Monologue

2002年11月29日(金) レオリオの『目覚まし時計』日記 4

“お前は私と違って、寝起きは良いのかと思っていたぞ?”

『相方』は冷静沈着に淡々と言葉を紡ぐ。

“私と一緒に居た時も、むしろお前の方がいつも私を起こしてくれていたでは無いか?
それなのに、何故あの様な痴態を曝してしまったのかと私は考え・・・・・”

「っるせーな!別に良いじゃねぇかよ!!」

・・・・・と、

“『目覚まし時計』に追い掛けられて、街中をストリーキングしちゃった事件”を、
TVの『ワイド・ショー』でバッチリ観られちまったと云う気まずさから、
ついムキになって強い語調で返してしまう。

受話器の向こうで『相方』が微かに息を呑む気配を感じて、ハッと我に返る。

「あ、わりぃ」と詫びると、

“いや、私も少し言い過ぎてしまった様だ・・・・・・”

『相方』もすまなそうにポツリとそう答えた。


何だかガキみてぇだ・・・・・・俺。


ポリポリと右頬を掻きながら、
気を取り直して、俺は沈黙を破る言葉を懸命に探す。

「・・・・・・それよりも、お前ェこそ、ちゃんと一人で起きれてんのかよ?」

“あ、ああ・・・・・・まぁ何とか、な ”

やはり冷静な口調で『相方』はさらりと答える。

「そうか・・・・・・」

『ククルー・マウンテン』でキルアを救い出した後、
ほんの僅かの間だけ『相方』と一緒に暮らしていたあの頃、
低血圧の『相方』を起こすのに毎朝苦労した事を、ふと思い出す。

「そうだよな、
今朝だって、こうやってちゃんと早起き出来てんだもんな・・・・・・」


もう『相方』は、

『目覚まし時計』なんか無くても・・・・・

俺が起こしてなんかやらなくても・・・・・


“いや、私は別に早起きした訳では無いぞ ”

・・・・・・・・・と、

すっかりおセンチな気分に浸り切っていた俺に向かって『相方』は、きっぱりと言い切る。

“え?”と首を傾げながら、
 
「だって、現にこうやって起きてるじゃねぇか」

“いや・・・・・・”

そう言いながら『相方』は、
“ふわァ・・・”と眠そうな欠伸を一つすると、

“これから、寝る処なんだ・・・・・・”


・・・・・・・・・・・・・・・は?

『相方』の予想外の言葉に俺は耳を疑う。

「これから・・・って事は、お前今までずっと起きてたって事かよ?」

“ああ、そう云う事・・・・・・”

そう言いながら、また“ふわァァ・・・・・・”と欠伸をした後、

“『仕事』が・・・・・・なかなか片付か・・・なく・・・・・・て・・・・・・・”と言い掛けて、

また“ふわァァ・・・・”と、欠伸を繰り返す。

「『仕事』・・・・・・って、お前、今までずっと『仕事』してたのかよ?」

“ああ”と、
素気無い『相方』の答えを聴いて俺はいささか不安に駆られ、
思わず受話器に向かって声を荒げる。

「それって、まさか『労働基準法』に違反してねぇだろうな?
 お前、大丈夫なのかよ?」

“ああ・・・問題・・・無い・・・・全て・・・・・・・・”

“順調だ”と言い掛けたらしい『相方』の台詞は“ふわァァァ・・・・・・”と、
またまたまた欠伸に潰される。

何だか、聴いているこっちまで眠くなっちまいそうなのを堪えながら、

「ああ!もう良いから、さっさと寝ろよ!!
 仕事明けって事は、今日はもうゆっくり眠れるんだろ?」

“・・・・・・・・・・・こ・・せ・・・・”

「え?何だよ?」

眠くてむずかる子供の様に口の中でゴモゴモと喋る『相方』の言葉が
上手く聞き取れなくて耳を澄ますと、



“9・・・時・・・・・・なったら・・・・・起・・・こして・・・・く・・・・・・・”

まるでうわ言みたいに、
そう言い残すと同時に『相方』の電話は“プツッ”と切れた。

“ツーッ、ツーッ、ツーッ・・・・・・・・・・”と、無機質な不通音だけが聴こえる電話を切ると、
俺は“フーッ”と溜息を吐く。

9時になったら、って・・・・・たった2時間しか眠らねェつもりなのかよ?

