検索HPなどから飛んでこられた方へ。このページは最新です。
お手数ですが目的のものは、日付を確認の上、BNリストからお探しください。

今日の私
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2005年07月31日(日) 『ピーター・パン』(楽日)

<場所>東京国際フォーラムCホール4列11番
<時間>
 1幕15:30〜16:05、2幕16:20〜17:20、3幕17:40〜18:20
<演出>松本祐子
<出演>
 ピーター・パン:宮地真緒、ウェンディ:岩崎ひろみ
 フック船長&ダーリング氏:石川禅、ダーリング夫人:比企理恵
 タイガー・リリー:三咲レア、ナナ&ワニ:池崎リョウ
 ジョン:村上郁海、マイケル:鯨井未呼斗(真嶋秀斗とW)
(海賊たち)スミー:村木仁、スターキー:杉崎政宏、
 チェッコ:佐藤淳、ジェークス:星智也、ヌードラー:櫻井章喜
(迷子たち)トートルズ:吉岡麻由子
 カーリー:エリ、ニブス:あべこ(胡蝶蘭という2人組コンビ)
 セール:岡本易代、ニコ:弘中麻紀
(インディアン・海賊)
 富田和康、田崎悠人、横沢健司、原口勝、橋本好弘、
 坂口晋作、福山健介、本田剛幸


ああもう!いいよ、楽しかったから!って感じ。
結局、ピーターはね、やっぱり結構ダメダメでした。
演技が成長することなんて期待してなかったけど、声も×。
何しろ、開演前のプレゼント当選席発表の時からして、
「嗄れてます、出ません、終わってます」って感じだったし。
それを無理にマイクでボリューム上げるからキンキン響いて、
スピーカー間近の席だった私は、思わず耳ふさいじゃいました。

最後のカーテンコール3回目ぐらいの時に、禅船長に、
「ほら、何か言え!」って囁いて押し出されての挨拶で、
「公演最後の方は声が嗄れてしまって・・・」って言いながら
涙目だったんで、つい ほだされちゃって許す気分だけど、
前回観た時から、つぶしそうな声の出し方だったと思う。
普段を知らないから、声域的に合わないのかは不明だけど、
今後も続けるなら、歌も踊りも演技もガシガシ鍛えてくれ。
ウェンディと同じ振付けで、彼女より踊れないピーターは辛いよ。
でも楽日はとにかく最後!の気力か、前回より良かったかも。

楽しかったのはね、本当に、海賊たち様々様!!
村木さんがテンポうまくて笑いを取り慣れてるのは当然として、
他も、男くさいのにバカバカしいノリが、かっこよすぎなの〜。
パンフ見て驚いたけど、杉崎さん以外は文学座の方らしく。
つまりは、しっかり芝居ができてるってことなのかなぁ?
どんな隅っこでも可愛げのあるキャラのまま反応していて、
船長への愛やら反抗やら単純なのに面倒な思いが見える。
ちょっと大人のようでも、ピーターたちとまともに正面から
やりあっちゃうくらいの子供なんですもんね、海賊たちって。

そして、筆頭たるフック船長、愛される悪党は最高!(*^^*)
こういう時、もうしょせん、私の最愛の「石川禅」像は、
フランク・バトラーで刷り込みなんだなと実感しちゃいます。
シリアスをやっていると、時に感じる違和感なんてそこのけ、
真正面からぶつかってくる真剣さに、マジで応えて観てると、
倍増しで返ってくるノリが楽しくて、どんどん気持ち盛り上がる。
♪悪党とは誰だ〜の歌なんて、もともと大々好きなものだから、
海賊どもと一緒に♪キャ〜プテンフ〜ック、と揺れながら
歌いそうになってしまい、もう、抑えるの必死でしたわ(苦笑)
タンゴとかの場面も、スチャッと楽器かまえる海賊たちが、
もう、羨ましくって羨ましくって。参加したかったなあ!

やっぱりちょっと、ピーターの場面は眠かったですが、
マイケル君が、こまっしゃくれて演技がやたら細かくて、
観ていて飽きなかったのが、すごく救いになっていました。
♪「大人にならない」のお勉強をしている場面なんかも、
「そんなのダメだよ、分かってないなぁ」と言わんばかりの
ちょっと大人くさい顔をしてみせていたのが、だんだんと
迷子たちに引き込まれて、一緒に歌いはじめちゃうとか。
いや、あんまり「演技」なんで他の舞台でどうかは疑問だけど、
この舞台の中ではノリが合っていてとても良かったかも。
ただ・・・、7〜8歳よね?全く見えない小ささが不安。

でもとにかく、楽しかったから良かった。
犬と騙しあいっこして、腹をなでてやるダーリング氏や、
あったかいママから脅威の若返りを見せた比企さんもGood。
ウェンディとタイガー・リリーは「文句までは言わないけど」
程度だったけど、2幕後半以降、こちらの気分が乗ってからは、
楽しんで観ていられたと思うし良かったです。
禅さんが昔「難しいこと考えるよりも、『楽しかったです!』と
劇場を後にしてもらえる舞台をやりたい」と言ってたけれど、
そういうのやってる禅さん、何より一番似合っていると思うし、
個人的にも最高に大々々好きです♪


2005年07月28日(木) 『モーツァルト!』(西田&久世前楽)

<時間>13:00〜14:25、14:55〜16:20
<場所>帝国劇場J列24番
<主な出演>
  井上芳雄、伊藤渚、西田ひかる、久世星佳、
  市村正親、高橋由美子、山口祐一郎
  阿知波悟美、花王おさむ、吉野圭吾ほか
<指揮>西野淳

前回、中川ヴォルフを観た席のすぐ隣で観ました。
本当はもう2列ぐらい前だともっと嬉しいけれど、
この演目の下手側通路脇、この辺りの席は大好き。
途中途中でヴォルフが花道にやって来ると、
スカーッと前が開けた状態で全部見えてくる。
まさにズームアップという感じで納得できるから。

そんな席で、今日、今季初の井上ヴォルフ。
なんか・・・よく分からないけれど、すごく良かった。
音楽と歌詞の意味が一体化してるっていうのかな、
ヴォルフとは違う、私みたいな図太い人間には
およそ理解しづらい感覚、♪「残酷な人生」とかも、
頭使わなくても曲調でストンと納得できる気がした。
どれだけ彼が、真っ正直にぶつかって倒れたのか、
あくまで共感ではないけれど、人生1つ観た感じ。
アマデも、無色さがあまり人格を感じさせずに
却って井上ヴォルフとの組み合わせだといい感じ。

思い返してみれば、市村さんや祐一郎さんまで、
「こなしている」印象がみじんもなかったかも。
気持ちいい舞台だったなー。 西野さんの指揮は
落ち着いたテンポで振るからあっきーと合わないと
前回書いたけれど、井上君とはこっちが好きかも。
音楽にある厚みが言葉の意味を際立たせる感じ。
ちっ、今月、中川君の方ばかり観ちゃってたよ。
来月との回数、逆にしておけばよかったな。

今月で終わりの西田コンス&久世男爵夫人、
井上君とは今日で終了でした(それが目当て)。
挨拶はなかったものの、カーテンコール2回目辺りで、
井上君、ひかるちゃんをお姫様だっこで登場!(^^)
しんどいEndingの後で、仲のよい2人を見られて、
盛り上がり気分ありありで嬉しかったです。


2005年07月27日(水) 更新。

結構楽しんだのに、何となく書きそびれ、
このまま流れちゃうかなと思っていた舞台感想、
友人が書いたのが読みたいので、書きました。
自分の感想書かないうちに人のを読んじゃうと、
感想がごっちゃになっちゃうので嫌なんです。
もう書かないだろうと投げているものなら、
平気で読んじゃうんだけど、これはまだ、
書いておきたいという気持ちが残っていたらしい。

というわけで、蜷川版『十二夜』感想アップ。
観てきた日付のところ(7/20)にあげてあります。
今日はそれだけ。
もろに台風一過の太陽に負けてます(^^;


