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2003年06月30日(月) 『天翔ける風に』前楽

『屋根の上のヴァイオリン弾き』のキャストが発表になりました。
私にとっては、もんのすごぉぉぉ〜〜い、ショックでした。
あの、くそ重苦しい(言葉遣い悪くてすみませんが)ミュージカルが、
西田テヴィエ時代にも増して観やすいものと化しそうな予感。
ユダヤの歴史もどこへやら、なんでこう暗い曲なのか、
何が「屋根の上」なのか、分からなくなっちゃったら嫌だなぁ。
重鎮、上條恒彦もいなくなっちゃったし、非常に不安、不安。

しかも、我が愛する駒田フィドラーがいないじゃないですかぁぁ(泣)
駒田さんの身体表現能力がフルに発揮される無言の演技、
大好きだったのに、次回から仕立て屋のモーテル。普通にセリフの役。
東宝的には昇格なのかもしれないけれど、ファンとしてはつまらない。
しかも、私の感覚的にはモーテルよりフィドラーの方が大切な役なのに、
東宝は この舞台におけるフィドラーを何だと思っているのか、
誰がフィドラー役をやるのか発表もしないじゃないですか(大泣)
テーマを背負う陰主役なんて、どうでもいいんでしょうか?
『ラ・マンチャの男』に続いて この舞台も、あまり観劇をしない層にも
受ける「観やすいミュージカル」化するつもりなのかと思うと、泣けます。


で。帰宅してそんなことで大ショック受けていたのですが、
今日観てきたのは『天翔ける風に』。別の意味で大泣きしました。
以下、全然何のまとまりもない思いつくまま感想です。
この舞台の感想なんて、まとまらないよ。とにかく感情だもん。

何というかね、もう、幕末の風を感じたというか。
新撰組関連 読みまくってる関係上「慶応2年」とか言われると、
ああ あの事件の頃、と分かるからというのも確かなのですが、
前回観た時は、各々の姿が見えすぎて英の感情が消えがちだったのが、
今回、社会の中での各々の立場がはっきりと見えてくることで、
それに対する英の姿が更に浮き上がって見えてきた感じで。

郡司之助の「生活するのだ」という思想と、それを勧めながらも
一方で、人を殺すことを取り引き材料に出す姿なんかは、
1つの生き方として異様にリアルに見えてきてしまった。
前回、疑問に感じた父親の竜馬暗殺への心の動きも、今回は、
なぜ疑問に思ったのか分からないほど、ごく自然に感じた。
志士の出した「自分の命か竜馬の命」という言葉が、
脅迫ではなく取り引きと思え、それを受け入れた以上は、
どちらかを必ず行うのが、彼の最後のプライドだったのかと。

感情移入なんて全くしていないはずの、志士たちが踊るシーンでも、
先頭に立つヤマガタの熱さに呼応して血が湧き、息が苦しくなる。
智の覚悟も痛く、溜水の曲がってはいても命を懸けるほどの愛も、
すべてが奔流になって一時も休ませてくれない舞台。
暗転のほとんどない、目まぐるしく変わっていく場面たちや
立場の違う者の重なり合う歌、♪ええじゃないかの踊りなどによって、
混然となったまま どこへとも分からず走っていく時代を感じる。

その中で、ただ議論に走らず、踏み越えることができた英。
踏み越えることができる者が歴史を作っていくという事実。
けれど、ただ踏み越えればいいというものではないというのも事実。
既に、彼女個人の罪と罰が問題ではなく、周りの感情の問題でもなく、
激しく明滅する時代の中で、あくまでも自分にとって正直に強く
生きる姿に、痛いほど打たれて、とにかく泣いていました。

・・・はふ。
でも、あんまりすごいんで、観終えて疲れました(^^;
そしてやっぱり、才谷はとにかく かっこいいなあ!
新撰組読んでると、思いっきり坂本竜馬=悪人モード入るけれど、
この才谷の大きさ広さ温かさだけは、誰がなんと言っても譲らない。
(いや、私に何も譲ってもらおうとは思ってないだろうけど・笑)
今日は「君が おつまさんを・・・?」と、悟った後の顔にやられた。
「違う、英!」と言いながら、自分こそが苦しそうで。

歴史上の坂本竜馬の思想を見ていると、アイディアがでかすぎて
ついていけないけれど、実際に相対したら、こんな男だったのかも。
こんなに流れが渦巻く中、独りで平気そうに飲まれず立ってるのがすごい。
すごいんだけど、本当に楽そうに見えてしまうので、ホッとする。
でも、楽そうに見えるのは四肢がしっかりしているからだけで、
実は、あらゆる流れの気持ちを受けて苦しんでいるのだと、
こんな表情をされると分かってしまう。あまりに大きな男。

本当に本当に英の舞台で、彼女とともに息苦しい舞台でした。
才谷はその中で、苛立ちでもあり唯一の救いでもありました。
何が言いたいんだか、自分が何をここから得たのかなんて
分からないけれど、とにかく、ものすごい舞台でした。
感想ってそれだけ。こんなに書いたけど。
そしてまた再演してほしいです。それだけ。


2003年06月29日(日) えっと・・・無題。

いや、後で自分が振り返ったときに、
こんなことしてたんだーと思い返すためだけに、
今日の日記は書くので。読んでいただかなくても・・です。
ホントに全然、舞台と関係ないんで。
いや、今更かな。


27日、手帳に『天翔ける風に』と書いてあったので、
劇場に向かうが、チケット無し。
調べてくれた人に「30日みたいですよ」と言われる。
またしても手帳と申し込んだ日とのズレがあったらしい。
手元にチケットが届くものはチケットで確認できるけど、
当日引取りのものについてはミス多発すると困るなぁ。
今後はもうないといいんだけど。