『仕事』って・・・・・・一体、今何やってんだ?と、
次々と不安が沸き上がる胸の奥の片隅で、

(さぁ〜てvv何て言って起こしてやるかな?
“もう寝かせないぜベイビー♪”ってのはどうだ?)と、

不埒な考えをこっそり巡らせていた・・・・・・



2002年11月28日(木) レオリオの『目覚まし時計』日記 3

現在の時刻 AM6:58・・・・・・

俺は、枕元の『目覚まし時計』(←普通に市販されている物だ)の文字盤を確認すると
万年床の中で、数十回目の重い溜息を吐いた。

元々俺は、かなり寝覚めの良い方で、起きる時間の数分前には大体瞳が覚めるので、
実は『目覚まし時計』と云うのはあまり必要無いシロモノだった。

だが・・・・・・

先日、
愛しい相方クラピカの声で目覚められると云う『目覚まし時計』を、
少々卑怯な手段を駆使して一足早く手に入れた。

早速ウキウキ♪しながらセットして布団に入ったものの、

何とそいつはまだ『試作品』で・・・・・・

し・か・も、スタッフの遊び心とやらが満載されていたヤツだったお陰で、
エライ目に遭っちまった(←男泣き)

“カチカチカチカチ・・・・・・・”と無機質な秒針の音が、部屋の中にやたらと響いて聴こえる。

AM6:59・・・・・・あと1分。

そろそろ起きるか・・・・・・・と、思いながらも
最近めっきり冷たくなった外気に当たるのが、何と無くイヤで、
布団の中でゴロリと寝返りを打つ。

(・・・・・・アイツは、ちゃんと起きられてんのかな?)

毎朝、優しく起こしてくれる処か、
むしろこっちが起こしてやらなきゃならない
低血圧で朝に弱い相方の事を、ふと想い出す。

もし、アイツが傍に居てくれたら、

『目覚まし時計』なんか無くても・・・・・・

“カチカチカチカチ・・・・・・カチッ!! ”

AM7:00ジャスト

耳障りで癇に障る『目覚まし時計』の音が“ジリリリリ・・・・・・”と鳴り始めるのと同時に、
“Purururu・・・・・・”と充電中の『携帯電話』の呼出音が鳴り響いた。

誰だよ?こんな朝っぱらから・・・・・・

俺は布団から出ると、充電アダプターが繋がったままの『携帯電話』を手に取り、
液晶画面に表示された名前を見た途端、俺の瞳はいっぺんに覚めた。

ウソだろ?マジかよ???

「も、もしもし・・・・・・?」

半信半疑で着信ボタンを押して、耳に押し充てると、

“・・・・・・瞳は覚めたか?”

受話器の向こうから聴こえて来たのは、紛れも無く『相方』・・・・・・無愛想なアイツの声だった。

「あ、ああ、もちろん・・・・・・バッチリだぜ♪」

“ジリリリリリリ・・・・・・”

けたたましく鳴り続けているベルを止め様と
『目覚まし時計』の頭頂部をバン!と軽く叩いたら、その部分が俺の掌の形に凹んじまった。

もう二度と鳴らないだろうが、
俺は元々『目覚まし時計』無しでも起きられるので、あまり気に留めない事にする。

それよりも、この・・・・・・
愛しい『相方』からの電話の方がよっぽど重要だ。

“じゃ、私は失礼する”と、事務的な口調で言い、電話を切ろうとする『相方』に向かって、

「お、おいおい!ちょっと待て!!」

俺が慌てて呼び掛けると、

“・・・・・・・何だ?”

不機嫌そうな声が返って来る。
もしかしてコイツも寝起きなんだろうか?

「そんなにすぐ切らなくたってイイじゃねェか、久し振りなんだし・・・・・・元気か?」

“あ、ああ・・・”

ウキウキ♪と弾む俺の声とは対照的に、クラピカは何処か躊躇いがちに答える。

「どうしたんだよ?
珍しいじゃねぇか、お前ェの方から電話して来るなんてよ。
しかも、こんな朝っぱらから・・・・・・」

“・・・・・・・それは、その・・・・・・”

「・・・・・・何だよ?」

何だか言い難そうにボソボソと口篭もっている『相方』に、

「気になるじゃねぇか?はっきり言えよ」とツッ込むと、

“その・・・・・・お前、
昨夜TVの『ワイド・ショー』でコメントしていたでは無いか?
“離れて暮らしている『相方』の声で起こして欲しかった”と・・・・・・・”

その瞬間、俺の背骨の上を冷たい汗がタラ〜リと伝い落ちる。

「お前、もしかして・・・・・・・観ちまったのかよ?『アレ』」

ゴクリ、と唾を飲み下しながら、思い切って問うと、
受話機の向こうで『相方』が微かに頷く気配がした。

どうやら昨日の『ストリーキング事件』は全国ネットで放映されちまったらしい・・・・・・・
大変だ(汗)



2002年11月27日(水) レオリオの『目覚まし時計』日記 2

現在の時刻 AM6:58・・・・・・

俺は、まるで初デートの時みたいにドキドキvvv 
胸をときめかせながら万年床の中で、数十回目の寝返りを打った。


昨夜、
愛しい相方の声で目覚められる様に『目覚まし時計』をセットして布団に入ったものの、
何だか興奮してちっとも眠れなかった。

お陰で寝不足だ。


“カチカチカチカチ・・・・・・・”

時を刻む秒針の音に苛立ちを覚えながら、
俺達2人が仲睦まじく並んだイラストが入った『目覚まし時計』の文字盤を見つめる。

AM6:59・・・・・・・

あと1分だ、う〜待ち遠しいぜ・・・・・・


“カチカチカチカチ・・・・・・・”


アイツの声か・・・・・・

一体どんな言葉で起こしてくれるんだろうな?