2005年07月26日(火) 何とな〜く

神戸のパーティーでスライド見ながらの話の内容、
思い出すままに、つらつらとメモしてみました。
思い切り順不同だし私情が入っちゃってるしなので、
そのうち消すかもしれないけれど、一応アップ。
読みたいと思われた方は、BNリストから7/22にどうぞ。
一応、ここに書くよりは検索にかかりにくいので。

ご本人たちも、どんな写真を撮ったかはそれほど
覚えていなかったらしく、次々に映されるものを
見ながら、裏話を思い出しては話す感じだったので、
順不同でもあまり問題はないと思います。
他には「MONKWELL」の看板を2人で持ってみたり、
特に裏話じゃないけど、やってみたかっただけ〜
みたいな写真も、いくつかありました。

戸井さんはもちろんだけど、翼さんの好感度も、
ググ〜ッと上がったパーティーだったかも。
最後に お2人の次回出演作ご案内があったけれど、
翼さんは『月光少年』。クロキの阿部さんと一緒。
確か音楽劇なんだよね・・・少し気になります。
『Winter Rose』の雰囲気は好きだったし。

追加:今確認したら、その前に8/30〜9/4という
 お仕事が増えていました。『蔵のある家』高校生役。
 いくら再演とはいえ、昨年の戸井さんを思い出すような
 お仕事の詰め方だなぁと、ちょっと思ってしまったり。
 前回も気になった作品だけど、シアターXは遠い・・・。


2005年07月24日(日) 『マウストラップ』パーティー+ツアー楽簡単感想

まずは、前日のパーティーの話から。
オリエンタルホテル9階で、40人ほどのパーティー。
6時半からお弁当状の和食や赤だしなどを食べてから、
7時過ぎに戸井さん登場。挨拶してすぐ、岩田翼さん登場。
途端にフラッシュの嵐。思わず戸井さん、ちょっとすねる。
「俺がさっき話している間は、誰も写真撮らなかったのに、
なんで今、こんなにフラッシュたかれてるかなー」。
言われてみればそうだったかも。気づかなかったけど。
でも、そんな突っ込みができる戸井さん、好きです〜。
みんな多分、2人揃った写真が欲しかったんですよね?
(私はカメラ持っていっていませんでした)

まず、お2人がテーブルを回って客と3ショットを撮影。
客は座ったまま、お2人が中腰で撮っていたけれど、
辛そうなので立ち上がって撮ったお客さんもいたり様々。

次に、東京での予告通り舞台の写真を映しながら裏話。
未見の人がいた場合のために、プロデューサーさんに
笛を持って待機してもらっていて、ネタバレになったら、
「ピーッ!」と警告音をもらう予定だったようですが、
尋ねたら、まだ観ていない人は誰もいなかったため、
結局は笛の出番は最後の最後に1度のみ。
「時間がないから、おしゃべり終わりー!」だけでした。

笛の後には、来年からオフィスクロキに入る予定の21歳、
大阪芸大在学中という山本匠馬(しょうま)さんの紹介。
秋からの朝ドラで主人公の妹の彼氏役でデビュー、
舞台には、来年1月の『パウロ』でデビューらしいです。
彼は、皆が食事している最中に静かに部屋に入ってきて、
じっと後ろに座っていたのですが、気づいた客たちが、
「誰?」「知らない〜、でも気になるよね」なんて
ささやき交わすくらいの輝きのある人でした。楽しみ。


『マウストラップ』

<場所>新神戸オリエンタル劇場O列20番(3列中央)
<時間>13時〜
<演出>大和田伸也
<出演>
  トロッター刑事:戸井勝海
  ジャイルズ・ロールストン:内海光司
  モリー・ロールストン:芳本美代子
  ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣
  メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連
  クリストファ・レン:岩田翼

私は今回、戸井さんの演技がいいのか悪いのか、
今ひとつ、自分で納得行かないまま観ていました。
うまいとは思うけれど、落ち着きどころが見つからない。
何がいけないんだろうと悩んで3回目、楽日の今日、
ようやく謎が解けました。以下ネタバレはこすりで。

そういえば、彼の役は26歳だったんです。
「見かけほど若くはないです」と言ってるってことは、
「トロッター部長刑事」は、彼の中での設定的には
30代半ばかもしれないけれど、ジョージ自身は26歳だし
少なくとも見かけは、それくらいの設定であるはず。
やっとそこに気づき、レンの同世代なんだと思って観たら、
子供っぽく奇矯に見えていた演技も納得いきました。

私はつい外見に引きずられて、40歳代の男性として
トロッターを観ていたがために、最初から彼が、
ちょっとイっちゃってる感じに見えていたんです。
20代半ばの若さと思えば、そこまで奇妙な行動ではない。
むしろ変化がよく見えてきて、戸井トロッターが
いかに良い演技をしていたか、いきなり腑に落ちました。
私、今回の観劇3回目です。まったく、気づくの遅すぎ。
でもそれならそれで、髪型とかだけでもちょっとは、
若作りしてくれてもよかったのになぁーとか、
自分の理解の遅さを棚上げして言ってみたりもしますが。

でもとにかく、初演の悪夢を吹き飛ばした再演でした。
みっちょんモリーは一生懸命でよく動いて可愛かったし、
レン君は1幕頭ちょっと声が嗄れ嗄れで不安だったけど、
つい手を差し伸べたくなっちゃう素直な男の子だったし、
ボイル夫人は、今の日本では奇跡だと感じるくらい、
大英帝国貴族の歴史と品と教養、気位を表現しているし。
1人、ミス・ケースウェルだけは、自然さのおよそない
浮き上がっていた演技をしていたので変えてもらえれば、
「また再演したいです」の言葉も素直に感じられました。


2005年07月23日(土) 酔っ払いのたわごと…『ピーター・パン』感想

久々の帰省で、父につきあって日本酒2合近く飲んで、
すっかり酔っ払いのかずきです。ホントにでろでろ。
なので、超簡単感想で今日の舞台感想日記。
今日は11時からフォーラムCでピーター・パン観て、
新幹線に飛び乗って神戸まで移動して、18時半から
戸井さんのマウストラップパーティーに参加しました。

『ピーター・パン』マチネ終演後は友人と一緒に
ギリギリまでフォーラム地下でお茶していたのですが、
関東の震度5があった時には既に関東圏を抜けていて、
まったく影響なくパーティーに間に合えました。
東海道新幹線の中で「東海道新幹線は、現在、一時
運休しています」ニュースを見るという珍しい体験したり。
地震が1時間早かったら、パーティーに間に合ってなかった。
1月のTOY PARTYに、体調不良で行けなくて泣いたから、
神様が少し手加減してくれたのかなと思ったりするのは
不謹慎かなと思いつつ、とてもとても感謝しています。


『ピーター・パン』

フック船長(&ダーリング氏)は良かったです。
でも何より、ピーターがダメ。歌も踊りも演技も×。
なぜこの状態で主役抜擢なのか、フジを疑っちゃうよ。
子供は正直だから、ピーターの場面は退屈してる。
フック船長の場面になるとノリノリで、
「怖い〜!」と、普通の反応を示して叫ぶ子あり、
フック船長がワニに追い詰められる場面で、心配そうに
「あのお兄ちゃん、どうなっちゃうの?」と呟く子あり、
いろいろ面白い反応があって楽しませてもらえました。
でもピーターの場面になると眠くなっちゃうのよね・・。

この演目はいつもフック船長目当てで観てるけど、
最後、フック船長がやられる場面は、それなりに、
楽しんで観ていたのが、今日は全然ダメでした。
それが、すべてを物語っているんじゃないかな。
あと、どう見ても子供向けだろうと思われるセットや
パンフレットに対して、いきなり昼メロのような
笑いを取る台詞があったり海賊同士でキスしてる演出は、
演目の見せたい対象がはっきりしていないものだと
自ら暴露しているようで、観ていて気持ち悪かったです。