池袋まで行ったのに、そのまま帰るのも悔しいので、
本屋と電気店で古書店と漫画喫茶を調べて行ってみる。
『燃えよ剣』上下巻を発見・購入。
『新撰組異聞Peace Maker』全8巻(以下続刊)発見。
原作を知らないままパロディ同人誌を読んでいるようで、
どうも各々のキャラクターが把握できないまま読破。
絵は上手だし、褒める人が多いのは分からないではないけれど、
バランスの悪いストーリー展開の漫画を読むと疲れる。
どうしようもない脚本と素晴らしいキャストという
組み合わせの舞台はあまり観た覚えがないけれど、
きっと、こういう気分になるんだろうなぁ。
でもとりあえず新撰組のおおよその年表は記憶。

28〜29日ひたすら家篭り。ヒッキーの素質大な人間なので、
人と会わないことや会話をしないことは苦にならない。
ひたすら『燃えよ剣』を読む。が、進まない。
司馬遼太郎自体は読みやすくて好きだったはずが、
彼の本を読んでいた学生時代よりバカになった今では、
中に出てくる単語の一つ一つが全く理解できない。

仕方がないので、分からないことがあるたび調べる。
乱闘シーンで剣の型を書かれたり、ちょっと洒落た人の
服装の形容をされたりすると、途端に読み進められなくなる。
中高生の当時も理解できたはずはないと思うので、
理解しないでも読み進める技を、私が忘れただけ?
「さっきも調べたような気がする」単語や名前が
多々出てくるようになって、メモも始める。
ちまちました字で、B5があっという間に黒くなる。

結局、途中で投げ出した。
1日半かかって文庫本半分しか読めないんじゃ、
ちっとも楽しめないし、先が思いやられてしまう。
もう意図的に分からないシーンは斜め読みする。
半日かかって、何とかテンポが戻ってきた気がする。
一応、『燃えよ剣』上巻、読了。

今更ながら、この話は土方さん主役なんだなぁと思う。
世の中、土方ファンが多いようだし魅力は分かる気がする。
私も、先日見た写真の、細面で整った美貌ながら、決して
目の前にいる自分を見てくれなさそうな顔は忘れられない。
けれど同時に、何を思って生きているのか分からない
怖さが、とにかく私にとっては前面に立って近寄れない。
この話では「新撰組は思想を持ってはいけない」という
ポリシーの持ち主だったみたいだけれど。

最初に気になったのは、山南敬介さん。
『Peace Maker』では、眼鏡の文士さん風でモロ好み。
それが、史実にはいないオリジナルキャラを見せるための
あまりに粗雑な理由で殺されて激怒していたところ、
『燃えよ剣』での、脱走後 追ってきた沖田を呼び止めた
場面で胸が痛くなった。これ、史実なの?何なの?
伊達出身というだけで私にはポイントだし、字が巧いのもツボ。
でも、そういう男が土方の新撰組と性が合うわけもなく。
いちゃいけない所にいてしまったんだと思うけれど、悲しい。
ただ、そういう悲劇性というのだけは、私の好みではなく。

彼が亡くなった後は、意外に沖田総司に惹かれてる。
結核で死んだ美青年になんか用は無いと思っていたけど、
意外に江戸っ子で、人懐っこい愛嬌あるおしゃべりとは!
温和なお茶目という部分で、藤堂平助もポイント高いけど、
彼も「思想」で、土方に切られる側なんだよね・・・あう(泣)
大体、総司を好きになったところで、来年は藤原竜也だしなぁ・・。
別に天才剣士を演る分にはいいんじゃないかと思うけど、
彼と人懐っこい笑顔というのは、全く繋がらないので。
そうそう、清河八郎には、未だに思いを残しております・・。

仕方ないので、これ以上 土方を嫌いにならないため、
問題なさそうな原田左之助にモード入ろうと努力中。
鴨が気になるくらいだから、このタイプは割と好きだし、
来年も山本太郎ならイメージより綺麗で好みなくらいだし。
あと、山崎蒸も ちょっと気になるけど、出てくるのかな?

ところで、某所で伊東甲子太郎=草なぎ剛って
見かけたんですけど、嘘ですよね・・・?(((((^^;;


2003年06月26日(木) 更新&続・新撰組お勉強中

とりいそぎ、『天翔ける風に』の感想を書いておきました。
下に書くようなことを始めてしまって、時間がなくなり、
上演時間とかキャストとか書いてないし殴り書きですが、
明日 2回目を観に行ってしまうので、その前にとにかく。
あんまり誉めてないかな〜。好きな作品なんですけどね。

新撰組関係を読むのは、同じ幕末『天翔ける風に』を
もう一度観る前に、少しでも竜馬のことも勉強できるかも?
なんて思いもあったのですが、全然ダメだったかも。
とあるHPでは、竜馬と新撰組って行動が重ならないんですよね〜
なんて書かれていて、ちょっとがっくりしています。
唯一、竜馬を殺した下手人かも?と噂される男がいるそうですが、
それって『天翔ける風に』では、別人ですもんね。役に立た〜ん!