「早く起きろ、遅刻するぞ!!」ってトコかな?

それとも、

「遅刻は最も恥ずべき行為だと私は考えるぞ」とか、

朝っぱらから、得意の薀蓄を垂れやがるのかもしれねェ・・・・・・・


いや、待てよ・・・・

この『目覚まし時計』は商用目的だから、
ファンへのサービスで意外とムーディで色っぽい台詞と云う可能性も有り得る。

たとえば、

「おはようマイハニー♪今日も愛してるぞvv」とか?とか?とか?(^^)




・・・・・・・・・な訳無ェか。

俺は自分の想像に空しさを覚えて、布団の中でフゥと溜息を吐く。

“・・・・・7時、なのだよ”

お?
そうこうしている内に・・・・・・・


“朝・・・・・・なのだよ”

AM7:00ジャスト・・・・・・
懐かしいアイツの声が無愛想に囁き始める。


半ば予想通り、事務的で感情が掴めない台詞は、何処か機械めいた感じすらする。


”早く・・・・・・起きろ、なのだよ・・・・・・・”


まぁ、でも、アイツらしいや・・・・・・・と思いながら、そのまま聴き続ける。


“さっさと起きろ・・・・・・キサマ!なのだよ・・・・・・”


ん?
何だか少しさっきと口調が変わったみてェだぞ?


“起きないと遅刻、なのだよ!・・・・・・早くしろ、なのだよ・・・・・・・!!”


何だか段々イライラして来たみてェだな・・・・・・?

このまま起きずにいたら、一体どんな台詞を言ってくれるんだろう?と、
好奇心に駆られた俺が、わざと寝たふりを続けていると、


“・・・・・・・チェーンッ!!”

甲高い雄叫びと共に、
“ドシュッ!!”と、俺の頭の下に何かが刺さる様な鈍い音が響いた。

慌てて布団から飛び起きて、音のした方を見ると、
どうやら『目覚まし時計』から放たれたらしい
白銀の鎖が俺の枕に深々と突き刺さっているじゃねぇか!!

“チェーン!!”

再び、奇声が上がったかと思うと同時に、枕に刺さった鎖が一端引き抜かれる。
だが、すぐに鎖は俺の枕の違う部分を“ブスッ!”と鋭く貫く。

“チェーン!チェーンッ!!・・・・・・・チェーンッ!!!”

「お、おい!バカ!止せ〜!!危ねェじゃねぇかよ〜〜〜ッ!!」





“それでは次のニュースです。


今朝、午前7時頃、
何と『目覚まし時計』に追い掛けられた男性が、
トランクス一枚だけで街中を逃げ回ると云う騒ぎがありました。

逃げ回っていた男性は東京都(←ウソ)にお住まいの受験生Lさん(19歳)で、
Lさん(仮名)は、すぐに巡回中の警察官に取り押さえられ・・・・・・では無く、
『保護』されましたが、
Lさんを鎖でブンブンと振り回し、更にレーザーで攻撃しながら追い掛けて来た
凶暴な『目覚まし時計』は、特殊部隊の出動に依って数時間後に鎮圧、捕獲されました。

Lさん(仮名)は、
先日某ラジオ番組の収録スタジオに突然乱入し、
番組側が全く募集する予定の無い『目覚まし時計』の『試作品』モニターに勝手に立候補し、

「それは『試作品』だからダメです!!」と製作側が頑強に制止したにも関わらず

『レオリオ×クラピカ目覚まし時計』の『試作品』として、
スタッフが『遊び心』で試しに造ってみたと云う、
『レオリオ×クラピカ・ロボ目覚まし時計』を無理矢理奪って逃走し、試用した処、
この事な事態が発生した模様です。

Lさん(仮名)は、
「待てど暮らせど、俺とクラピカがWJ本誌に登場しな・・・・・・・」では無く、

「離れて暮らしている『相方』が「仕事が忙しい」と云う理由でメールも電話もくれないので、
せめて声だけでも良いから、
毎朝起こしてくれると云う時計を一日も早く試したかっただけなんだ〜」と、
男泣きしながらコメントしたそうです”