2005年07月22日(金) 順不同、マウストラップパーティースライド

7/24に神戸で行われた『マウストラップパーティー』、
(出席者:戸井勝海、ゲスト:岩田翼)のメインだった
スライド映しながらの『マウストラップ』裏話です。
舞台自体のネタバレになりそうなところや、スライドを
見ないと何のこっちゃな部分には触れていません。
あと、録音・録画は不可だったので順不同ですし、
細かい点の間違いについては全く責任もてません。
あくまで、こんな感じの話をしていたんだなーと、
雰囲気を楽しむためだけにお読みくださいませ。


・下手の食堂への扉、奥側の壁に小さなのぞき穴あり。
 「モリーが新聞を開いて少しで」など、出のきっかけを
 レン君たちが確認するために使っている。
 (翌日見に行っても小さすぎて存在は確認できず)
・玄関入ってすぐの、ジャイルズが荷物を隠すスツール上、
 飾ってある絵の中の一つがだんだん仰向けに寝ていっている。
 なぜスタッフ誰も直さないのかは疑問。
 (見えない席も多そうな場所だからかな?翌日確認済み)
・トロッターが知っているかのように一発で見つける時刻表。
 (本棚に入っていてベージュに赤ラインの本。
 一目ではとても時刻表とは分からない装丁でした)
・初演時、トロッターが蹴飛ばして足を折った上手の椅子。
 その後で座る場面は、3本足でバランスをとったらしい。
 現在は鉄板で補強済み。(翌日観たら、結構長時間座って、
 足を組んでメモを書いている場面でした。鉄板は確認できず)
・トロッターのシングルジャケットはサイズが大きかったため、
 前ボタンの位置を変えて、ダブル並みに前が重なっている。
 ただし、3つボタンのうち上2つしか位置を直していないため、
 2幕で前を開けているとボタンの並びが変。(確認済み)
・トロッターの靴は初演で崩壊したことあり。
・2幕でトロッターの謎は解けたぞ〜!みたいなセリフを受けて、
 レン君がナポレオンの名前を出す場面、なんでナポレオン?と、
 脚本の意味が分からなかった岩田さん、原本を当たったところ、
 ナポレオンではなく「不思議の国のアリス」に出てくるハートの
 女王の話だったらしい。ので、何となく女王つながりで、
 この台詞を言いながらチェスのクイーンを触っているそうです。
 (私の座席からは見えなかったので確認できず)
・レン君が最初の方で鳴らしまくるベルは、最初はもう少し
 大きいものだったけれど音が玄関と似ていたために演出却下。
・トロッターはほとんどの扉から「出て」いかない。覗くだけ。
 その中で、物語の大詰めでほんの一瞬、図書室へ行く時は、
 必要な小道具を取ってポケットに入れています。
・その小道具、浅く入れすぎて暗い舞台上で落としたことあり。
 発見されたのはスツールの下。
・その図書室への扉、最後に十字架が現れるけれど、そこは普段は
 木をはめ込んで埋めてある。必要な時だけスタッフさんが外す。
・同じ場面でライトが当たる、正面の絵の子供たち3人。初演時は
 スタッフさんの茶目っ気で書き込まれた小さなものだったが、
 演出が気に入って拡大、ライトまで当たるようになってしまった。
・舞台上で行われる殺人、犯人の影役は岩田さん。
 直前に2階から降りてくる影は田村連さん。SEの口笛は岩田さん。
・2階へ続く階段の裏は、ほぼ梯子並みの急階段。
 手すりはあるけれど釘で止めているだけなので掴まると壊れる。
 しかも、1段目はギギ〜ッときしむので、そうっと出ないと
 いけない人は、1段目を飛ばして上る必要がある。
・舞台中央にある長椅子が客に近すぎるとのモリーの希望により、
 少〜しずつ後ろに下げていったら、上手側の階段との透き間が
 少なくなりすぎて、戸井さんが階段に突っかかったことあり。
・下手の鏡はマジックミラーになっていて奥は見えないはずなので、
 最初のうちはスタッフさんが確認のためにのぞいたりしていたが、
 意外に見えるので、途中から立ち入り禁止になってしまった。
 (この話は東京でもあり)
・火かき棒は、よく肩たたきに使われていた。
・トロッターの手帳、汗がしみ込んで紙がくっついてしまい、
 めくれなくなったことあり。めくらずに言うのも変な台詞なので、
 必死でめくる間、台詞が止まってしまったことがあったので、
 その日は、全部のページにメイク道具などをはさんで帰った。
 そうしたら、翌日は紙が波打って手帳の形自体が変なことに。
 スタッフさんに全ページアイロンがけしてもらいました(^^;
・玄関の出入り口は透けるようになっているけれど、
 トロッター登場時は誰にも気づかれないようにするために
 下に這いつくばって映らないように待機している。
 登場直前に柱の影に立てかけてあるスキーの留め金を外して
 そうっと立ち上がって柱の影に隠れてから登場している。
 (翌日チェックしたら、歩いて登場する姿がしっかり見えました。
 楽日だけ演出が違うなんてこと・・・ないよねぇ?)
・2階の階段上扉には、きっかけを知らせるための赤いランプがある。
 きっかけの少し前に点いて、消えたらGO。
 ただし東京楽(だったかな?)では壊れているからと、
 スタッフさんが足を叩いたらGOだったらしい。
 「普通、ランプとかできっかけを知らせるシステムがあるのは、
 スタッフさんの手の回らないところだけのはずなのに、変だね、
 最初から足を叩くんでいいじゃん」と、お2人の弁。
・レン君がミセス・ボイルの頭にゴミ箱を載せようとする場面。
 ある日は、淡路さんに「そういえば今日は何か触ったわね」と
 言われてしまったらしい。やはり怖〜い先輩なのでしょうか(^^)
・三百人劇場の裏は学校。上手から下手へ移動する時など、
 トタン板で覆っただけの蒸し暑い野外通路を通るのだけれど、
 外から部活中の声が「そ〜れ!」などと聞こえてくる。
 そこからドア1枚で真冬のイギリスに戻る気持ちも大変だが、
 何よりも、静かな場面でドアを開けないようにするのが大変。


2005年07月20日(水) 蜷川版『十二夜』

蜷川版『十二夜』(歌舞伎)

<時間> 
序幕16:30〜18:04、2幕18:34〜19:20、3幕19:40〜21:00
<場所>歌舞伎座2階7列14番
<原作>W.シェイクスピア
<訳>小田島雄志、<演出>蜷川幸雄
<出演>
 尾上菊之助:斯波主膳之助(セバスチャン)、
        獅子丸(シザーリオ)、琵琶姫(ヴァイオラ)
 中村信二郎:大篠左大臣(オーシーノ公爵)
 中村時蔵:織笛姫(オリヴィア)
 尾上菊五郎:丸尾坊太夫(マルヴォーリオ)、捨助(フェステ)
 市川亀治郎:麻阿まあ(マライア)
 市川左團次:左大臣・洞院鐘道(サー・トービー・ベルチ)
 市川團蔵:比叡庵五郎(織笛姫の家臣、フェービアン)
 尾上松緑:安藤英竹(サー・アンドルー・エーギュチーク)
 尾上松也:久利男(従者、キューリオ)
 坂東秀調:幡太(従者、ヴァレンタイン)
 坂東亀三郎:役人頭・嵯應覚兵衛
 河原崎権十郎:海斗鳰兵衛(アントーニオ)
 市川段四郎:舟長磯右衛門(船長)


えっと、蜷川さんの初歌舞伎なんですが。
私自身が歌舞伎慣れしてないので、従来の歌舞伎との
相違点みたいなものは、全くさっぱり分かりません。
ただ、「菊ちゃんの『十二夜』観ない?」と誘われて、
ちょっとそれは素敵かも〜♪とついていっただけで、
その点は、とてもとても満足して帰ってきました。
やっぱり似合うよ〜、菊ちゃんかっこいい〜(*^^*)
美人さんだし、眉目秀麗な若衆だし、目の保養。

彼も勿論ですが、とにかく「きれい」な舞台でした。
幕開き、蜷川お得意の鏡張り舞台。全面に映った
客席に、おお〜っ!と観客がどよめいたところで、
鏡の向こうにある桜と手前のクラヴィアが透けてきて、
洋装の子供たちが♪O come Emmanuelを歌い始める。
ハンサムな大篠左大臣と従者が花道を歩いて登場。
鏡のおかげで2階席からでも観えるのが嬉しい。
(ただ、曲と桜で、季節感を悩まされたのも確か。
そんなところで引っ掛かる必要はないのかな?)