でも、新撰組のお勉強は、せっかくなので続行中です。
といっても、まずは・・・と、某所で見かけたリストを抱え、
漫画喫茶に行く辺りが、どうも路線安易でいけないのですが。

とりあえず今日は、以前お世話になった最寄のネットカフェへ。
持って行ったお薦めリストの中で、その店に唯一あった
『るろうに剣心』1〜12巻(全26巻中)を読んできました。
確かに面白い。が、実在の人物殆ど出てこないんですけど(^^;
しかも維新後の話だし。薦めた人の意図が分からないよぉ。
まぁお薦め順位低かったし、当たり前といえばそうなのかな?
ただ、主人公が、維新志士側の暗殺者だったという設定で、
その仲間に元赤報隊の人間、敵役に斎藤一が配されているし、
大久保利通も出てきたりするので、新撰組の位置は分かりやすい。

中で、その斎藤一がつぶやく このセリフが気になりました。
「まぁいい。新撰組は、いつの時代も嫌われる性分だ。」
斎藤一って、隊士粛清=暗殺の第一人者だったと読んだけど、
粛清を任されるということは、腕が立つことはもちろん、
近藤勇に相当 信用されていた人物だってことですよね?
それが、こういう考え方をするとなると、近藤勇が、
昨夜思ったほど単純な人間でないイメージになってくる。
まぁこのセリフは維新後だから出た言葉かもしれないし、
完全に和月伸宏の創作なのかもしれないのですが。

明日は、お昼休みに図書館に行って
司馬遼太郎の『燃えよ剣』を探してこようと思います。
それと お薦め漫画『Peace Maker』と『風光る』どちらかも。
いろいろ調べて回っていると、昨日の時点では、
つきあいやすそうな男かも?と、好感を抱いていた芹沢鴨が、
悪役扱いされることが多い男らしいということも分かり、
世間的イメージとの違いにショックを受けたりしていますが、
まぁ、まだまだ取っ掛かりだから。頑張るぞ〜。
しかし私 絶対、『竜馬が行く』は読んだはずなのに、
「読んだ」記憶しかない、役立たず頭が嫌いだ・・・。


2003年06月25日(水) 新撰組、勉強中。

NHKの『その時歴史が動いた』が
新撰組の回だというので、見てみました。
自慢じゃないが私は、日本史はどうしようもなくダメ。
『彦馬がゆく』で出てくる西郷さんやら竜馬、近藤勇も、
どこが似ててどこがパロなんやらさっぱり分からないし、
『天翔ける風に』の初演で、「皆さん ご存知のとおり、
この後 竜馬は暗殺されるのですが」というセリフに思わず、
「知らない知らない」と心の中で頭ふるふるさせたレベル。
でも、仮にも香取慎吾ファンとしては、来年の大河は見たいし、
いいかげん勉強しなきゃなと思っていたところなので、
渡りに船と見てみたのですが。

まず最初の問題は、これが「後編」だったこと(苦笑)
かの有名な(って、私は名前しか知りませんが)池田屋事件とか、
京都で新撰組がブイブイ言わせてた頃は既に過ぎ去っていて、
何やら将軍を担いで尊王派と戦争しようとか言ってるところ。
さてここで問題。状況を理解しようと試みはしたのですが、
なんで将軍が京都にいるのか、それが私には既に分からない(^^;

仕方ないので番組は番組として楽しんで。
有り難い事に、この番組はそれができる親切さに満ちていて、
剛の者でありながら子供と童心で遊べちゃう近藤勇とか、
突っ走りがちな彼のフォローで周りを説得したりする、
参謀肌な美男子の土方歳三とか、イメージは付いたかも。
それを慎吾と山本君に照らし合わせてみると、
ふむ・・・何となく納得できるような気も。
新撰組を振り回したタヌキ親父の勝海舟が野田秀樹。
・・・なんか、野田さん、嫌いになりそうなんですけど(^^;

終わってから、いろいろ調べてみたんですけど、
好きで調べている人たちのHPは、とてもじゃないが理解不能。
ほとんど日本語に思えないってほど知らない単語だらけだから。
でもさすがは大河、京都の観光用にもともとあるものは勿論、
調布市とか会津若松市とか、いろんな所に分かりやすい説明が。
会津の方はあまりの細かさにまだ読みきれてないけれど、
時系列に沿って あらすじだけ書いてあるので分かりやすいし、
何とか初歩の初歩の初歩を知ることはできそうです。

とりあえず勉強を始めて2時間、現時点で理解したのは
白井さん(清川八郎)を観たければ、1月から観ろと。
ドラマが、近藤勇の子供時代から始まるんでなければ、
近藤勇と清川八郎は2月に出会って3月に別れちゃうらしいから。
佐藤浩市(芹沢鴨)は、同じ年の9月に殺されるらしい。
ということは、春ぐらいまでは画面で観られるのかな?

文久3年(1863年)2月に新撰組の母体である壬生浪士組創設、
慶応4年(1868年)9月くらい?の近藤勇斬首まで。
今の私には、この短期間に大量の分裂と粛清を繰り返した、
血みどろの人々というイメージがついちゃっています。
それは当然、無血開城を目指した竜馬とは話が合わないだろうとか、
いきなり『天翔ける風に』の方に頭がすっとんだりしているけど。

でもまぁ、あと半年あるからゆっくり いろいろ読もう。
慎吾が演じる人に対して、自分の思想に合わない人は
端から殺して、新撰組を乗っ取った人物という、
ろくでもないイメージから始めるのも、面白いかもと思う。
三谷幸喜が、どういう視点で描くのかは知らないけれど、
それに共感したり反感を持ったりできる辺りまで、
自分の知識が増えてから観られるよう頑張ろうと思います。