(この『日記』はフィクションであり、
実際の団体及び『目覚まし時計』とは一切無関係です・・・・・・ゴメンナサイ(^^;))



2002年11月26日(火) レオリオの『目覚まし時計』日記

今、街で話題騒然!大人気沸騰中!!の『レオリオ×クラピカ目覚まし時計』を、
あ〜んな手段やこ〜んな手段を駆使して一足早くGETした♪

滑らかな丸みを帯びたシルバー・ボディに、
俺とクラピカのツーショットイラスト(アニメ版)が入ったゴキゲンなデザインだ。

し・か・も!!
『レオリオ』と『クラピカ』・・・・・・・どちらかの声で目覚めるかを選べるスグレ物と来ている。


え?どちらの声で目覚めたいか?
  
・・・・・・そんなの決まってんじゃねぇか(^^)


さ〜て、さっそく試してみるとすっか。

たとえ一緒に暮らしていたとしても低血圧で朝に弱いアイツは、
きっと滅多に起こしてくれないだろうと思いつつ、
愛しい相方の声がAM7:00に鳴る様にセットして枕元に時計を置く。

さ〜て、
明日の朝、どんな風に起こしてくれるんだろうな?

ドキドキするぜvvv



2002年11月25日(月) 予想外

お給料が入ったので、半年振りに髪の毛を切りに行った。

こんなに長い期間伸ばしたのは2年前の友人の結婚式に結う為以来だったし、
今回伸ばしたのも実は9月公演の為だった。

本当は公演が終了すると同時にさっさと切りたかったのだが、
美容院に行くお金が無くて、一ヶ月我慢した。

その間は、もう!!大変に煩わしかった(−−;)

元々ショートヘアなので、中途、中途に段が入っている訳だが、
それがすぐに綺麗に伸び揃う筈が無く、
きちんと一つに纏める為にはヘアピンが20本近くも必要だった。

おかげで毎朝 『イルミな気分』を味合わされる羽目に陥った。

「やってる方は結構ツライんだよね〜」と云う、あの無感情な台詞を一人呟きながら、
プス、プス、プス・・・・・・とヘアピンを頭皮に突き刺す日々は本当に辛かった(涙)

でも、ようやくそんな日々からも解放されるのだ(^^)と、喜んでいたのだが・・・・・・


美容院に予約の電話をした処、前回、前々回担当して頂いた美容師さんがお休みだと云う。

少々不安では有ったのだが、一刻も早く『イルミな気分』から解放されたかったので、
「どなたでも構いません」とお願いした処、

自分が予想していた様なショートでは無く
どちらかと云うとボブカットにされてしまったのだ。

まぁこれはこれで初めての髪型だし、
たまには気分が変わって良いかな?と考えたのだが、自分の髪質を甘くみていた。

ドライヤーを駆使して懸命にブローし、ボリュームを抑えても、
時間が経つにつれて段々拡がってふくらんで来てしまう。
まるで『おかっぱ』なのだよ(号泣)


「何だかこの髪型『ヅラ』みたいだなぁ」と会社で呟いたら、
同僚のS田さんに、
「え?やっぱり『ヅラ』なの?ななかさん(仮名)」と逆に訊かれてしまった(更に大号泣)

周囲の人達は「もう少し前髪が伸びれば大丈夫よ」と励ましてくれているが、やはり不安だ。

お金も無いし、
いっそ自分で『ストレート・パーマ』を掛けてみようかな?と企んでいるが、
それはそれでまた『予想外』の展開になりそうだ(−−)



2002年11月24日(日) 氷河期の過ごし方

「23日が祝日の為、今週の『ジャンプ』は土曜日発売」と云う某掲示板の書き込みを
鵜呑みにしてコンビニに走ったが、売っていなかった(大号泣)

寒風吹き荒ぶ夜道を走ったと云うのに……(;;)

でも取り敢えず掲載はされているらしいのでホッとする。
『ドッヂボール』対決は、どうなるんだろうか?
ゴン達が勝って『一坪の海岸線』をGETしないと話が進まないんだわさ。

話は少し変わるが、
今日『アニメイ○』へ『HUNTER×HUNTER』の『カレンダーB』を買いに行った。
(『カレンダーB』の絵柄は良いですvv
個人的には1・2月の『緋の瞳クラピカ』と、
10・11月の『レオリオが乗った車に寄り掛かっているクラピカ』が好き)

ついでに店内で見掛けた『エッチング・ポストカード』を3枚購入する。
購入した絵柄は『クラピカ&レオリオ』『クラピカ』『5人&ヒソカ(『VocalSongColection』の
ジャケット画)』

これだけでも、ちょっとホクホクした気分になる(^^)

帰宅後、
矢沢永吉さんの自伝をドラマ化した『成り上がり』を観た。

主演の松岡昌宏さんは、
やっぱりルックスがレオリオ(個人的に思っているだけです。すみません)とか、
恋人役の星野真里さんの髪型もボブ・ショートでクラピカっぽいとか、
二人の身長差が丁度レオクラで良いvvとか、
半ば無理矢理『妄想』するワタクシはやっぱりアホやと思う。


寒さには弱い筈なのに、
『氷河期』は何とか過ごしている。

でも早く、早く温かくなって欲しいと心から願う。

『2003年度日めくりカレンダー』を、
何枚捲ったら二人は帰って来るのだろうか?



