月の輪放浪記
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2004年09月23日(木) 映画みました其の28『ヴァン・ヘルシング』

ちょっと前にBSアニメ夜話で『カリオストロの城』をやっていまして、自分も大好きだったので見てたんですが。あれって一見カンペキに見えるんだけど、実は4ヶ月の突貫工事で作った突っ込みどころだらけの作品だったんですね!いや〜全然気づかなかったな〜見事にだまされてたな〜。そんなストーリーの瑕など観客に微塵も気づかせず、いかにもちゃんとした映画のように仕立ててみせる、そこが宮崎駿のモンスターなところなのだという結論でした。面白かったですー。

で、『ヴァン・ヘルシング』なんですが。勿論ヘルシングさんが宿敵ドラキュラ伯爵を倒しに行くお約束な話なんですね。しかも共演はフランケンシュタインに狼男ですよ!どー料理すんですか、この不動のキャラクター群を?そりゃどーしようもないでしょう、きっと普通に楽しいB級映画なのでしょう。そう思ってお金をかけたB級映画が大好きな私はワクワク見にいったんですが、そしたら!!そのとおりでした!!いや〜楽しかったです!!!細かいところは全然気にならないんですよね。映画の楽しさは目新しい設定とか矛盾のないストーリーとは無関係なんだな、と改めて思いました。

まず!ヒュー・ジャックマンのヴァン・ヘルシングがとぉってもタイプだったわ〜♥ 『Xメン』のときもそうだったけど、ガタイが良いので特異コスチュームが映えるのですね。ケイト・ベッキンセールのアナ王女も大変美しくてヨイ。『アンダーワールド』のときはさんざんけなしてしまいましたが、こういう女っぽい役をやって欲しかったのよ。いい味出してる修道僧カールは、あれ?と思ったら『ロード・オブ・ザ・リング』でファラミアやった人でしたよ!そしてそして、ドラキュラ伯爵の化け物っぷりのなぁんてステキなこと!鏡に映らないとか動きが素早いとか普段は貴族ちっくだけど怒ると怖いとか、そんな吸血鬼に対してごく当たり前に私たちが持っているイメージをとってもイイ感じに演じきってくれて。だから見ているほうは「うんうん、そうなの!ドラキュラはそうでなくっちゃ!伯爵ステキ〜♥」といつのまにか応援していたりするのよ。

ヴァン・ヘルシングはバチカンの命を受けて化け物退治をしているのですが、自分の過去の記憶がなかったり、そのくせ大昔の戦争の記憶があったり。ちょいと謎のある設定です。そして何よりも私のツボだったのが、光と闇を合わせ持つキャラクターであること。神の名において、自らは血まみれになりながら、時には大切なものを失いながら、悪を滅ぼしているのですね。ああ、タイプだわ〜(ぽっ)

続編、きっとあると信じております。だって監督はスティーヴン・ソマーズ。誰もが『インディ・ジョーンズ』の二番煎じだと信じて疑わなかった『ハムナプトラ』をあれだけヒットさせて、『ハムナプトラ2』『スコーピオン・キング』まで引っ張った前科のある方ですもの。心から待っていますわ、だからお願い監督続編作って〜このままじゃイヤです!「神の左」が○○○○○なんでしょ?だったら右は○○○○?ああ、知りたい〜♪


2004年09月16日(木) 映画みました其の27『スパイダーマン2』

もう公開も終了間際、慌てて見に行ってきました。
楽しかったです〜前作よりずっと面白くなってましたよ!

今回の敵は背中から4本の金属アームを生やしたドック・オク(ドクター・オクトパス)。つまり蜘蛛男VS蛸男(笑)この4本の金属アームが別々にうねうね動く様子がまるでキングギドラのようで、とってもかっこよかったです。そんなタコとクモの空中戦ですよ。ビルの谷間、タワーのてっぺん、走る電車の屋根の上。あーCG面白かった♪

そんな現実離れしたヒーローと悪役のスーパーアクション特撮映画なのになのに。設定もストーリーも無茶やってるのに。それでも身近なお話に思えるのはいったい何故なんでしょう?
普段はちっともカッコよくない、貧乏で情けなくて悩んでばっかのヒーロー。可愛いんだけど特にスゴイ美人でもない隣のおねえさんなヒロイン。どこにでもいる善良で人生を正しく生きているおばさん。そのへんで遊んでるヒーローに憧れてる男の子。普通の人々の中に、スパイダーマンというヒーローはちゃんと馴染んでおさまっている。そうですね、町の勇気ある消防士さんくらいの感覚で。そこが実にいいんです。

キーワードは、
『大いなる力には大いなる責任が伴う』
『より大きな正義のために、何かをあきらめなければならない時もある。たとえそれが自分の夢であったとしても』
このへん、子供よりも大人の方がググッときちゃう言葉かも〜。
これは何というか、正しいヒーロー映画だと思うんですよ。子供に安心して「さあ、彼をお手本にするんだよ」って言えるような。困っている人を助けるとか、大切な人を守るために自分は我慢するとか、嘘はつかないとか、そうやって成長していく人間がヒーローなんだよと。
子供たちに向けられた誠実なメッセージは、大人にとっても説得力があります。結構ホロリときました。


【おぼえがき】
監督: サム・ライミ(デビュー作は『死霊のはらわた』)
スパイダーマン: トビー・マグワイア(『シービスケット』の騎手やったヒトですね!)
ヒロイン: キルスティン・ダンスト(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の吸血鬼の少女役)
キャッチコピー: 「運命さえも敵なのか。」
制作費:220億円
『スパイダーマン3』は2007年公開予定。


2004年09月10日(金) 更新しました(ギャラリー)

日付変わってしまいましたが、ギャラリーに過去のトップ絵5枚(トラとか脱いでるのとか色々)を再アップしました。
まだ他にもあったんですが、時間切れ〜明日の支度しなきゃ!
今週は金曜日から日曜深夜までずっと出かけております。
姉がめでたく女の子を産んだので、お手伝いに行くんですよ♪
そういうわけでちょびっとネット落ちしますので、よろしゅうに。


2004年09月01日(水) 更新しました(トップ絵)

トップ絵をコメコメ花火からイバラなOさまに変更しました。
ちょこさまから2周年祝いにいただいて、とっても気に入っていたのですが、さすがに9月に花火というのも…ということで、コメコメアートは後日まとめて別室にアップさせていただきます。


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