月の輪放浪記
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2008年12月30日(火) よいお年を

9月の日記の次が年末のご挨拶。
長期間のサイト放置、誠に申し訳ありません〜。
更新できないんだったら一度きちんと閉じたほうがいいのかも、と思ったりもしましたが、何かこう、開けてさえおけば繋がっていられるご縁もあるのかしら〜的な希望が捨てきれず、今に至るのであります。

管理人の現状報告。
重たい話ですみません。嫁の私を娘のように可愛がってくれた義理ママが、この11月に旅行先で脳内出血を起こして倒れ、そのまま亡くなってしまいました。倒れる直前まで、本当に楽しそうにしていたそうです。75歳、早すぎる死ではありましたが、楽しい時間のままでほとんど苦しまずに亡くなったこと、家族で最期まで看取ることができたことが何よりの救いです。旦那が喪主なもので、お葬式とかお布施とか戒名とか香典返しとか仏壇とかお墓とか相続とか色々あって、もう二人して何がなんだか判らなくなってます。喪失の哀しみの間にそういう実務がバンバン挟まるので、普段だったら考えられない額の金銭のやりとりを「ご供養」の一言でポンとしてしまうのです。世の中は100年に一度の経済危機だと言うのに。戒名には私の冬のボーナス丸ごと全部充てても全然足りませんでした。ママはきっと天国で「あなた達何やってるの!?お葬式にはお金かけなくていいって言ったでしょ、戒名なんていらないから貯金しときなさい〜っ!」って心配してると思います。でもねえ、ご供養は亡くなった人の為というより、生き残った人の心の整理の為に必要なんだと思うんですよ。女手ひとつでひとり息子を育て上げた偉いお母さんなので、旦那と私の気が済むまでせっせとご供養させていただきます。

喪中につき、年明けのご挨拶は控えさせていただきますね。
皆さまもお身体にはくれぐれも気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください。


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