2002年11月20日(水) 今日は給料日

(・・・・・・なので、早速『クリープ』の入ったコーヒーを飲んでいる(^^))

予想よりも少しだけ多く振り込まれていたので、
こっそり滞納しようと企んでいた『携帯電話代』をきちんと支払う。

『通勤定期』の更新をして『プロバイダ料』や『電話代』等の支払いを済ませた後、
書店に立ち寄ったが、欲しかった『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖著)が品切れだった為、
仕方無くポケットサイズの『首都圏マップ』だけを購入する。

その後、チケット・ショップで5000円の『パスネット』を購入。

『パスネット』はダンスの稽古場への通う為に必要な物だし、
『首都圏マップ』は複数の稽古場への判り辛い順路を辿る為の物だし・・・・・・

せっかくのお給料日なのに、何だか色気の無い買物ばかりだなぁと苦笑する。

退社後、購入予定なのは『青汁』と『HHR』のCDなので、
今回のCDの録り下ろし『レオ×クラ×ブ』が色気タップリだと嬉しいなぁ(^^)



2002年11月19日(火) 明日は給料日

毎月、毎月思うのだが、
どうしてお給料日の前日には、こうもお金が無くなるのだろうか?(涙)

自分のお金の使い方が悪いから、と言ってしまえばそれまでなのだが、
たまには金銭的にも気持ち的にも、
もう少しゆとりが有る『給料日前日』を過ごせても良いんでは無いか?と思う。

まず、今(11月19日現在)
財布の中には現金がおよそ350円しか入っていないし、
銀行口座の残高は206円しか無い。

そして今、会社でこの『日記』を書いているのだが、
飲んでいるコーヒーに入れる『クリーミーパウダー』が買えない。

(ウチの会社には『給湯器』が有るのでお湯だけは幾らでも飲める事になっている)

苦手なブラック・コーヒーを渋々飲んでいたら『ボマーなHさん』が、
『ド○ール』でコーヒーを購入した際に余った『ミルク』を分けてくれた(感涙)

だが、こうして嘆いてはいるが、
自分ごときでは、まだまだ『貧乏』などと呼べるレベルでは無いと思う。

ちゃんと帰る家は有るのだし、
夕飯のオカズがご飯に掛ける『マヨネーズ』しか無いと云う一人暮らしの知人や、
本当に困っている方々に比べたら、私の『貧乏』などチリの様な物で、
むしろ『プチ貧乏』とでも呼んだ方が良いのかもしれない。


でも、早く明日になってお給料が入って欲しい(切実)

そうしたら『クリーミー・パウダー』を買って、
『HHR』のCDを買って、
有栖川有栖の『マレー鉄道の謎』を買って、
約半年近く伸ばしていた髪をようやく切りに行って・・・・・・・と、

こうしてまた『プチ貧乏』への道を歩み始めるワタクシなのだった(−−)



