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| 2002年12月28日(土) | 映画みました��『マイノリティ・リポート』 |
日記に映画のことを書いたりしているもんで、友人に「よく見てるね、詳しいんだね」と言われました。詳しい？イヤイヤ、そんなことは全くない。予告編やＣＭ見て面白そうなエンタメ映画をフラフラ〜と見にいっているだけである。監督や役者さんの名前をもっともらしく列挙するのは、書いとかないと忘れるからです（＾＾；）監督で映画を選んだりとかはほとんどしておりません、そんなに知らないから。
今回見に行った『マイノリティ・リポート』もそうでございました。
スッゴイ面白かった！のですが、見終わってクレジット見てから納得、あっスピルバーグだったのね〜！原作は『ブレードランナー』のフィリップ・Ｋ・ディックの短編、音楽は大御所ジョン・ウィリアムズ。そんでもって他のスタッフもアカデミー受賞者ばっかり。そうかトム・クルーズ主演だし、お金もいっぱいかけているのね！そりゃー面白いワケだわ〜
以下、タイトルの理由だけネタバレです。
舞台は２０５４年、ワシントンＤＣ。殺人は全て３人の予知能力者（プリゴーグ）によって予知され、未然に防がれる。殺人のない、１００％安全な世界。もう誰も家族や恋人や友人を殺されることはない。人間に幸福をもたらすはずのシステム、けれど果たして欠陥はないのか？
答えはＹｅｓ。３人のプリゴーグは時として異なる予知をする。しかし、それは少数派の報告（マイノリティ・リポート）として闇に葬られていく。
それは、あり得たかもしれないもうひとつの未来。未来は定まってなどいない、運命はいつでも人の手の中にある。人は最後の瞬間まで「選ぶ」ことが出来るのだ。
プリゴーグは言う。その目で未来を見ていながら、“You can still choose（まだ間に合う）”と。
この映画を見て、自分がどうしてオスカルが好きなのかがわかってしまいました。人生は選択の連続。いつでも引き返せたのに。もっともっといくらでも楽に生きる道はあったのに。あの時も、あの時も、そしてあの時も。それでも自分の信じる道を選んで、一瞬の悔いもなく生きて、散っていったあの方の人生が眩しいのでございます（＞＜）
でもその茨の道、薔薇の運命はあまりにも悲しすぎて。だから私たちは想像してしまうのですね。原作ではみんな死んでしまったけれど、もしかして彼らにはこんな未来があったのかもしれない。あの時もしもこうだったら。きっとどこかで幸せに。子供だって。或いは、運命は変えられなくてもせめてその前にこんなひとときを。
そう願って、３０年という歳月が経ってもファンの手によって大量に書き続けられるパラレル/サイドストーリーは、ファンが夢見るマイノリティ・リポート、あり得たかもしれない「もうひとつの未来」もしくは「語られなかった過去」なのでしょう。
| 2002年12月25日(水) | クリスマス更新しました（いただきもの＆サイド） |
イブイブ更新する予定が、すっかり遅れました（＾＾；）
�。圍庁漫平燭鹵罎侶遏砲離廛譽璽鵐班�屋にnanaさまの『愛の鎖』をアップ。
去年の私のバースデーに書いていただいたものです。
ギャラリーにある『Love in Chains』とセットになっています。
→近道はこちら
�▲潺気舛磴鵝�ジェロちゃんに捧げるサイド『花の降る聖夜』を再アップ。
去年、ＢＥＴＨさまのお部屋のクリスマス企画に参加させていただいたものです。
ギャラリーのお絵描き『花の降る聖夜』からリンクしています。
→近道はこちら
| 2002年12月22日(日) | 映画みました��『グレースと公爵』 |
封切り日に映画を見るなんて、滅多にございません。なんとなく達成感（＾＾）
この映画はきっとこれからご覧になる方も多いでしょうね、ネタバレなしで参りまーす。
長い映画でしたが、面白かったです。オルレアン公のイメージが変わってしまいました。グレースが「私の公爵」って言うところがスキ。
おフランスを堪能できて楽しかったです。実写版『Lady Oscar』の時にも思いましたが、やっぱり登場人物がフランス語喋ってくれないと雰囲気でないんですよね。わかるわからないは別として、言葉の響きが持つイメージというものが。やっぱり王妃さまは“ラ・レーヌ”ですよね、“クイーン”じゃイヤ（＞＜）そういやハリソン・フォード主演で今公開している『Ｋ−１９』、あれってロシア軍の潜水艦の話なのに英語でやるんですよね。“イエッサー！”とか言うんでしょうか（＾＾；）仕方ないことだとは思いますが、もしも選べるのならロシア語の吹き替え＋字幕で見たいぞ。