続く嵐の場面では、まずは舳先に立つ凛々しい膳之助。
舳先の美青年というのは、それだけで見惚れるのに、
船長に「妹を頼む」と奥に消えたと思えばすぐさま、
早変わりして、なおやかな琵琶姫で現れる。
目的に沿って、冒頭からしっかり、菊ちゃん堪能(^^)
魅せてナンボ、楽しませてナンボのエンターテイメントだと
分かって作ってくれてるのかなという感じが嬉しい。

けれど、ちょっと困るのは、分かりやすさを
追求してくれたおかげか、ゲームなどにかぶること。
各々の部屋に入ると必ず、テーマ曲が流れたりすると、
『アンジェリーク』を思い出したり、「紀伊といえば鯨」の
単純なつながりには『遥か〜』シリーズを思い出したり。
サー・安藤の格好も、ゲームや漫画のなんちゃって平安。
でもシェイクスピアも歌舞伎もゲームも、時代時代の
エンターテイメントだから、そこを追求すると似るのかな、
とか考え始めると今度は、♪「ちょっぴり おつむに訴えて、
ちょっぴりハートにアピール」なんかが頭の中で流れ出したり。
いや、結構まじめに観てるんですけどね。

役者さんは、目的その2だった菊五郎さんが、
台詞を結構かみかみだったのが、気になりました。
稽古10日で幕を開けたんじゃ仕方ないのかもだけど、
せめて阿呆役の時は、滑らかにしゃべってほしいなと。
でも、チケットをお願いした時点ではオーシーノ役での
色気を期待していたので、役柄としては残念だったのに、
間を取る巧さには、さすが!と思わされてしまったなぁ。
笑いでも何でも、魅せてくれるから大好き。

他にお気に入りだったのは、麻阿まあ。
安藤と洞院とつるんでいて、いつも目が引かれました。
動きが分かりやすくて、かわいらしかったな〜。
織笛姫は、雰囲気可愛いけど、声がイマイチ。
オフで声だけ聞こえてから出てくることが多いせいか、
凛々しくてきれいなんだけど、もう一歩だったかな。

でも大きな文句といえば、最後の再会シーンだけで、
基本はとてもとても楽しませてもらった舞台でした。
最後はどうするんだろうとは思っていたけれど、でも、
せめて、もう少し似ている人はいなかったのかなぁ?
あんなところで笑いが起きるって、どうなのよ(苦笑)


2005年07月17日(日) 『モーツァルト!』(中川ヴォルフ)

<時間>13:00〜14:25、14:55〜16:20
<場所>帝国劇場J列24番
<主な出演>
  中川晃教、川綱治加来、西田ひかる、久世星佳、
  市村正親、高橋由美子、山口祐一郎
  阿知波悟美、花王おさむ、吉野圭吾ほか
<指揮>西野淳

大好きな観やすい位置で、最初から全部観ました。
それで感じたのは、中川君にますますヴォルフが
染み込んだなぁということでした。ものすごく自然。
演技として見ると動きも何もなっちゃいないのですが、
演技と思えないから許せちゃうような気がする。
というか、許す許さないの次元でもないのが不思議。
初演で感じた「奇跡の子」でしかない輝きは、やっぱり
消えてしまったけれど、代わりにヴォルフになった感じ。

それはつまり、10日に観た時に感じた
「無難」感、なんだろうなと考えつつ観ていました。
「無難」と言うと悪い言葉のようだけれど、そうではなく、
大劇場で団体客に見せられる安定感があるということ。
神が光臨するような奇跡の舞台もありえないけれど、
暴走して、あらぬところへ行ってしまったりもしない。
マニア向けではなく、毎回同じものを提供できるプロ。

今の日本で見られる商業演劇としては
最高レベルの一つだとは心から思っています。
前回も書いたけれど、大劇場演劇ではありえないほど
主要キャストにハマリ役がそろっていると感じるし。
でも、あっきーヴォルフと本気の山口祐一郎@コロレドとの、
血が沸騰しそうな掛け合いとかが、もう一度感じたい。
今の指揮の方は、割と落ち着いたテンポで振るけれど、
来月の、ノリと勢いが身上の塩田指揮なら変わるか?
私にしては珍しく、塩田さんを待ちたい気分です。


2005年07月16日(土) 『マウストラップ』

ミニイベント付きの日とあって、客席はほぼ満員。
イベントは40分ぐらいかな?主にQ&Aと写真撮影。
『蜘蛛の巣』の時のように舞台上で撮影できるのかと
楽しみにしていたのですが、今回は無理でした。

マイクのコードは長いものを使っていたようで、
割と後ろの席の人の所までも戸井さん自身が
マイクを持って走り回る手作り感が、らしかったかな。
挙手形式だったためか、あまり質問は出なくって、
「飾られた絵の1枚だけ大和田さん作。どれ?」とか、
「WEでは、エンディングは誰にも話さないで挨拶を
トロッターがやっていたけれど、やりたくないですか?」
とか、たわいもない話がほとんどだったと思います。
「先に書いてもらえばよかったね」とは戸井さんは弁。


『マウストラップ』

<場所>三百人劇場5列15番(センター)
<演出>大和田伸也
<出演>
  トロッター刑事:戸井勝海
  ジャイルズ・ロールストン:内海光司
  モリー・ロールストン:芳本美代子
  ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣
  メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連
  クリストファ・レン:岩田翼

異様に寒いと聞いていた劇場も、上着を羽織れば
そこまでではなく、ちょっとホッとしながら観始めて。
客が入ると舞台上も乗るのか、少しテンポアップめ、
みっちょん@モリーの明るさが、いい感じで映える。
前回は絶望的に感じたミス・ケースウェルの台詞も、
サラッと聞き流して諦めがつけられる程度に感じる。
スムーズに進んでいく舞台が、ちょっと嬉しい。

でも戸井さん個人は、ちょっと重めになっていたかも。
多分、シリアスの方が演じやすいんだろうけれど、
初演の演技に寄ってしまった印象があって少し残念。
いや、そういう演技もありなんだろうとは思うし、
大和田演出自体が、粋さや お洒落さはほぼ排除して、
ムダに真面目にミステリを作ろうとしている印象なので、
演出的にはその方が正しいのかもしれないけれど。
せっかくモリーが、明るくチャーミングになったのに、
トロッターがテンポに乗り切れていない感じ。

個人的には、ネタバレは、観劇2回目以降の人たちが、
「こんな所でこんなこともしてたんだ!」と思う程度で、
初見の人は全く気づかない舞台でいいと思うのです。
パンフレットにある、赤川次郎のコメントのように、
小難しいトリックや陰惨な殺人、重苦しい関係ではなく、
ユーモアや会話の妙こそがクリスティの面白みだと思うし、
ネタ云々よりも、その場のテンポを楽しむ舞台にしてほしい。
それこそが、ネタなんて完璧に分かっていてもなお、
何度でも観ようと思えるクリスティの魅力だと思うのに。

けど、終演後のイベントでのQ&Aで、初見の人が
「全然、犯人が分かりませんでした」と言った時の、
「いろんなところで演技してるんだけどね」という返事に
(あれくらいじゃ分からない?もっとやらなきゃ?)という
雰囲気を感じて心配になってしまったのは私だけ?(^^;
演出と好みが合わないってことで、諦めるしかない?
最後の方の深刻な部分は、結構いいと思うんだけど、
犯人が分かりきっていても楽しめる面白さ、ってものが
いまひとつ欠けている気がしてならないんだけどなぁ。
それがあるからこそのロングラン芝居じゃないかなぁ。