2003年06月24日(火) チケットに振り回される話。

某激戦チケット、プレイガイドから届いたら
5列目センターと、分不相応なほど良席だったのですが、
その当日に別の人のディナーショーがあることが発覚。
しかも、泣く泣くとはいえ一度断ったはずの友人から
「電話早く繋がったから2枚取ってみたよー」と連絡。
「行けないんだよね?どうしよう?」って、悪魔か(^^;

仕方なく、重い腰を上げて
「交換してください」を書き込む旅に出たのですが、
ブックマークをいくつも回らないうちから、
すっかり疲れ果てて、早々に諦めてしまいました。
理由といえば、我が愛するはずの『レ・ミゼラブル』。
私の探している公演も書き込まれていそうな掲示板でも、
レミゼ、レミゼ、で埋まり、他の公演は過去ログの彼方。
こんなとこ、書き込んだって誰も見てくれないよぉ。

話には聞いていたのですが、ほとんどが「譲」。
しかも、最初のうちこそ気になるものがあったら・・・と、
キャスト表片手に見ていたのですが、惹かれるものは無し。
出ているのは同じようなキャストの日ばかりなんですよね。
しかも、いわゆる「良席」といわれるものが、ほぼ全くない。
これじゃあ、行きたい日は手当たりしだいダブって申し込み、
良い席だけ残して残りは売りに出してる人が多いって噂、
信じたくなってしまう感じ。
開幕してみたら、完売してるのに席はガラガラなんて、
恐ろしい事、ないだろうなぁ・・・。泣くぞ、本気で。


そうそう、まさか男が演じるのかと怯えられていた、
『Pure Love』のジュリエット役、発表になりました。
大和田美帆さん、19歳。あっきーと年齢はつりあうね。
完全に芸能界でも新人なので、情報は全くなし。
それじゃあ期待でチケットの売れ行きを左右はしないし、
一般発売前日に発表するってのもありだったのかなぁ・・。
こうなると、発掘した小池修一郎の目を信じるしかないけど、
あっきー自体、よほど成長していない限り、
演技力自体があるわけでは無いのに、一体 誰がどうやって
舞台を引っ張っていくのやら、なかなか不安です。


2003年06月22日(日) 更新しながらCD聴いてました。

まずは、
石川禅さん、お誕生日おめでとうございます〜♪
今年も誕生日パーティーあったのですが、仕事があったので×。
でも、思ったより早く終わって、これなら行けたかも時間でした。
会場がいつものムジカーザじゃなかったはずなので、
場所によっては大幅遅刻だった可能性もありますけどね。
はふ。


でもその分、帰ってきてから更新作業してました。
とりあえずは溜め込んでいた記録の舞台を、現在まで。
日記というか感想文がない作品に関しても、
できるだけ書き加えたのですが、『オケピ!』1回目とか
古すぎるものに関しては、リンク切ってしまいました。
2回目の日記も、あまり細かいことを書いていなかったし、
その後で観たWOWOWと記憶が混乱してしまってるし。
そういう意味では、まだ間に合っていない『天翔ける風に』の
感想文は、緊急案件ですね。2回目を観る前に書かねば。


今まで、この「記録の舞台」の更新作業にだけは、
無料のHPビルダーをDLして使っていたのですが、
リカバリに従ってソフトそのものが消えてしまいました。
探したけれど、どこから落としてきたのか見つからないし、
(大体、名前も覚えていないソフトを探せるわけがない(笑))
今更また別のビルダーの使い方を勉強するのも面倒だし、
諦めて、4か月分の表作成を全部Notepadで手打ち。

これ、分かる人には分かるだろうけれど、
ただただ、ものすごく長い単純作業なんです。
両手も目も使っていて空いているのは口と耳だけなので、
退屈を紛らわせるため、歌詞を覚えてるCDを取り出す。
『オペラ座の怪人』と『レ・ミゼラブル』全幕歌って。

でもこの時期にバカだったなぁとしみじみ思うのは、
ファントムが龍之介@女神の恋に聞こえるんですよね(^^;
友人に落としてもらった山口ラウルのMDが行方不明なので、
仕方なく山口ファントム版CDを聴いていたのですが、
祐一郎さん歌声の あっけらかん度が上がって聞こえる(泣)
常々、ファントムよりラウルの方が似合うバカっぽさだとは
思っていたのですが、不幸を背負ってる男には聞こえなくて
何だか気持ちよく一緒に歌えてしまったり。

続けて聴いた『レ・ミゼラブル』日本版CD、
滝田パパを こよなく愛する私の手持ちは青版。
コゼットがあまりに大人びて女女していて苦手だけど、
テナルディエの妻が大のお気に入りだし、割と好きなCD。
でも久しぶりに聴くとまた、違和感が。

なんと私、歌穂エポを「違う!」と思ってしまって。
キャンペーンで聴いた笹本エポがとにかく気に入って、
この固さこそが私の思うエポだ!と思ってしまったみたいで。
慌てて初演時エポのカセットを引っ張り出して聴いてみれば、
そこまでの違和感がないことを考え合わせると、
私はエポに円熟してほしくないのかなぁと思ったり。
となれば、今回のコゼ&エポに「私は」期待していいのかなぁ?
2人ともに対して、円熟より若さを求めているのだとすれば。
まぁ今までにも既に初舞台コゼとかに痛い目に遭ってるから、
初々しけりゃいいってもんでもないのは確かなのですけど。

あと、これは吉と出るか凶と出るか微妙な内容ですが、
今井ジャベ、♪Suicideは好きでした。生真面目に信じていた
世界が壊れていく衝撃を感じられるような気がしたから。
♪Starsは、何てつまんない歌い方するんだろうと思ったけど、
♪Suicideが気に入るなら、もしかしたら同じ曲のバルジャンの
独白も、いい感じになるかもしれないなと、ちょっと期待。
いや実はアンチ今井なので、今井バルは まだ1枚しか
取ってないんですけどね。嬉しい驚きだといいなぁ。


