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2003年08月20日(水) ハルク

レディースデイのいい時間だというのに映画館ガッラガラ!いっそ清々しいほどに空いておりました。これ興行的にイケてないんですか? そんなに悪くなかったと思うんだけどなあ。

ストーリーは、超人ハルクです(古)。「スパイダーマン」「X-MEN」「デアデビル」に次ぐマーヴェル・コミック原作。わたくし「X-MEN2」の感想では、マーヴェルのオープニングってみんな似てる気がするなあー、などと呆けたこと抜かしてましたが、これ明らかに意図的にそうしてるんですよね。今頃気付きました(馬鹿)。
主人公の青年科学者ブルースがある時事故で大量のガンマ線を浴びてしまい、それがきっかけとなって以後怒りの感情を抱くと緑の巨人モンスター・ハルクに変身するようになってしまうお話。ブルース自身は善良な人でむしろ被害者、諸悪の根元は常軌を逸したマッドサイエンティストである実の父親という、マーヴェル原作らしい可哀相な生い立ち系。ブルースを愛し何とか彼を救おうとする同僚の女性科学者ベティ(ジェニファー・コネリー)がキーパーソン。

いやこれね、実際主人公のハルクよりもジェニファー・コネリーがめちゃめちゃ良かったです。キレイだし存在感あるし、何より好感持てたのが、CG相手によくぞそこまでシリアスに演技できるものだと感嘆させる真摯ぶり。つい「フェノミナ」なんかを思い出して懐かしんだりしてみましたけど(古)。
あとは、マッドサイエンティスト実父を演じたニック・ノルティに一票。このイッちゃってる具合は「スパイダーマン」でグリーンゴブリンを演じたデフォー氏を軽く超えていると思われ。なんだか最期はものすごいものに変身してましたよ。何なんだあれは!お、怖ろしい!

怖ろしいといえば、途中で変身した三匹のミュータント犬が私結構怖かったんですけど!夏休みだから子供もちらほらいましたがあんなの小さい子が見たら犬嫌いになっちゃうんじゃないの! プードルちゃんはほんとは可愛くて賢いわんこだから大丈夫だよよい子のみんな! それと、終盤ブルースの意識の中で鏡の向こうからハルクが襲ってくる場面では本気でビクゥッ!とか驚いてしまってちょっと恥ずかしかったです。ちっ脅かしやがって。

それから構成のことなんだけど、コミックのコマ割りを意識したと思われる画面分割が多用されていて、これ正直言って必要性はあまり感じられないものの(笑)、試みとしてはなかなか面白いと思いました。新感覚劇画調といったところでしょうか。その他、軍隊がショボかったり上映時間が長かったりツッコミ所は無数にありますが、全然期待してなかった割には退屈せずに楽しめたという感じです。そういえば監督のアン・リーって「いつか晴れた日に」の人なんだってね!へーえ。こういうのも撮るのか。意外。


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ハルク 【THE HULK】

2003年 アメリカ / 日本公開 2003年
監督:アン・リー
出演:エリック・バナ、ジェニファー・コネリー、サム・エリオット、
ニック・ノルティ、ジョシュ・ルーカス
(劇場鑑賞)


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