・・・と、初演から考えればすごく良くなった舞台を前に、
それでも何か方向性が違うと思うんだけどなぁと、
言っても詮無き繰言をつぶやいてしまう私なのでした。
素直に「趣味じゃない」とだけ言えばいいのかなぁ。
でも、ウェルメイドコメディとしてのクリスティが勿体ないと、
どうしても思ってしまうんで、もう仕方がないですね。
とりあえず、初演から安定してすばらしいボイル夫人や、
「舞台に溶け込んでうるさい」演技を会得したレン君、
噛むほどにおいしくなる少佐らも、とても好きでした。


2005年07月14日(木) 『キレイ〜神様と待ち合わせした女』

えーと、今は20日の夜です。
13日に『うら騒ぎ』観た後は、14日『キレイ』
16日『マウストラップ』、17日『モーツァルト!』
20日 7月大歌舞伎『十二夜』を観ました。
15日は『パリアッチ!』のはずでしたが挫折。
一緒に当券するはずだった友人から終演後、
「すごくファンしてる役者がいないなら、無理に
観るほどじゃなかったよ」と言われてホッ。
でも高鹿さんは良かったらしいですね・・・。

どれも一言ずつでも言いたいものがありました。
でも最初に観たのが、割と相当性に合わなくて
観終えると激しく体力消耗する松尾スズキ作品で、
しかもよりにもよって、上演時間4時間弱、
終演したら23時近いという長尺だったんです。
おかげで、先週木曜観終えた時点で気力ほぼゼロ、
ネットになんて迎えるかいって状況になっていました。
でもまあ明日明後日、観劇休みなので頑張ってみます。
とりあえず、最初の作品から。

========================

『キレイ〜神様と待ち合わせした女』

<場所>シアターコクーン、D-1番
<時間>1幕100分、休憩15分、2幕100分
<作・演出>松尾スズキ
<出演>
ケガレ:鈴木蘭々、ケガレ・ミサ:高岡早紀、
ハリコナA: 阿部サダヲ、ハリコナB:岡本健一
カネコキネコ:片桐はいり、 カネコジョージ:松尾スズキ
ダイダイカスミ:秋山菜津子、ダイズ丸:橋本じゅん、
ジュッテン:大浦龍宇一、マジシャン:宮藤官九郎

伊藤ヨタロウ、池津祥子、伊勢志摩、顔田顔彦、
宍戸美和公、宮崎吐夢、猫背椿、皆川猿時、村杉蝉之介、
荒川良々、井口昇、少路勇介、康本雅子、花井京乃助、
江田あつし、蝦名孝一、近藤大介、羽田謙治、
前田員範、森内遼、安田栄徳、山崎隆弘、
大川麻里江、木村智早、桜井美紀、中尾ちひろ

(酒井若菜 体調不良による降板の代役:鈴木蘭々)


・・・・・長い(^^;
とにかくそれが一番の感想だったり。
コクーンの固い椅子、端っこの席、松尾スズキを4時間。
初演がとても評判よく、再演が始まってからもチケット品薄で
D列なら多少色をつけたって速攻売れる評判って知ってるけど、
それでも私にとっては、ちょっと拷問な舞台だったかも。

「松尾スズキの舞台は情報量が多い」と言う人がいたけれど、
そういうことなのかなぁ、短時間でお腹いっぱい。疲れる。
歌詞が秋山さんぐらいしか聞き取れないせいもあるけれど、
誰をメインで観ていいやら判然としないままに流れていき、
何だか話もつかめないままに、インプットが処理できなくなって
そのうち、頭が一時フリーズを繰り返すようになってくる。
だから結局、ほとんどは単発の感想になってしまうんですが。

その中で唯一、流れをつかんで理解できたのはダイズ丸。
じゅんさんが演ってたからなのかな?単純で一生懸命。
不可能な妄想ではなく、実現可能な等身大の夢のために
毎日を懸命に生きて幸せをつかんだ彼が、好きでした。
とても謙虚に♪ダイズ丸の歌 を歌っていた死ねない彼が、
♪最後の一花(トザイトーザイ)での吹っ切れを見せるから、
人生って捨てたもんじゃないよなと思えちゃう力がある。

ハリコナも、分からないなりに好きだったかな。
アホウのAが賢くなってBになってからも、ずっとお茶目。
特に岡健が、こんなに阿部サダヲから違和感なく成長するとは
思ってもみなくてビックリしました。全然違うけど、確かに同じ。
自分の感情に素直であり続けることが愛嬌になっている感じ。
女装してもお笑いやってても歌ってもシリアスしてても、
なんだか微笑ましく見ちゃう。気分は母親でしょうかね。

カスミお嬢様になると、話の中心に絡む役だけに、
その絡み方が全く理解不能なのが辛くなってくるのですが、
単体としては、弾けっぷりが、もう完っ璧に素敵でした。
主人公のケガレの親友だけど、やたらハイテンション。
「イエ〜イ!」だっけ?ハイタッチしちゃったりしてるし(^^;
「かっこいい秋山お姉さま」のイメージ持っていただけに、
幕間にキャスト表チェックしてもなお、半信半疑なくらい。

マジシャンは「クドカン」そのままの人の良さが見えて、
好感度高いままで観終えたんですけど、それが違和感で。
ケガレやマタドールの対応を見ていると、本当はもっと、
ちょっとおかしくなっている怖さのある人なんじゃないかな?
10年もの間、周り中を騙して少女を監禁し、小さな世界の
帝王であり続けた緊張感みたいなのって、なかった感じ。
それがあると、もっとケガレの世界観が変わって見えたかも。

そんな感じ。主人公たち(ケガレ=ミサ)については、
いいのか悪いのかもよく分からなかった。でも、
マジシャンに感じたような、話の中での違和感はなかったし、
大浦龍宇一@ジュッテンのような、出てくるたびに、
「この人誰だっけ?」と考え直さなくちゃならないくらい
存在感やキャラクターが薄いという状態ではなかった。
だから、良かったんじゃないのかな、分かる人にとっては。
歌詞は全然聞こえないけどね。でも、パンフレットに相当数、
歌詞は載っていたから、先に読んでいれば良かったのかな。

そして私結局、副題に関わるストーリは、ほとんど全く
理解していないんだなぁと今更のように思っています・・・。


2005年07月13日(水) 『うら騒ぎ〜NOISES OFF』

新国立劇場シリーズ「笑い」vol.4
 『うら騒ぎ〜NOISES OFF』

<作>マイケル・フレイン
<演出>白井晃
<場所>新国立小劇場、D2列8番
<時間>19:00〜21:40ぐらい(全2幕or3幕)
<出演>沢田亜矢子、井川遥、谷村実紀、山崎美貴、
今井朋彦、羽場裕一、大林洋平、白井晃、森塚敏

いや〜、笑った!すっきりした。
・・・ってだけで感想終わらせちゃいかんでしょうかね(^^;
でも、とにかく観なきゃダメってな舞台だったんで。
気持ちよく笑って、すっきりして帰りましょう〜って。
「笑い」を追求して ここまでいけりゃ、文句なし。
さすが、マイケル・フレイン。人の出入りや小道具の
使い方が、観てて分からなくなるほど細かくて、
本当にきっちり作り込まれていることに、ただ感心。
それを演出しきった白井さんにも、演じきった
役者陣にも、感服&拍手。以下、ネタバレ。

基本は、「NOTHING ON」という芝居を上演する
カンパニーの話。観客も一応、それを観に来た
という設定なので、幕にも「NOTHING ON」と書かれ、
席に置かれたリーフレットも「NOTHING ON」の解説。
「本リーフレットの内容はフィクションであり、
ほとんど事実と異なる内容となっております。
正しいプロフィール等は劇場ロビーで販売の
公演プログラムをご参照ください」ですけどね。

例えば羽場さんの出世作は「鼻血ぽったぽた」。
ついでに、羽場さん演じる役者「羽場」は、
興奮すると鼻血が出やすい体質で、それもまた、
どんどん混乱していき収拾がつかなくなる舞台の
彩りの一つであったりもして。