2003年06月21日(土) 『ボーイング・ボーイング』開幕2日目

ジャニーズ事務所が買収した東京グローブ座、
なぜか今年に入ってから毎月通っている かずきです。
決して、演目的に皆勤しているわけではないのですが、
坂本だから、いのっちだから、アツヒロだから、
評判がいいから、総代だからと通い倒すうちに
顧客リストに入ったらしく、先行の案内が届いて。
うわぁ、自力でジャニーズ舞台が取れちゃうよ(^^;と、
ちょっとどきどきしながら申し込んで、行ってきました。


<作>マルク・カモレッティ
<演出>福島三郎
<幕>全1幕 約140分
<会場>東京グローブ座
<出演>赤坂晃、須藤理彩、小西美帆、西尾まり、中本奈奈、佐藤アツヒロ  

想像はしてたけど、
アツヒロと晃、それぞれのキャラがどんなものか、
ある程度は知っていることが前提という感じの舞台。
でも、その前提条件っていうのも、小劇場でよく見かける
あて書き程度の感覚で観られるレベルだったし、
そのせいで疎外感を味わっちゃうほどのものではない。
脚本の良さもあって、途中 少したるんだ以外はなかなか面白く。

周りの女性陣がいいのが良かったのかな。
晃が演じるプレイボーイがつきあっているのは、
アメリカ・フランス・ドイツの国際線スチュワーデス達で、
「作者ってどこの国の人?」って気になっちゃうくらい、
単っ純かつ大げさにお国柄の魅力を出していて面白い。
まぁ、私がドイツ人のジュディスに惹かれたのは、
単に西尾さんが好きだからかもしれないけど(^^;
アツヒロに難しいことさせられないからかもしれないけど、
ストレートな演出も、似合っていたかな。

でもねぇ、私の目当てはアツヒロだったのですが、
彼はもしかすると1人だけ ず抜けて下手だったかも(^^;
パリに出てきたばかりの田舎者の設定だったんだけど、
ちぃともそう見えないのは、服装のせいばかりじゃあるまい。
実は演技力、大して成長してなかったんだねぇということが、
コメディという難しい作品に当たって露呈してしまってたかも。

だからやっぱり、普通の人にはお勧めしないかな・・・。
こんな辛口目のことを書いたところで、私自身は、とにかく
いっぱい単純に笑って、なかなか気持ちよかったんです。
しかも、良席あったらもう1回ぐらい観てもいいかも状態。
でも私は、「ジャニーズを見に行く」モードだったみたいだから。
じゃれあう男の子たちを見てるだけで幸せだったりしてたから。
「晃」が「アツヒロ」いじめてるのが楽しかっただけのようなので、
結局この舞台は、グローブ座@ジャニーズ事務所の中から
全く出ていない舞台なんだなと、舞台ファン的には思います。


2003年06月20日(金) 『天翔ける風に』再演観劇1回目

前回よりきれいにまとまった感じがする。
初演の荒削りな勢いは消えたけれど、良くなってるんだろうな。
「初演の方が好き!」と言ってしまうのは勿体ない気がするけど、
でも、初演の方がもう一度観たいという気持ちにはちょっとなる。

一番 良くなった点で、同時に悪くなったとも感じた点は、
英を取り巻く人物たちを、細かく書き込んだこと。
お母さんに関しては、どうも下品な印象が強くなって、
かえって、どんな人物か分かりにくくなったのですが、
智や溜水の人間像が くっきりして、面白くなったと思う。

お父さんは、キャラ変えた?演者の変更による変化だけ?
前回の石原さんだと、彼にも思想が見えた気がしたのですが、
今回は、盲目的に信じる愚かさの象徴みたいに見えていて。
何にも分からないけれど、将軍様に仕えてさえいれば、
悪いことなど何も起こるわけはないと思おうとしているような。
その方向で観ていて、彼の行動に納得が行っていたところ、
最後の竜馬暗殺だけは、いきなり分からなくなってしまった。
大切なのは家族や自分でも、行動基準は将軍様だけのはずの人が、
志士ヤマガタたちに脅されて動いたりするかなぁ?それが疑問。
保身より将軍様だった人物ですら変化する時代を描きたかった?
だとしても、私には理解しきれなかったです。

でも、そんな感じで、周りをちょこちょこ観ていたら、
英の感情に ついていきそびれてしまった気がします。
もう初演ではとにかく、彼女の思想と罪と罰に翻弄されていた。
自分が女であること、選ばれた存在であること。
「思想」に引きずりまわされる彼女の心の中が、
そのまま志士たちの狂騒っぷりにも現れているようで、
母や妹なども、彼女の背負うものというだけの存在だった。
全ては彼女の内面を見せているかのような世界の中で、
才谷だけが計算以外のところに現れる存在で、
そして、唯一、彼女を救える存在だった。
既に英に同化しまくっていた最後の場面では、
どんなにか彼の言葉に自分を考えさせられたことだったか。

そんな集中度合いは、今回は消えてしまった気がします。
十字路の場面、今回の私にとっては「いきなり」でした。
英の気持ちを追い切れていなかったので、どうしたの?状態。
特に、ちょうど父親が志士から解放された後だっただけに、
この話の流れなら、竜馬を殺しに行かないよねぇ?と
疑問を抱えた状態でこの場面を迎えて「うわぁ、どうしよう」。
なんて残念な観方をしてしまったのだろうとは思うのですが。