個人的には衣装がドツボでした。グレースが着ているドレスが本当にお洒落で可愛い。衣装は全て手縫いだそうです。あの時代そのままに作り、身に付けたときの窮屈さや動きにくさまで再現したとか。
油絵をＣＧ合成した背景も新鮮でした。全体的にも絵のように美しい画面ばかりで、展覧会で絵を見てるんだか映画見てるんだか自分でもわかんなくなっちゃって一石二鳥でした。
| 2002年12月19日(木) | ケーブルで映画みました『ストレイト・ストーリー』 |
まずは星空、そして風景、やがて室内へ。
カメラが、ゆっくりゆっくり動くのです。
まるで自分自身が画面の中に入り込んで、好奇心いっぱいに動き回っているかのような錯覚。
緩慢だけれど、イラつくほどではない。地に足をつけて着実に進んでいく、そんな心地良さ。
やがて、この長閑なカメラのペースは主人公の乗るトラクターの速度であることに気づきます。
主人公は７３歳のアルヴィン老人。妻を亡くし、不幸だけれど明るく強く生きている娘と二人暮らし。健康を害し、目が悪くて車の運転ができず、腰も悪い。
そんな彼が小さなトラクターに乗って５００キロを旅して、１０年前にケンカ別れした兄に会いにいく。
ただそれだけの映画です。
旅の途中でもちろん色々あるのですが、基本的にはそれだけ。
ただそれだけのことに自分の誇りと後悔と残りの人生をかけて、はるばるアイオワからミシシッピ川を渡ってゆくのです。
このアルヴィン老人が本当にカッコイイのです。
ホレボレするほど筋金入りのアメリカ男。時には少年のようです。
旅の途中で出会う青年たちは若くてきれいだけれど、なんと浅薄に見えることか。
月９ドラマ『ロング・バケーション』のハイライトシーンを思い出しました。
夢を捨てようとする瀬名に、南が弾いてきかせる下手くそなピアノ。
子供に混じってピアノ教室に通って、必死で練習して、たった１人のために奏でられる音楽。
「トラクターに乗って兄に会いに行く」という行為は、これとよく似ていると思います。
馬鹿馬鹿しいから誰もやらない。
誰もがもっと楽な道を選ぼうとする。けれど、敢えて愚挙におよぶ。
だからこそ、大切に思うたったひとりの心に真っ直ぐに届く。
ちょっと記憶が定かでないのですが、ロンバケで南のピアノを聞いたあと、瀬名はこんなことを言っていたと思います。台本にはなかった涙を流しながら。
「なんでだよ」
そう、まさにこれ。
なんでだよ、なんでこんなことしてくれるんだよ、俺なんかに。
その答えはいつの時代でも、どこの国でも同じ。
恋人同士であろうと、兄弟であろうと、夫婦であろうと、友達であろうと。
だってあなたが好きだから。あなたが大切だから。
デヴィッド・リンチ監督、リチャード・ファーンズワース主演、彼の娘にシシー・スペイセク（上手〜！）。１９９９年のアメリカ映画です。
落ち込んだとき、ぼんやり脱力して見てください。
ゆっくりと画面の中に入り込んで、アルヴィン・ストレイトに会いにいきましょう。
| 2002年12月16日(月) | 更新しました（リンクページ） |
リンクページを更新しました。
��emilyさまのサイト[em]をリンク。
一応ベルリンクに入れさせていただきましたが、コンテンツは色〜々です。
そのうち「美術部リンク」でも作って入っていただこうかしら〜（＾＾）
�∩悩牴阿気鵐螢鵐�に『１キロバイトの素材屋さん』
トップページに雪を降らせていただきました m（_ _）m
| 2002年12月15日(日) | 星空の誘惑 |
夕べは１２月１４日、双子座流星群の観測日でした。
寒かったので３０分だけベランダに出て眺めていたのですが、運良く大きいのも含め５〜６個見ることができました。とても綺麗でした（首は痛かったけど）
双子座流星群と名前はついていても、星座自体は流星群とは無関係なんですね。単に『双子座のカストルとポルックス（でへへ♪）を中心として全天に見える』からそう呼ばれるのだそうです。目印ですね。
もうひとつ有名な獅子座流星群（Leonids Meteor Stream）。こちらは『レオニード』ですね〜。なあんてツボな名前がついているんでしょうねっ（はぁと）
| 2002年12月09日(月) | 初雪更新しました（トップページ） |
朝起きたら、いちめん真っ白でした。初雪です。さむーい！！
そういうわけで、発作的にトップページを更新しました。