1幕の舞台装置は「NOTHING ON」の舞台セット。
初日前日深夜、ゲネプロのつもりだけど場当たり。
台本が遅れたせいで、まだ台詞も段取りもロクに
入っていない役者たちに、演出家・白井はイライラ。
この演出家、客席に設けたディレクターズシートから
演出するのですが、私の目の前が そうだったの(*^^*)

前のめりになったり、背もたれに寄っかかってみたり、
マイクを持っては置き、持ってはダメ出しし、時々
「何やってんだ、あいつは」とつぶやく生声が聞こえ、
くしゃくしゃ髪をかきむしったりする姿に うっとり。
何というか、白井さんって、ダメ色気があるんですよね。
ただ、舞台は、ものすごーく見えにくかったです。
でも、せっかくなので演出家と一緒になって、必死で
人の出入りや小道具に関して細かく見ておいたのは、
2幕3幕で、吉と出る。

1幕終わりで休憩に入るのは、白井さんの
「ここで やめましょう」というゲネ終わりの言葉で。
客席も明るくなるんですが、役者の演技は続くんです。
幕前に現れて怖〜い顔の井川遥とか。白井さんも、
ゲネプロの時は本当に こんなことをしてるんだよ〜とか、
「NOTHING ON」って実は・・・と続け、ついでに「これは、
本当の休憩です」とも言うけれど、トイレに立ちにくい(^^;
まあでも一応15分休憩。ここを逃すとヤバいです。

2幕は、公演中日の舞台。セットは舞台裏。
実際に1幕のセットをぐるっと回したんだと白井さんの弁。
裏側の人間関係が、1幕に続けて詳細に見えてくる。
井川遥とつきあっていながら、舞台監督助手役の
谷村実紀さんにも手を出している白井さんに、
沢田さんと今井さんもつきあっていて、
酒好きの老役者・森塚さんは徘徊癖があって、
彼が消えた時の代役・大林君は、使いっ走り。
ごたごたが募ってくると、羽場さんは鼻血を出す。
でもまあ何とか、舞台側での出入りはできていて、
1幕で観た舞台ができたような気がする。

一応「5分の休憩」。でも客席は半明かり。
白井さんと森塚さんの会話があったりもして。
「トイレ行っていいですよ」台詞もまたあるけれど、
誰も立つ気配はないまま3幕に突入。

幕が開くと3幕。1幕と同じ「NOTHING ON」のセット。
千秋楽の公演ですが、もうメチャクチャ。
いや一応、続いてるっちゃ続いてるんですが、
ないはずの小道具があったり、いるはずの人がいなかったり、
あらぬところで、きっかけの台詞を言ってしまったために、
今 来ては困る人が舞台上に出てきてしまったり(^^;
元をしっかり観ているからこそ、収拾しようとする役者と、
アドリブの利かない役者の噛み合わない台詞の応酬や、
どんどん増えていく小道具への対応に爆笑の嵐で。

もうこうなると、ガツガツ笑った者勝ちという感じで、
観ている方も焦り、困り、笑い、楽しみまくりました。
あれが本当に全部台本にあるなんて信じられないけれど、
それこそ、台本を全部把握してなかったらできえない舞台。
本当にものすごくこれは、台本が見たい芝居です。
できれば上演台本と脚本と読み込んだ後でもう一度観たい。
そうすると、すごさがまた実感されるんじゃないかな。
いやしかし、気持ちよかった。よく笑ったな〜!


2005年07月11日(月) 『the Last 5 Years』

うちの職場は昼休みは「いいとも!」がついてます。
でも、女16人が狭い部屋でしゃべっているので、
音なんて全く聞こえません。ついてるだけ。
それでも、毎週の慎吾のコスプレチェックだけは
慎吾のMyブームが分かって楽しいので
欠かさないのですが、今日のは何か分からん・・・。
真っ黒なずるずる服で、隣近所と「何だろう?」と
悩んでいたのですが、エンディングで分かりました。

「ライトセーバー持ってるじゃん!」SWでした。
エピソードシリーズに入ってからまだ一度も
観ていないので、全然、思いつきませんでした。
割と好きだけど、どうも見に行くチャンスがなくて。
旧シリーズからまとめて、耐久10数時間とかで
上映してくれる映画館、ありそうで見かけないし。
あったら誰か、一緒しません?

でも今日は、ベイダー卿な慎吾見ながらも、
「局長〜!今日は副長観てくるよ〜!」モード。
久々の山本君舞台ですもん。ファンじゃないけど。
山本君単体でファンのつもりはないけれど、
やっぱり一年のすり込みは大きいなぁと、
本当に魅力的だったなぁと思う今日この頃です。

以下、あらすじ付でネタバレしています。
観る予定のある人は、読まない方が面白いかも。
でもやたらと長い文章の8〜9割は、
「山本君、かっこよすぎ〜!」話かも(笑)


『the Last 5 Years』

<場所>シアターX、D列15番(センター)
<時間>19:00〜20:30
<出演>ジェイミー:山本耕史、キャシー:Nao

もう、とにかくの感想は、
「ジェイミー、かっこいいぃぃぃっ!!(*^^*)」
特に前半なんて、ちらりと視線が回ってくるたび、
うわぁぁぁ(^^;と、脳内で じたじた足踏みしてしまう私。
あんまり素敵で悩殺されていて、後はもうどうでも。
いや、「山本耕史、サイコーッ!」ではないので、
ちゃんと舞台は観ていると思うのですが。
昨年、土方の視線に悩殺された覚えのある人で、
舞台全体の出来を最重要視しない人なら(苦笑)、
観逃す手はないですぜ、って感じでしょうか。

作家を目指している兄ちゃんと
女優志望のお嬢さんが出会って恋をして結婚、
ガンガン成功していく兄ちゃんと、自分の才能の
限界に気づいて悩むお嬢さんとの溝が深まり、
結局は別れてしまうまでの5年間の話なんですが、
いやもう、その、学生時代にちょろっと書いた話が
ツテをたどって偉い人に読んでもらったら拾われ、
とんとん拍子に売れっ子になったという兄ちゃんの、
その華やかな天才性、純粋な愛情の注ぎ方、そして
「できない人間」を理解しない残酷さが似合いすぎ。

若くかっこよく才能あふれ、運にまで恵まれて、
あっという間に売れっ子作家になったジェイミーには、
「頑張ってもできない」キャシーが全く理解できない。
前半の、幸せそうな恋している姿には、ひたすら
す・て・き〜♪と溶けられましたが、後半は辛かった。
「あなたのパーティーに行くのが嫌」と言うキャシーに
「君の才能を信じているからこそ君を愛したんだ」なんて
励まし、どんなに優しくても辛くて拒否しかできないから。
もういい!と吐き捨てられても、まだ好きだから辛い。

この歌、高さも位置も私の席の真正面だったので、
余計にもう目も合わせたくなくて俯きたくなりながら、
ボロボロ涙出てきても ぬぐえなくて、困りました。
彼のことがこんなに好きで、彼も私を大切に
思ってくれていて、でも、どうしようもなく辛くて。
こんなに輝いている彼を、誇らしい気持ちもまだあり、
でも、憎くてたまらない気持ちにもなっている。

何か、観終わって、とても不思議でした。
私、山本耕史って、何でも器用にこなすけれど、
これというものがなくて、舞台だとイマイチな人だと
常々思っていたはずなのに。でも、やたら引き込まれた。
歌の表現力も、こんなにあったっけ?って感じ。
仕立て屋さんの物語の歌なんて、ドラマを感じたし。
昨年で、自信やプライドと実力がうまく伸びた結果、
バランスが取れて、そこに似合った役柄だったからかな。
こーんなに魅力的だったっけと、観終えてやや呆然。

ただ、舞台として出来がいいかと言われると、難あり。
ジェイミーの5年間は、過去から現在へ進み、
キャシーの5年間は、現在から過去へさかのぼる形で
表現される構成なのですが、全然 活かせていないし。
Naoさん、歌手とは思えないほどクセのない素直な歌で、
声もきれいだし歌詞も聞きやすかったのですが、
悪い方も歌手とは思えないほどで、歌いこなせていない。
ちびコゼちゃんたちみたいに「頑張ってて可愛い」。