謝さんが、こんなふうなことを言っていたのを覚えています。
「異国人である私は、男性社会の中の英の思いに共感した」と。
野田秀樹版の舞台を観て、英は自分だと感じたそうです。多分、
その思いが初演の勢いであり、私はそれに巻き込まれたんだと思う。
正直、今の時点としては、再演をもう一度観るより初演が観たい。
でも作品として客観的に観れば良くなっているのかもと思うし、
つい先日の『オケピ!』再演でも、初見の時は、初演のキャストや
雰囲気を引きずって、初演を観たいと観たい思いが強かったし、
もう一枚チケットもあることだから、また観てみようと思います。


2003年06月16日(月) TV・・・。

帰宅して食事を終え、いつものごとく
BGM代わりにTVをつけたら、勝村政信が映っていました。
NHKの新ドラマ、『盲導犬クイールの一生』。
最近、仕事で聴導犬の話に関わったばかりで
何となく盲導犬にも気になるところがあったので、
見はじめたけれど、NHKの月ドラにしてはイマイチかも?
何より私には、主人公が沢口靖子ってところがダメな模様。

彼女は相変わらず綺麗だなぁと感動する顔立ちなんだけれど、
これもやっぱり相変わらず立派な大根様で、けっこう辛い。
しかもナレーションも担当しているので、
顔が見えないでセリフだけなんてシーンも多々。
それって、彼女の良さを殺してると思うんですけど(^^;
今回は壇ふみさんがメインで出てきていたから、
最後まで見ていられたけれど、次は見られない可能性大。

しかし、彼女ってこれでも東宝舞台の看板女優の1人よねぇ。
逆に、これだけ綺麗な顔を生で見ていれば
多少大根だろうが気にならないものなのかな?
確かに、演歌仕様の結末が分かりきってる人情舞台とかの
お姫様役なら、私も喜んでその姿を楽しめそうな気がする。
だからそう、もうちょっと適材適所してほしいなぁと。

そんなこと思いながらも最後まで見終えていきなり気づく。
あ〜っ!!『天罰屋くれない闇の始末帖』見損ねたっ!!
戸井さんに久しぶりに会えるはずだったのに。
初の時代劇、しかも堅物の勘定方で、上司の命に従って
何も言わずに切腹したとかいう好みの役だったのに(泣)
7時〜のドラマをタイマーかけなかった私が悪かった。
でも普段、TVなんて基本的に全く見ないんだよぉぉ。
来週でこのシリーズ終わりらしいから、もう速攻で
再放送してくれることを祈るばかりです。あう。


2003年06月15日(日) 『みつばち』感想を更新。

既に1週間前ぐらいの観劇ですが、
阿佐ヶ谷スパイダースの『みつばち』感想を更新。
頭の中で考えているとだんだん分からなくなってきたので、
珍しく、ちゃんとあらすじを書いたりしています。

しかし、先日 私、友人に
「私は愛妻家が好きなのかも」と言ったんですが、
単に女好きの男が好きなんだったら嫌かもなぁなんて、
そんな感想を持ってしまいました。なんなんだか(苦笑)


2003年06月13日(金) 来日公演『CHICAGO』

帰り道、腹を引っ込め胸を突き出し、あごを上げて下目かげん、
腰を振り気味に歩いている自分に気付いてしまいました(^^;
すっごく素晴らしい舞台だと思ったつもりもないし、
いちばん期待していた雰囲気あふれるダンスについては
ちっとも満たされていないのに、何かハマったというか。
ストーリーの単純さとか、善悪の問題とか、
そういうんじゃなくて、単に その気になっちゃう舞台(笑)
満足度はさして高くないんですけど、悪い気はしない感想かも。
だから、細かいことを書き始めると、本当に満足したの?
という文章になりそうなのですが。以下、細かい話。


久しぶりの来日公演。思い切り久々の英語(苦笑)
内容知らないままだと辛いかもしれないからと、
わざわざ映画の前売りまで買っておいたのに、
やっぱり見逃して、話を知らないままで行く私。
なんかスラングとか多くて分かりにくそうな舞台だし、
しかも今回前方の席だから字幕読むのが辛いのよ(^^;

でもまずその点は、全く心配要らなかったようで、
合間でちらちら見る程度でも理解できる、
聞き取りと推測で何とでもなる分かりやすい英語でした。
話自体が単純だからかな?一番 分からなかったのって、
最初の方の、女囚たちが中に入った理由を歌う場面かも。
単語そのものが理解外のものが多かったようで、少し
辛かったけど、他の場面はまぁそこそこ大丈夫だった。

肝心の内容。正確に言うなら、イマイチ。
アンサンブルが良くないのかな?色っぽくないんだもん。
体型的にも、筋肉が浮き出してお腹の割れた女性とか、
細い体全てが筋肉っぽくて人体模型のような男性とか、
好みにもよるんだろうけど、私には美しいと思えない人が多い。
最初に殺されたロキシーの愛人・フレッド役を演った背の高い人は、
体型的には好みだったけど、踊りがフォッシースタイルを
こなし切れていない印象が強かったし。かっこよくて
イマイチうまくない人と、好みじゃないけどうまい人。
どっちを観たらいいか悩んじゃうアンサンブルはちょっと嫌。

主役さんたちは良かった。
背の高いヴェルマがスター然と歌い踊る場面は 見事だったし。
華っていうのはこういうのを言うんだなぁ!という目を引く感じ。
手足の長さを存分に使って迫力あって、ソロはどれも好き。