2002年11月14日(木) クラピカの『目覚まし時計』日記

「おい!起きろよクラピカ、もう朝だぜ」

レオリオの声が、私の耳元で囁く。

響きの良い低音に、私の意識は微かに覚醒し掛けたが、
開こうとした瞼は予想以上に重く、手強く抵抗する。

「ほら!早く起きねぇと遅刻しちまうぜ!」

畳み掛ける様に言うレオリオの言葉に、
わざと背を向ける様に掛け布団を被り直しながら寝返りを打ち、

「すまない、レオリオ・・・・・・もう・・・あと・・・5分だけ・・・・・・」

まるでうわ言の様に呟きながら、再び安らかな睡眠に堕ちて行きそうな私に向かって、

「どうせまた昨夜、遅くまで起きてたんだろ?」

“ったく、しょうがねぇなぁ・・・・・・”と呆れた様なレオリオの口調に、
私の全身は“カッ!”と熱く憤る。

「何だと!?」

“ガバッ!!”と思い切り良くベッドに上半身を起こすと、
怒りに任せるまま私は彼に罵声を浴びせた。

「昨夜、ちっとも私を眠らせてくれなかったのはお前の方では無いか!!
しかも、あ、あんな恥ずかしい格好までさせ・・・て・・・・・・」

ふと我に返ると、
私の視線の先では、
先日『通信販売』で購入した『目覚まし時計』が、
窓から入る早朝の淡い陽光を受けて銀色に輝いていた。

「おはよう、クラピカ、素敵な朝ね」

“クスクスクス・・・”と、
小鳥の囀りの様な声の方に視線を移すと、センリツが私の部屋のドアの傍に立っていた。

彼女の言葉で、私はようやく自分が置かれている正しい状況を認識する。

此処は『ノストラード家』の私に与えられた個室、
さっきのレオリオの声は枕元の『目覚まし時計』が発した、
私を起こす為に予め録音された音声・・・・・・

「低血圧なあなたが、そんなにしっかり起きられるだなんて、
その『目覚まし時計』の効果は抜群だわねv」

口元に手を当てて可笑しそうに微笑い続けるセンリツの言葉に、
私は、ハッとしながら『目覚まし時計』の方を振り返る。

「早く階下に降りてらっしゃい、今日も早速仕事よ♪」

軽やかに踵を返して私の部屋から出て行くセンリツの声を背中で聴きながら、
私は銀色に輝く『目覚まし時計』に、そっ・・・と指先を触れる。


・・・・・・確かに『目覚まし』効果は抜群かもしれないが、
今後この『時計』の使用には一考が必要かもしれない、と私は重い溜息を吐いた。



2002年11月13日(水) Feelingを求めて

ダンスの稽古帰りにバスを待っている間、
一緒に公演に出演するT田さんが、
つい衝動買いしたと云う小さなクマのぬいぐるみを見せてくれた。

そのクマは見た目もとても可愛いが、その手触りがタオルケットの様にスベスベと心地良い。
何と言うか・・・・・・『ママの手触り』と云う感じ。
触っているだけでも、ゆったりした気持ちになれる。

T田さんは今、他にもいろいろな『癒し系グッズ』に凝っているのだと云う。

「『アロマ・テラピー』とか『入浴剤』を片っ端から試したり、
カワイイぬいぐるみを見掛けるとつい衝動買いしたりしちゃうんだよね〜」と、
うっとりした口調で言うT田さんに向かって、一緒にバスを待っていたKさんがこう言った。

「T田さん、アンタかなり疲れてるんだよ・・・・・・」



疲れている時ほど、
忙しい時ほど、人は『癒し』や『気晴らし』をより希求するものだと痛感する今日この頃(−−)

自分も稽古の合間を縫って大好きな『創作人形』を観に行ったり、芝居を観たりしている。
(勿論『駄文』も少〜しずつ書いている。
でも早くゆっくりPCに向かって書ける日が来て欲しいと切望する(涙))


あと、最近以前より少しだけ読書量が増えた。

稽古場へ行くまでは、躍る曲のテープ(『MD』じゃ無いのだ(恥))を聴いて、
振り付けの確認を頭の中でしたりするのだが、
稽古後、帰りの電車の中でゆっくり好きな本を読むのが、最近の楽しみになっている。

(しかも私が好きな本と云うのは大体『ミステリ』なので、
普通の本よりも続きが気になる訳で・・・・・・)

またこんな心理状態の時はつい『衝動買い』をしてしまいそうになる自分だが、
今は本当にお金が無いので泣く泣く諦めざるを得ない事が多い。

(ちなみに『ハンター関連商品』は予め買う予定に入っているので『衝動買い』では無い。
かなり痛い出費で有る事に変わりは無いが・・・・・・)

先日も『銀座プラ○タン』で見掛けた可愛いセーターを諦めた。

その代わりと云っては何だが、
帰りにスーパーでレトルト製のタイの『カレー』(グリーン&レッド)と韓国のカップラーメンを
『衝動買い』してしまった。

無意識に好きな物を購入して、知らずのうちの『癒し』を求めているらしいが、
つい『辛い食べ物』ばかり購入してしまうのはどうなのだろう?(^^;)



2002年11月12日(火) Wake UP!

『HHR』のHPへ行ってみたら、
何とクラピカ×レオリオの声が選べる目覚まし時計が発売されるのだそうだ。

去年ゴンとキルアの目覚まし時計が発売された際、
「『レオリオ&クラピカ』バージョンも有れば良いのに」と想っていたので、かなり嬉しい(^^)

時計の文字盤には、クラピカ&レオリオのツーショット描き下ろしイラストが入り
2人のオリジナルモーニングコールがどちらか選択出来る様になっている為、
クラピカの声で目覚めるもよし、レオリオの声で目覚めるもよしのスグレモノだそうだが・・・・・・