だから、嫌う理由もない凡人として可愛いキャシーと
思えなくもないと、一応は言えなくもないですが、
演技力でやっている訳ではないので、キャシー側の
時間軸を全く感じられず、構成の妙はどこへやら。
いや、好意は感じているんですけどね。だけどせめて、
ジェイミーと出会った時、彼が何かを感じたはずの
そんな女性ではあって欲しいなと思うんですけれど。

舞台正面の、今現在の時間を表示していた時計が
(開演5分遅れたら、ちゃんとその間も進んでました)
大きくなったりクルクル回ったり、消えたり、
壁の窓も場面ごとにブラインドやカーテンに変わり、
照明やセットもきれいだなぁと思った舞台でした。
音楽は、日本語を乗せにくい曲が結構あったかな。
山本君の方が曲調的に不利だけど聞き取りづらかった。
舞台としては、あれもこれも文句つけたいところが
結構あるけれど、あのジェイミーと、1時間半、
一緒にいられたから、それだけで思い切り満足です。


2005年07月10日(日) 『モーツァルト!』(ソワレ)

<時間>17:45〜19:10、19:35〜21:00
<場所>帝国劇場C列45番
<主な出演>
  中川晃教、西田ひかる、久世星佳、
  市村正親、高橋由美子、山口祐一郎
  阿知波悟美、花王おさむ、吉野圭吾ほか

20分以上遅刻しました。
私が劇場に入った時には既に市村パパが
♪「心を鉄に閉じ込め」ソロを歌い始めようとしていて。
私がこの演目を観に行く時、ある意味最も楽しみなのが、
大司教登場シーン♪「サボるな、どこを見てるんだ」なのに。
ナンネールが市場でからかわれる場面も好きなのに。
当然のごとく、♪僕こそ音楽なんて、とうに終了済み。
それなしで『モーツァルト!』ってどうなのよぉ(泣)

しかも端っこから観ているので、
いまいち、舞台に乗り切れていないし、
特にアマデに関してはよく分かっていません。
でも、それら全部さっぴいても、何となく印象は「無難」。
何が好きってこの舞台、ほとんどのキャストが、
東宝ミュージカルにありえないほど適役なことですが、
特に主役が、そこでストップしてしまっていた印象。

初演M!や、『SHIROH』の時のような、
神がかり的印象がなくなるのは、当然だと思います。
あれは、初演だからこそ観られた奇跡だと思ってる。
でもその代わりに、役者になっていてほしかった。
初演で既に井上君は、役者として、自分自身の
ヴォルフを作り上げていたけれど、それとは違う、
あっきーならではのヴォルフが観たかったかな…。
「ミュージシャンの演技」のままだったのが残念。
奇跡の声だけでも相応の満足ならあるのですが。

今度はセンターブロックで観られる予定なので、
次こそ遅れず観られるよう祈りながら、今日は
あまり感想を追求しないようにしておきます。
でも、この演目を観るとまた、圭吾君好き〜♪とか
祐一郎さんLove〜♪とか、由美子ちゃん最高!とか
さすが市村さんだなぁ!とか思うんですよね。
ひかるコンスのうちになるべく多く観ておきたいです。


2005年07月09日(土) 日記。

忙しい一週間になるはずが、結局、
途中で体調崩してチケット売っ払ってお休み週。
今朝もエリザ発売リベンジのために早起きするはずが、
起きてるんだか起きてないんだか分からない状態で
横になったままで、ぼうっとしていました。夢の中で
「あなたにとってのMr.ベースボールは?」みたいに
聞かれたようなのですが、眼鏡の顔は浮かぶのに
どうしても古田新太としか出てこなくて、苦悩しまくり。

「う〜ん…」とか うなっている自分の声も聞こえつつ、
それでもはっきり目が覚めずゴロゴロしていたら、
いきなり「長瀞の映像です」と聞こえて覚醒しました。
毎朝8:15にテレビのタイマーがかかっているので、
全然耳に入らないままにNHKがついていたのですが、
そこで今朝紹介してくれたのが長瀞だったらしい。
「これくらいの水位だと川下りもいいですね」とか
聞こえる映像を見つつ、ちょっと行きたくなる。

いや実は、少し前の岡田浩暉さんのHPメッセージで
長瀞の話があって、そんな地名を知ったばかりで、
どんなところだろうと頭に引っかかっていたんですね。
映像を見ているうちに、いきなり行きたくなったものの、
友人を誘う前に交通情報を検索して、速攻で挫折。
片道3時間って、早起きしなくちゃ無理ってことか。
でも、きれいなところだなぁ・・・。

たまにはこういうところに行ったりもして
命の洗濯しなきゃダメだよなぁと思いつつも、
結局、街中の部屋に独り引きこもったまま、
チケ争奪戦&ゲーム&昼寝で過ごした一日でした。
その過程で初めて知ったこと。「篠原泰之進」は
「やすのしん」ではなく「たいのしん」だったんですね。
丸一年『新選組!』見てたし小説なども結構読んだのに、
乙女ゲームで初めてこんな事を知る私って一体(^^;

もとい、エリザ、9/25余ったら声おかけ下さいm(_ _)m
本当はエリザは朴ルドで観たいのですが、誕生日に
綜馬陛下にお会いするという夢が捨てきれないので。
井上君も最近好きになってきたので、楽しみだし。
さ〜て明日も仕事だぜ。ソワレ帝劇に間に合うように
頑張らなきゃだし、早寝しなくちゃ。


2005年07月05日(火) 病欠+久々の更新。

病欠しました・・・。
日曜日、昼過ぎからだんだんお腹が痛くなって、
ヤバいんじゃないかと思いつつ、観劇に出かけ。
連れの新居に寄る約束をしていたので行ったけれど、
劇場の冷房負けしていたところに折りからの雨で、
寒気で鳥肌立ってくるし、胃がキリキリ痛む。

初めての人の家で、7月に暖房つけてもらい、
毛布かぶってカイロ請求して、何とか復帰。
10月の転居直後と同じ症状だよと思いつつ、
何とか温まって月曜日は出勤したのですが、
職場の冷房負けして状況は悪化、今日は欠勤。

冷房さえなければ何とかなるんですよね・・・。
今日一日、また冬布団引っ張り出して寝ていたら、
目覚めた4時過ぎには何とか復活していたし。
実は朝は「今日休めるなら『ノイゼズ・オフ』の
トークショー付の回が観に行けるよなぁ」とか、
「交流会付『マウストラップ』も行けるなぁ」とか、
そんなことを思いながら寝たはずだったけど、
起きたのはすっかり間に合わない時間で残念。
当然、多少復活したとはいえ、この体調のままで
劇場の冷房に触れるのは自殺行為なのですが。

さっき、8時過ぎから降り始めた雨の冷気で、
またしても胃がキリキリし始めているので、
もうまた寝ますが、起きてる間に更新しました。
ファンモードのページに部屋がある役者さんの
今後の予定を全員分更新、駒田さんに関しては
感想も、現時点まで追いつかせました。
あと、禅さん掲示板の入り口は削除しました。
現実問題として、ほとんど稼動していませんし、
過大な期待を持たれる方が多くて申し訳ないので。

これ、明日は大丈夫なのかなぁ・・・。
胃痛はもちろんですが、このゾクゾク感は、
今さら熱が出てきている証拠のような・・・。
とりあえず、おやすみなさい。


2005年07月03日(日) 『マウストラップ』再演ツアー初日

<場所>カメリアホールC-17(センター)
<演出>大和田伸也
<出演>
  トロッター刑事:戸井勝海
  ジャイルズ・ロールストン:内海光司
  モリー・ロールストン:芳本美代子
  ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣
  メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連
  クリストファ・レン:岩田翼

一昨年3月、東京初日からツアー楽までつき合って、
どういう舞台にしたいのか理解できず当惑し続けた挙句、
結局やっぱり出来が悪かったんだろうと結論づけた舞台。
それを、再演されたからとツアー初日から行くなんて、
しみじみ自分が分からなくなりつつ劇場に向かいました。
不安で、誰かと一緒に観たかったので、亀戸なら家から
近いし付き合ってもいいよと言ってくれた友人と一緒に。