ただ、ロキシーと一緒になると彼女に負ける感じがある。
もしかして話的にも、それでいいのかな?分からないけれど。
ロキシーの徹底した人生哲学にやられてしまうのかなぁ?
最後のショーの場面も、2人で踊っている割には、
ヴェルマの華が消えまくった感じだったのは、
それでいいの?本当に?主役「たち」でなく、
ロキシー主役の話でいいのかどうかは私には不明。
ただ肝心なのは ただ1つ、私が2人ともを
「可愛い女」「手に入れたい女」だと思ったことかと(笑)

でも一番好きだったのは、実はエイモスかも。彼が良かった。
ビリー役はイマイチ。あまり敏腕さが感じられないし、
自分のポリシーで人を切り捨てる酷薄さが見えないせいか、
この街でスターとして渡っていってる人間だという印象が
どうにも薄い。つまんない甘い色男イメージが強いだけ。
でもエイモスは、この作品中唯一の「善人」を意図的にやっていて。

もしかしたら本来この役は、もっとバカにされる役なのかとも思う。
とことん、エイモスを騙して いいように利用するロキシーとかと
一緒になって、彼を笑いまくるのが客の立場のはずなのかもと。
でも私には、彼もポリシーを持って善人なのかと感じられた。

♪Mr.Cellophaneでも、自分と価値観の違う世界に生まれ、
そこの女性を愛してしまったけれど、それでも愚直に誠実に
そして、ロキシーたちに負けず劣らず強く信じて、
自分のポリシーに従って生きているという印象を受けて。
「僕は皆に見えないんだ」とおどけて見せてはいても、
私ごときには嘲笑や哀れみの対象にできない強さがあって、
もしかして、現代的な演出なのかもという気がしました。
自分の生き方が「善」であれ「悪」であれ、
それを意識して確信して生きているという意味では、
彼もしっかりこの街の人間なんだなぁと感心したり。

♪誰にでも良い所はあるのよ〜と歌い上げる、
お涙頂戴記事の得意な女性記者さんが、実は・・・!とか、
いわゆるアメリカらしさが多々見られる舞台でしたが、
最後にロキシーとヴェルマに「私達がアメリカの良心よ!」
みたいなことを言われて、さすがにうわぁと一瞬 引き気味。
でもまぁ確かにそれは、相当の部分で真実なのかも。
だからアメリカって、私にとっては どうしようもない国で、
同時にやたらと魅力的な国なのかなという気もするし。


2003年06月12日(木) 雑談と更新話。

眠ネムねむ…。
なんか、5月の暑さは気持ちよくて好きなんですけど、
湿気が混じってくると、体内に熱さがこもるから嫌ですね。
自分が体調悪くて発熱してるのか、環境が悪いのか、
単に機嫌が悪いのか(苦笑)、何とも判別のつきにくい季節。
昼間、外に出してもらえれば、緑は日に日に鮮やかになるし、
潮風に当たる場所に行っても結構 気持ちいいし嬉しいのに、
なんで石の家ってのはこう、空気が淀むんだか。
せめて早く堂々と夏になってくれないかなぁ。

思いっきり久々に、「今後の舞台」を更新しました。
先日 家の片づけをした時にてんこ盛りに出てきたチラシに、
そういえば ずーーっと更新してなかったなと思い出させられて。
少し溜めた時点で面倒になったら どんどんやる気なくなってた様子。
おかげで前売りが分からず逃したチケット多々だったし、
やっぱり やる気が出た時にやっておこうと思ったのですが、
うず高く積まれたチラシの山は、やってもやっても減らない(^^;
前回更新が3月とあっては、それも当然だったかという気も。
さすがにちょっと反省しました。今後はまたマメにやります。
現時点で取ってる一番遠い未来のチケットは12/26か・・・。
チケット生活していると、一年経つのが普通の人より早いかも。

ネット上うろうろしていたら、もっと未来の
気になる話も見つけました。平成17年秋完成の劇場の話。
昨年でつぶされてしまった西宮球場、劇場になるんですね!
しかも、同じ所に大中小の3つ。2000席、800席、400席。
大劇場ではオペラやクラシック、中劇場ではミュージカルなど、
小劇場は小劇場よりクラシック系、ミニコンサート用らしい。
それぞれの客を集めて隣に買い物スペースもついて。

西宮球場といえば、私の初SMAPコンサートの地でもありますが、
中高と通学途中で乗り換えてた阪急の駅から歩いて数分の距離。
遠征を考えた場合、新大阪の駅からだとどれくらいかなぁ?
少なくとも1時間はかからないことは確かで交通至便。
扇町ミュージアムスクエアの代わりになりそうな
小劇場用の小さい場がないのが残念といえばそうだけれど、
近鉄劇場の代わりになってくれると嬉しいかなと思ったり。
あぁでも、ABCミュージカルこそやってほしいんだけど・・・。


2003年06月11日(水) 『HONK!』製作発表

『HONK!みにくいアヒルの子』製作発表行ってきました。
私は、前回の初演で『HONK!』という作品が
非常に気に入っていたので、今度の配役変更には驚かされて。
こんなに変わって、私の好きな舞台はどこへ行くの?と。
しかも主役さんは歌も踊りもやったことなく、
演技も、その時点でTVの特撮1本だけということ。
をいをいをい(^^;という気分があまりに大きくて、
各種先行でも一般売りでもチケット取る気になれないまま。
そこへ、主役さんの歌声が聞けるというので応募しまして。