「おい朝だぞ!早く起きないか!遅刻は最も恥ずべき行為と私は考えるぞ!!」みたいに、
クラピカの台詞は簡単に想像出来るのだが、
レオリオの方はと云うと、
「おい起きろよ、夜はまだまだこれからだぜvv」とか
「もう今夜は朝まで寝かさないぜ、クラピカv」等々、
ムーディな大人の夜向けの台詞しか浮かばないのだ(『目覚まし時計』なのにぃ(;;))

もしレオリオの声でそんな台詞を囁かれてしまったら、起きる処か聴いた途端、
腰骨が砕けてしまうかもしれない。

毎朝(?)そんな台詞で起こして貰っているクラピカは起きるのが困難に違いない。
ただでさえ低血圧で朝が弱いらしいのに・・・・・・(『キャラクター・ブック』参照)

「離せ!今日は大事な会議があるのだっ!」と言って必死に起き様としても、
「イイじゃねぇかvv昼までベッドでイチャイチャ・パラダイスしてようぜ♪」なんて
言われてしまいそうだ。

それでは『目覚まし時計』とは言い難くなってしまうが、
もしそんな素敵な時計だったら、やっぱり欲しいvと思い、早速申し込んでしまった(^^)

一個4200円+送料およそ1100円=およそ5300円の為に、いろいろ頑張る所存だが、

昨夜の『HHR』を聴いていたら、今月末に『ラジオCD・VOL11』発売になるそうだ。
CDのみ収録の『レオ×クラ×ブ』(『レオクラLOVE』では無く『レオクラ部』らしいです。
しかも柔道部だそうで、つー事は『寝技』とか『受身』とか・・・・・・(バキッ!!))

他にもカレンダーや、これからの『DVD』の発売等も考え合わせたら、
あまりの懐の寒さに思わず本気で永眠したくなってしまった。

公演も近いのだし、ちっとは瞳を覚ました方が良いんじゃないのか?自分(^^;)



2002年11月09日(土) 空も飛べるはず?

今を去る事、約15年前、
当時大人気放映中だった『聖闘士○矢』を私と一緒に並んで観ていた母はこう言った。

「ねぇ、この人達(と、画面に写っている紫龍と瞬を指差し)
どうしてわざわざ地面を歩いてるの?空を飛んだ方が速いじゃないの」

・・・・・・・ちなみに聖闘士達は空は飛べない(一部の『スチール・セイント』除く)

「この人達は飛べないんだよ」と説明すると、

「どうして?(キャプテン)翼くん達は飛んでるじゃないの」

ますます飛べないよ、母さん!!(;;)
しかも番組違ってるよ!!!(一応ジャ○プ繋がりでは有るが)

「だって翼くん達は試合中、空中でずっと静止してるでしょ?」と、けろりと母は言った。

ウチの母は15年前からやっぱりウチの母だった訳だ(−−)

時は流れて、15年後(つまり現在)。

『念』に依ってゴンやキルアは、垂直飛びとは云え、空が飛べる様になった。

クラピカも対ウボォー戦で飛んでいたなぁと想起する。

数ヶ月前にUPした自分の駄文『恋羽』で、
「クラピカをもう一度空が飛べる様にしてやりたい」とレオリオにクサイ台詞を言わせているが、
空、飛べたんだね・・・・・・クラピカ(^^;)

(もちろん『恋羽』での『飛ぶ』と云うのは直接の飛行能力では無いですが)

早くレオリオも頑張って修行して空を飛べる位の『念』を身に付けて欲しいと思う。
君なら良い身体してるから・・・・・・じゃ無くて、
『放出系』はオーラを地面に向けて放出すれば簡単に飛べそうな気がする。

でも別に空を飛べなくても良いから、早く再登場して頂きたい(かなり切実)

話はウチの母に戻るが、
先日TVで映画を観ていた時、
戦車が火だるまになって崖から落ちるシーンを指差して、
少し腹立たし気な口調でこう言った。

「今、戦車と一緒に落ちたのは『人間』じゃ無くて『人形』だったわよ!!」


・・・・・・普通の『人間』はまだまだ空を飛べないのだよ、ママン(;;)



2002年11月07日(木) 欲望という名の電車

・・・・・・に乗って、
『墓場』という電車に乗り換えて、六つ目の角で降りる様に言われたのだけれど
『極楽』という処で・・・・・・」と云う台詞で始まる舞台を観て来た。

(先日「休みたい」とか書いた癖に、芝居観たりとかしてるじゃねーか!と、お怒りの皆様、
本当にごめんなさい(;;))

『ク・ナウカ』(ロシア語で『科学へ』の意)と云うこの劇団が好きで
数年前からの公演は大体観ているのだが、
最近あまり面白く感じられなくなってしまい、実は観る前は全く期待していなかった。
始まる直前に「上演時間3時間15分です」と云うのを聞いて、
(イヤだなァ、途中で寝てしまうかも・・・・・・・)と正直げんなりしてしまった。