最後に「この結末は誰にも言わないで下さい」と
言われてしまう舞台なので、内容には触れませんが、
とにかくとにかく、みっちょん、ありがとー!!でした。
前回最も嫌だったのが、モリーが厚化粧で野暮ったく、
クリスティの女性らしい可愛さが感じられなかったことで。
それが、芳本モリー、くるくるよく動いて、とにかく可愛い!
一生懸命さ、茶目っけ、賢さなどがそろっていて、
ひと言で言えば「チャーミング」で、つい目を惹かれる。
久世クラリサがどんなに好きだったか思い出す感じ。

彼女が主となって舞台の雰囲気を作ってくれるので、
前半、退屈せずに入っていけたのがすごく大きいです。
前回も大好きだったボイル夫人とレン君が続投組で、
よく出来たコメディのピースとして機能しているし。
トロッターが出てきてからも、ミステリとしての謎解きに
専念するよりも、個々の人間が見える印象が嬉しいかな。
おかげで、「すっごくいい!」とは言わないまでも、
「うん、舞台観て帰るぞー♪」な、ちょっと満足気分。

疑問があるとすれば、前回も今回も治まりの悪い、
ミス・ケースウェルかな・・・。個人的には前回の方がマシ。
身長を含めた体型的に、いくら男装していたところで、
男性と見間違える可能性がありえなすぎるし、何より
低い声を出し慣れないのか、無理な発声で感情が見えない。
彼女をキャスティングした以上は、内海と岩田さんと彼女が
全員、同じ事件の重要参考人に似ているという設定は、
この際、諦めるぐらいの方向でもいいんじゃないかなぁ?
「低い声」のためだけに、すべての感情が見えてこず、
一本調子の台詞回しに聞こえているというのなら、
あまりに勿体ないと感じてしまいます。

まあでもとにかく、みっちょんモリーありがとー!
こんなに可愛いのに、実は岩田翼さんより5歳も上というのも
舞台設定上での年齢への疑問を少し吹き飛ばしてくれるし。
年齢設定を言い始めたら戸井さんが一番ヤバいんですけど(^^;

<参考:このカンパニーでの初演キャスト>
  トロッター刑事:戸井勝海
  ジャイルズ・ロールストン:内海光司
  モリー・ロールストン:勝野雅奈恵
  ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:高汐巴
  メトカーフ少佐:入川保則、パラビチーニ:団時朗
  クリストファ・レン:岩田翼


2005年07月02日(土) 『LAST SHOW』(初日)

7月になりました。
ゆったり過ごせていた6月に対して今月は、
ええかげんにせえやってぐらい舞台が詰まっていて、
それでもまだ、取りそびれたままの舞台もあったりする。
役者追っかけでリピートする舞台が3種というのが、
何より問題なんだけど、どれもこれも連れがいて外せない。
実はまだまだ気分はゲームモードなのですが、SMAPコンサも
始まるし、体力保存のためにも家では寝るようにしなきゃ。
でも面白い舞台続きなら、意外に気力でもつんですよね。
とりあえず一本目。昨日観てきました。
これは、大当たりで幸せ♪


阿佐ヶ谷スパイダース『LAST SHOW』

<場所>パルコ劇場、D-26
<時間>19時〜21時(休憩なし)
<作・演出>長塚圭史
<出演>
 石川琢哉(夫):北村有起哉、美弥子(妻):永作博美、
 中島(カメラマン):中山祐一朗、勝哉(父):風間杜夫、
 渡部トオル(動物愛護家):古田新太、ワタシ:市川しんぺー

長塚圭史というのは、もともと「うまい」作家で、
同時に若く青臭さいところが好きだったんだけれど、
なんか・・・、この舞台はすごく「越えた」感じがした。
「30歳にして『LAST SHOW』です」というのが、
この舞台の売り文句だったけれど、本当かもしれないと
思ってしまうくらいの作品を、ポンッとただ置かれた感じ。
今までは、作者自身の魅力が透けて見えるのがいい、
小劇場の面白さだったのかもしれないと、こうなると思う。
今回は完全に、物語が作者から独立していたと思う。

それでいて長塚ワールドなのは、暴力とか人肉食いとか
とんでもない人物ばかりなのに、そこらにある風景を
ただ切り取って舞台に乗せるよりも遥かにリアルなところ。
普通に考えれば異常なはずの行動をする人たちも、
その理由が、真摯でごくまっとうな欲求と感じるから、
行動に抵抗を感じるよりも、感情に共感してしまう。
もしや、彼には今の世界がこう見えてるんじゃないかと
ふと不安になるほど、すべてが咀嚼されている。

女性の描き方も、今までは割とファンタジーだったと思う。
それこそ若い男の子の夢と理想と欲望ごちゃまぜって、
母だったり女だったり友人にもなろうとしていたり。
女性として、その視点も気持ちのいいものだったけれど、
今回、ファンタジーから抜け出した強さを持つ女性がいて、
誰が演出しても大丈夫な作品となったと感じられる。
寂しいなんて思っちゃいけないんだろうなぁ(苦笑)
ちょっとだけ、子離れしなくちゃいけない親の気分も。

全然、現実の風景とは違うけれど、
再構成された現実はやたらとリアルなだけに、
相変わらず、何がどうとか明確なテーマは見えない。
現実を一つ切り取って、何も足さず引かず、自分の中で
解体して料理して、皿の上に乗せて、はい召し上がれ。
現実同様に、簡単に是非やテーマなんて言えない世界。
でも何か、それを切り取った理由は見えるような気もする。
役者陣もきっと、何かどこかですごく「自分」なんだと思う。
中山祐一朗はもちろんだけれど、古田さんも有起哉さんも、
今まで観てきた中で、いちばん魅力的だったと思うし。
ああ、チクショー。もう一度観たいけれど、
簡単にもう一度観るのは勿体ないような気もする。
・・・つか、体力と財力ももたないし(オチがそこかい(^^;)


2005年07月01日(金) オードリー��

先日のコンフェデ杯でのオフサイドが分からず、
会社の友人たちと悩んだ末にスポーツ紙を購入、
今回からの新ルール説明を解読していた時に、
ふと目に留まった1つの記事。ちょっとショック。
曰く「和田アキ子、ミュージカルに声の出演!」
まさかと思えばやっぱり『Little Shop of Horrors』。

前回、前々回とオードリー�兇�大好きだったんです。
操作も声も、同じ人が続けてやっていたらしいけれど、
実は二期会会員だとかいう役者さんの無駄にいい声と
派手な色で巨大で、グロテスクに動く花が似合って、
B級ホラーのバカバカしい楽しさをかもし出していた。
正直、今回の山本シーモアはイメージ違いだけれど、
あのグロかわいいオードリー�兇砲泙寝颪┐襪里覆�
¥10,000の価値はあると楽しみにしていました。

なのに、つい最近やっと見つけたチラシには
「オードリー�兇寮次А�???」とあって。
まさか有名人が来るの?と怯えながらも、
書かれたキャスト人数を数えて、万一の可能性として、
QOMOさんじゃないかと、儚い期待も持っていました。
彼の重低音なら、なかなか雰囲気出せると思うし。
なのに、打ち砕いてくれた。イメージ違いすぎ。
脅せばいいってもんじゃないのよ、大切なのは、
バカバカしいB級っぽさなのよ。できるの〜?

まあでも、演出はロッキーホラーもやった人だし、
RENT他で山本君とも気心知れた仲だろうし、
そこそこの席が取れれば観に行くつもりはあります。
チラシの「????」を、今ごろ発表する理由も
少し不安だから、1枚でも席を埋めようかと思うし
Bro.TOMさん→小堺一機さんという変化は楽しみだし。
でも独りで観るのは、ちょっとさすがに寂しいかな。
求!連れ。一般発売は7/23(土)。前回の感想はここ↓。
http://homepage1.nifty.com/Theater/101-150/103.html



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