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| 2003年07月20日(日) |
(一言感想集「メメント」「タイムマシン」「記憶のはばたき」) |
ということで、ここしばらくの間にレンタルで観た映画の一言感想まとめて書きます。とりあえず今夜は第一弾。三連休レイフ・ファインズ化計画のはずがなぜかガイ・ピアース祭りになってしまった点はどうぞつっこまないで下さい。んもーカッコイイのかそうでないのか見極めるためだけに立て続けに何本も観ちゃったじゃないか!罪な男ねガイ!私の連休を返して!
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■ メメント
なかなか面白かったです。でもこれ、私はこういう映画だという予備知識があったからまだいいけど、何も知らずにいきなり劇場で観た人は「はぁ?!」って感じだったよねきっと。わかって観ててもラスト付近になると最初の方(最後の方と言うべきか)を思い出せなかったりして、もう私の記憶力全然ダメ。老化してる。DVD特典の時間軸再生を観てなんとか自分を宥めてみたり。 あと、アイデアは確かに奇抜だけどそれ以外は結構単調というか、全体的に静かな作りだという気がしました。そのあたり「インソムニア」と近いような。クリストファー・ノーランってこの二作しか観たことないけど、こういう雰囲気の監督なんでしょうか。
ガイ・ピアースは、うーん、割とカッコイイめだと思う…が、どうだろう…よくわかりません。スラスラスラって写真に書き込んでいた字がとても綺麗だったけど本人が書いてたのかな。 それからマトリックスじゃないアン姐さんって見慣れてなくてちょっと不思議。普通にスカートとか履いてるとちょっと不思議。出産おめでとう!(今更)
■ タイムマシン
幕開けが1800年代後半だったのでその時代が軸になってるかと思いきや実は近未来、いや、遠未来モノだった! 原作読んだことありませんががこういう話だったんですか。何も知らずに硬派SFを期待していたわたくしはいろんな意味で期待を裏切られました。いやもう、一体どこまで行ってしまうのかと(笑)。ガイ!起きろ!気を失ってる場合じゃない!とか思わず呼びかけそうになりましたけれども。SFっていうよりアドベンチャーだよねこれ。「猿の惑星」(ティム・バートンの)や「スターゲイト」なんかを連想しました。
ええとガイ・ピアースはですね、髪をなでつけてきちんとした身なりをしてる時よりも、汚らしくなっていく姿の方が断然良かったです。変な誉め方だけど。確かにおでこの出し方が決め手かもしれないです、きょうこさん(笑)。
あとジェレミー・アイアンズにはびっくり。あれじゃ誰だかわからんて。
■ 記憶のはばたき
主人公のサムは、仲良くしていた幼なじみの女の子を15歳のある夜に川で失って以来、心を閉ざして生きてきた。大人になって父親の葬儀のために故郷に戻った日、彼はルビーと名乗る女性に出会うんだけど、川に落ちて記憶をなくした彼女は何故か死んだはずの少女との共通点が見られ…、というお話。
厳しい言い方をすればベタで予想通りで目新しいところは何もない話なんだけど、でもこれがなかなか悪くないんですよ! 奇跡というほど重くなく、ファンタジーというほど軽くなく、丁寧で、とてもやさしい感じ。音楽も嫌味がない。最後はじわりと納得させます。 主人公の少年時代の描写が結構長いのでいつになったらガイ・ピアースが出てくるんだろうかと訝しみつつも、その子役の二人がとてもいい雰囲気なのでむしろもっと見ていたいと思いました。思春期のキラキラした雰囲気がね、すごくよく出てるの。ちなみに少年役の男の子が結構かわいい私好みの美少年です。(結局それか)
ガイ・ピアースはこれまで私が見たどの作品とも印象が違いました。演技派だったんだねガイ…! いやカッコイイっていうのとはちょっと違うんだけど、こういうのもいいね。いいよね。
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なんか一言感想と言いながら相変わらず長くてすいません。お付き合いいただいた方ありがとうございます。 ていうかこれだけ見てもガイ・ピアースがカッコイイのかそうでないのかまだよくわからないってどういうことでしょう。やはり評価が難しい謎の男ガイ。でもまあ、これだけ見ても萌え〜とか言い出さないってことは、少なくとも私のタイプとは違うってことなのかもしれません。決して嫌いではないけどね。
****** メメント 【MEMENTO】
2000年 アメリカ / 日本公開:2001年 監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス (DVD鑑賞)
****** タイムマシン 【THE TIME MACHINE】
2002年 アメリカ / 日本公開:2002年 監督:サイモン・ウェルズ 出演:ガイ・ピアース、サマンサ・ムンバ、 ジェレミー・アイアンズ (DVD鑑賞)
****** 記憶のはばたき 【TILL HUMAN VOICES WAKE US】
2001年 オーストラリア・アメリカ / 日本公開:2002年 監督:マイケル・ペトローニ 出演:ガイ・ピアース、ヘレナ・ボナム=カーター (ビデオ鑑賞)
※ かなり内容に触れてます。未見の方ご注意下さい。
私は公開終了間際に観たのでそれまで雑誌のレビューやいろんな方の感想を興味深くチェックしてたのですが、この映画って、すごく評価が分かれていたような気がします。タルコフスキー(あるいはスタニスラフ・レム)への冒涜だというような意見もあればその逆もあり、例えば作家の松浦寿輝なんかはソダーバーグがこれまで撮った中で最高の出来映えだなどと断言していた(@「群像」たぶん先月号あたり)。それで実際に観てみたところ、私は後者寄りです。いやさすがにソダーバーグの最高傑作とまで言い切る自信はないけれどもね、「トラフィック」や「エリン・ブロコビッチ」や「アウト・オブ・サイト」よりこっちが好きだなあと。
まず時間をコンパクトにまとめてくれてたことが良かったです(長い映画苦手なんで)。短い中で主人公クリスとその妻に焦点を絞りドラマ性の高い仕上がりになっている。これ、当事者みんなが“わかってる”というところがミソなんだよね。ソラリスの海によって生まれた妻レイアが本人でないこと(人間でないこと)をクリスはきちんと理解している。さらに本人のコピーではなく「クリスの記憶の中のレイア」にすぎないこともわかっている。しかも再生されたレイア自身もそのことに気付いてる。その上で、どうするか。どうなるのか。「答えはない。あるのは選択だけだ」というような台詞を確かジバリアンが言っていましたが、その通りここから先は心理的葛藤を軸にした人間ドラマの領域になるわけです。そうしてクリスは彼女を愛することを選ぶ。
そもそもこの手の話というは話の展開そのものよりも状況設定が命だと思います。つまり“人の記憶を元にして人間を再生するソラリスの海”というアイデアを含有してる時点で原作「ソラリスの陽のもとに」はもう半分成功したようなもので(って読んだことないけどさ)、だから映画化の際はこの設定を引き継いでその先を自分好みに味付けするという方法が取りやすいんじゃないかな。リメイクといえども割とオリジナル度が高い仕上がりに出来る。今回のソダーバーグ風味は私好みでした。記憶と夢と現実が入り混じったような映像も、台詞や音楽抑え気味の静謐な雰囲気も、良かった。あ、あとジョージ・クルーニーがすごく良かったよ! 今まであんまり好きじゃなかったんだけど(ファンの方すみません)、今回見直しました。「コンフェッション」にも期待します。
****** ソラリス 【SOLARIS】
2002年 アメリカ / 日本公開:2003年 監督:スティーブン・ソダーバーグ 出演:ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン、 ジェレミー・デイヴィス、ヴィオラ・デイヴィス (劇場鑑賞)
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