使い回しの絵ですいません（＾＾；）
これに背景をつけられなかったことがずうっと心残りで。
お、雪ならいいかな、と思い立ちました。
このポーズ、ブラピ夫妻なんです。
映画雑誌に載っていたグラビアで、二人が同じ方向を向いて笑っている横顔が好きで。何を見ていたのかな。
| 2002年12月08日(日) | 映画みました�─悒魯蝓次Ε櫂奪拭爾犯詭�の部屋』 |
１作目の『賢者の石』を見たときも思ったのですが、この映画は子供の頃に見たかったです。もうオトナになってしまったので、どうしてもよく出来た箱庭を外側から鑑賞するような感じです。子供が主役のファンタジーなので、大人の役者がそれに合わせて演じるかたちになって、役者同士の緊張感みたいなものが感じられなくてつまらないのです。せっかくケネス・ブラナーが出てもあれじゃなあ。原作読んだ方が自分でいろいろ想像できて楽しいかもしれません。
でも、もちろん嫌いじゃありませんよ〜。ハーマイオニーが可愛くて大好きです。演じるエマ・ワトソンはまだ１２歳。今回は彼女の出番が少なくて不満だったのですが、パンフに「出番が少ない分学校に行けたのが嬉しかった」ってコメントが書いてあって、まあなんて可愛いこと（＾＾）ええええ、それならいいのよ〜♪
あとはハウスエルフのドビーがおかしかったです。また出ないかな。頑張れドビー、もっともっとでしゃばるのよ〜〜！
次作からはリチャード・ハリスのダンブルドア校長先生には会えないのね。合掌。
始まる直前に『ロード・オブ・ザ・リング 二つの搭』の予告編が流れましたが、ド迫力でした。ものすご〜く楽しみです！
次は『マイノリティ・リポート』、前売り買いました。お得です（＾＾）
| 2002年12月07日(土) | 続・四角い誘惑 |
ゲーム熱、再び。
やばいです。なんかやっちゃいそう、この暮れの忙しいときに。
思い出すのはロマサガ２。
プレイヤーがボヤボヤしている間に勝手に歴史が進むリアルタイムな無常感がよいのです。
コントローラーを落っことして「ああ、間に合わなかった…もうこの国は滅びてしまった。許してくれ、私があの鉱山で資金稼ぎに夢中になっていたばっかりに」みたいな。
楽しかったなあ〜（＾＾）
いや、しかし二度と手を出してはいかんのだ。やったらまたハマるっ
というわけで、代わりに画集など買ってみました（おいっ）
これは願ってもない口実、おほほほ前から欲しかったのよ〜
『小林智美 ロマンシングサ・ガ画集 −時織人（ときおりびと）−』2330円。
ネットで本を買ったの初めてだったのですが、いやあ便利ですねえ。
在庫があったのできっかり３日で届きました。カード利用で1500円以上だから送料もナシ。
そして開いてみて、ガーン。う、う、うるわしいいいい〜〜〜（＞＜）
やっぱりこの人の絵はツボだああああ（T T）
閉じ込みポスターがついていまして、これがまた良くて、甲冑着たジェロさん似の手負いの皇帝陛下が水辺で彼のファム・ファタル、美しい人魚と出会うシーンが描かれていました。がびーん。う、美しい…こんな絵あったんだ〜ひどいわ、攻略本には載ってなかったわ！ウソツキ（？）
ゲームのストーリーでは、その後ジェロ陛下は二者択一を迫られます。人魚と再会し、皇帝の地位を捨てる苦難の道。もうひとつは彼女を諦め国家の大命を優先に生きる道。選択はプレイヤー次第。後者の方がやや楽ですが、やはり前者にチャレンジしたいところでしょう。そして、ハマる。
このゲームは主人公の皇帝がバンバン代替わりしていきながら強くなっていくというシステムになっていて、いかに次世代へ覚えた技だの能力だのを引継いでいくかがポイントなのですが、人魚の彼女と再会するためには、なんと代替わりが許されないのです。代替わりして強くなり、敵を蹴散らしながら会いにいったところで彼女は出てきてはくれません。なぜなら、それは彼ではないから。記憶を引継いではいても、あの日あの時あの場所で出会った彼ではないから。
だってそれが恋なんですもの（*＾＾*）
なのでジェロ陛下は何がなんでも彼自身で彼女をゲットしなければならないのです。まだ弱いから途中で死んじゃって、強制的に代替わりが起こったりもします。そうなったらどうするか？もちろんやり直すのですとも。リセットボタンを押しまくり、どこでセーブするかを人生の大問題のように悩み抜き、プレイヤー自身が睡眠不足で死にそーになりながら、生きて再び我がシルフィード（人魚だけどね）に会える日まで戦い続けるのです。ああ、なんてロマンシング（はぁと）
う〜ん、やっぱり手を出してはいけない。