だが、予想外に面白かった(^^)

変に期待しないで観た方が舞台は“当たる”のかも?と想ってしまった位、
最後まで、のめり込んで観てしまった。

南部の大農園の娘で上流階級の出だった女主人公ブランチが、
身を持ち崩し、屋敷を失って、ニューオリンズに住む妹・ステラの元に身を寄せる。
ブランチはステラの貧しく猥雑な生活に驚くが、
ステラの夫スタンリーにとっても過去の夢の中に生きるブランチは目障りな存在で、
2人は出会った瞬間から反発し合う・・・・・・と云うのが大体のあらすじ。

観ている内に、
何故ブランチが身を持ち崩してしまったのか、とか、
何故彼女が虚構で身を固めなければならなかったのか、とか、
現実世界に居場所を見付けられずに壊れるしかなかった女性の哀しみが伝わって来て、
スゴク痛かった。

『欲望という名の電車』は、テネシー・ウィリアムズの有名な戯曲なのに、
今まで読んだ事も他の方が演じた舞台を観た事も無かった。

もっと小難しくて、取っ付き難い物語だと勝手に先入観を持っていたのだ(反省)
先日、大竹しのぶさんが演じていらした舞台も観に行けば良かった、と今更後悔する。
再演したらチケット取れる様に頑張ろう。

私の大好きな主演女優の美加里さんが、
可愛くてバカな女主人公ブランチを素敵に演じていらしたのも良かった。

美加里さんは動きだけで演じる事が多い方なので、
(『ク・ナウカ』では舞台上で動く人(ムーバー)と喋る人(スピーカー)を2人一役で演じるのが基本パターン)
動いて喋る美加里さんを観るのは何だか不思議な感じだった。
(個人的にはやっぱり人形の様に無表情に動いている方が好き)

これはかなり感情の入った個人的主観だが、
頭の良い男性達にとって、
不器用でバカな女性と云う者は、
怒鳴り付けて、虐待しするモノでしか無く、
その女性が身体や精神を壊してしまったら、
拘束服を着せて、病院に送れば良いと考えているんだろうなと、
腹立たしく感じながら観てしまった。

でも、面白かったです(^^)
最近、割とハートウォーミングな舞台ばかり観ていた気がするし・・・・・・
(それはそれで好きなのだが)

こう云うシリアスな心理劇を上手い役者さん達が演じられるとやはり見応えが有る。



2002年11月06日(水) 放出系の彼

大変遅い話題で恐縮だが、レオリオの念系統が放出系と判明したそうだ。

「出来れば原作の中で判明して頂きたかったなぁ」と思いつつも、
例に依って、悪い頭を捻っていろいろ妄想してみた。

レオリオは修行したのか?
それともこれからするのか?

個人的には、
ハンター・ワールドのお医者さんには『念治療』を行う人も居るのでは?
レオリオの入った医大のカリキュラムに『念』の修行も含まれているのでは無いか?と
考えていた(実は今もチョット考えている)

『念治療』の一環に『除念』の能力も有って、レオリオがそれを身に付けて
『G・I』に参戦するかも?と考えていたが、
残念ながらそれはちょっと難しくなって来た様に思う(^^;)

でも『念』を掛けたり外したり出来る能力は、
ついアフリカのウィッチ・ドクター(呪術医)をイメージしてしまう。

大学の授業で『除念』を選択したレオリオが、
アフリカの密林のジャングルに『実習』と称して連れていかれて、
何百年生きているか判らない謎の老人(呪術医)の元で修行するのでは?と、
勝手に想像していた。

だが、最近は、
もしかしたらわざわざ修行しなくても、
突然何かのきっかけで『念』能力が無理矢理起こされてしまう事も有り得るのかも?と
考える様になった。
(ネオン嬢等も修行なんかしてなさそうだし)

ある同人作家さんがおっしゃっていたのだが、
“レオリオの『念』は、きっと瀕死のクラピカを救おうとして発動する!!
その能力名は『無免許医(ブラック・ジャック)』”と云う説に大賛成だ(^^)

レオリオの能力が放出系ならば、
シャッチモーノ・トチーノの『縁の下の11人』みたいに、
黒づくめで顔に傷のある名医が突然登場し、
奇跡のメスであらゆる病気をたちどころに完治させるが、
金持ちからは法外な治療代をふんだくる……と云うと、

「オレのメスでどんな病気もォオ〜ッ!たちどころに完治〜ぃぃぃッ!!
オラオラオラオラァァ〜ッ!!!」

つい『ジョジョの奇妙な冒険』の『スタンド』を連想してしまった。
レイザーを想像しなかった自分は、やはりハンター・ファン失格? (^^;)


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