙な映画としか言いようがないです。登場人物は、あやしげな従業員達と、映画撮影のために宿泊している人々と、その関係者。幻想なのか、現実なのか、映画の撮影が進行するにつれて、それぞれの欲望や思惑が混沌と入り乱れてゆく。
何とも理解に苦しむ仕上がりであります。いや、理解しようとすること自体ナンセンスなのかな。だってこの映画、事前に決まってたのは登場人物のキャラクター設定と劇中劇だけなのだそうです。あとは全て出演者におまかせ。シナリオなし。セリフはほとんど俳優達のアドリブ。とりあえず撮ってみて、その後スタッフキャストみんなで話し合って、OKかどうか決める。そんな風に出来上がったらしい。
さらに、◇衣装は自前 ◇ヘア・メイクも各自セルフで ◇全員自力で現地集合 ◇出演料は激安(しかもみんな平等) ◇撮影スケジュールは不明(というか立てられない) などなど俳優にケンカ売ってるのかと思うような悪条件が目白押し。そのあたり→公式サイトの「LETTER FROM DIRECTOR」に詳しく書いてありますが、しかしこの内容じゃ手紙っつうより挑戦状だよな(笑)。台本がないだけでも異例のことなのにみんなよく承諾したなあ。下↓では全員の名前は書きませんでしたが、実際そんな監督の趣旨に納得できたと思われる個性派の役者が集結しております。ルーシー・リューもデヴィッド・シュワイマーも、「アリーmyラブ」と「フレンズ」撮影の合間を縫って参加したとか。 

映像も独特で、こないだ「ハルク」で見たような画面分割がここでも使われていました。ただ、「ハルク」のあれが単なる視覚効果にすぎなかったのに対し、こちらはもう少し意義深い。4台のデジタルカメラを別の場所で同時に回し始め、しかもそれぞれのカメラが互いのシーンと交錯してゆくのね。それを、画面4分割で同時に見せるわけです。どこ見ていいのか面食らうし、4つそれぞれでみんな普通に喋ってるので字幕にも限界がある。途中しばしばホテル全景のショットが挿入されるんだけど、よーく見るとこれも4分割画面なの(下↓の画像参照)。だから微妙に歪んでいて落ち着かなくてあやしさ倍増。




あと分割以外にも、劇中劇のシーンは枠で括られていたり、暗視カメラで撮影されていたり(みんな真っ暗闇の中演技したらしいですよ!)、映像は本当に実験的です。これで内容がもっと取っつきやすければねぇ…。

ちなみに観ていて一番面白かったのはサルマ・ハエックとルーシー・リューの大バトルシーンでございます(笑)。「あら素敵。三年前のベルサーチね!」「ありがとう。まあその胸!豊胸したの?」「うるさいわねこのキツネ目!(と言いながら自分の目尻を引っ張るサルマさん)」 そしてギャーギャー言いながら取っ組み合いへ。これアドリブなんだよね?うわー怖い怖い。




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HOTEL 【HOTEL】 

2001年 イギリス・イタリア / 日本公開:2003年
監督:マイク・フィギス
出演:リス・エヴァンス、サルマ・ハエック、ジョン・マルコヴィッチ、
デヴィッド・シュワイマー、ジュリアン・サンズ、ルーシー・リュー
(劇場鑑賞)



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◆ ところで、この映画を観た新宿歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうでは本編上映前に非常時の避難方法についてスクリーンで解説があるんだけど、あーいちいち鬱陶しいよなー避難が必要な非常事態なんかそうそう起きるわけないじゃん早く予告編始めろよー、とか思ってたら、その後本編中に本当に地震があったので驚いた。すっすみません…わたくしが間違っておりました…。いや避難するほどじゃなかったですが、結構大きかったよね昨日の地震。

◆ 気付いたらカウンタ1万ヒット超えていて嬉しいです! 半分以上は自分で回してるんだと思うけど、でも数字が5桁ってなんかやっぱり嬉しいなあ。読んで下さってる方ありがとうございます。これからも細々と頑張りますのでどうぞよろしくー。


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