12:30〜で15分前には来いとあったので早めに行ったのですが、
駅歩7分と書かれた距離に、20分近くかかりました、私(苦笑)
六本木ヒルズ、広すぎる&道がごちゃごちゃしすぎだよぉ。
しかも「丘」なので、1F歩いていたら気づけば地下だったり。
これは方向音痴を苛めたいとしか思えないダンジョンだよ(泣)
ギリギリに到着したら、全面ガラスの会場で、周りに人だかり。
当然 既に椅子席はなくて立ち見最前列に並ぶことになって。
でもおかげで非常に見やすかったのは嬉しかったかも。

内容は、最初に出演の3人(白川裕二郎、岡まゆみ、加納竜)と
プロデューサーの保坂まりこさん(名前うろ覚えです)が
一言ずつしゃべった後に軽くお互いにおしゃべり。
それから、マスコミや関係者たちとの質疑応答。
ここまでで約30分と、歌が15分ほどあって1時間弱。

このプロデューサーの方が、とても好みの女性。
そういえば、前回公演のパンフレットかな?で、
イギリスの小さな小さな劇場でこれを見て惚れ込んで、
頑張って自力で日本公演に持ち込んだという話があり、
その文章ともども、非常に好感を持ったことを思い出して。
大手をバックにつけず、自分の目の届く範囲で大切に作った。
結果としてアナウンスも行き届かず客入りはわずかだったけど、
これはこれとして有りの状況かなと納得した記憶。
話し方からして多分その同じ方で、この人が認めた人なら、
大丈夫なのかもしれないなと、いきなり大きな安心感。

次に話し始めた肝心の白川さんは、一番最初、
自分から話しているうちは爽やかな好青年という印象。
話し始める前に、ブルブルッと手を震わせて見せて、
「すごい緊張してるんですよー」なんて笑顔も見せる
今どきの兄ちゃんっぽい余裕と明るさも感じられました。
話の内容も、原稿があるんだなとは思ったけれど、まあまあ。

でもねぇ、質疑応答になると、え〜?と疑問が多々噴出。
「みにくいアヒルの子のどんな点に共感しますか?」と聞かれ、
あっという間にどこから見ても分かる、困った!の表情に。
「馬鹿なんで、ちょっと・・・」と言い淀んで結局 答えず。
「ハリケンジャーでファンになった人たちに、この舞台で何を
見てもらいたいと思いますか?」との質問にも困ってしまい、
「全然 違う役柄ですから・・」とか「共通点は・・・」とか、
質問者やら隣のパパ&ママからフォローが入りまくった末に、
「あ・・、変身します!」と、ハリケンジャーの変身ポーズ(笑)

話によれば、まだ歌稽古しかしていないらしいです。
だから、脚本を読んでないって可能性もあるのかもしれないけど。
でもさぁ、自分の役柄について、少しでも考えてみたことある?
って、思わず突っ込みたくなってしまいました。当たり前よね?
噂によれば、自分からやりたくて受けた仕事ではないみたいだけれど、
それにしたって、「こういう役にしよう」というビジョンなしで
稽古に入ることってできるの?特撮後に時代劇もやったみたいだけど、
それらの役作りって、どんなふうにやってきたの?不安だよぉぉ。
ただ、そんなに困って悩んでる時でも、客の反応を拾い上げて、
「そこ、笑いすぎ!」とか言える度胸は、生もの舞台向きかな?

歌は、加納パパが簡単にあらすじを説明しながら。
オープニングのパパ&ママのデュエット(本来は大勢の曲だったはず)、
「変わってる」というこの舞台のテーマソングであるアグリィのソロ、
1幕ラスト、旅に出たアグリィを探すママのソロ。
それから、エンディングの3人の曲と、全部で4曲。
白川さんは、我流のくせが感じられない素直な声の出し方で
前に向かう広がりに不安はあっても役柄には似合いそうな感じ。
ただし、本当に意味分かって歌ってるのか、感情の込め方が
まだ下手なだけなのかは判別しづらい状態ではあったかも(^^;
それから、ソロでは聞こえる声が、3人になるとかき消される。
岡ママも加納パパも声大きいからねぇ、頑張れとしか言えませんが。

岡ママの1幕ラストの曲の合間には、後ろで白川さんのミニ演技。
うろうろっとしてみる様を狭いスペースでやって見せてくれたけど、
その時思ったのは、演技の上手下手とかってことではなくて、
プロデューサーさんが ちらっと言っていた背丈の問題。
「この身長で視覚的にも『違ってる』違和感はありますしね」と。
岡まゆみさんが小さい分、白川さんが異様に大きく見えるんですね。
子アヒルオーディションの応募条件は「身長150cm以下の女性」だし、
その中に1人立つ白川さんは確かに、非常に異質だろうなと思う。
加納パパは大きいけれど、パパとアグリィのからみは少ないし、
母と息子の、どう見ても種が違うけれど・・という感情は、
今回の方が素直に納得できるかなという実感がありました。
うん、いいかもね。

そんなこんなで。
まだまだ主役さんへの不安感はぬぐえない・・、
どころか、いや増した部分もあったりするのですが(苦笑)、
一応、チケット取ろうかなという気分になれた会見でした。
岡ママはちっちゃくて細いのに、大きく優しく息子を見てるし、
加納パパも、上げた前髪の額部分がちょっと寂しく、
意外に落ち着いた印象と朗々とした歌声でかっこよく。
結構、面倒みている感じの親子像がいい印象だったからかも。
白川さんには、脚本から人物を想像する訓練をしてください(^^;と
すごくすごーーく思う。頑張ってくださいね。お金払って観に行くから。


2003年06月09日(月) 阿佐スパ『みつばち』

<幕>休憩なし3時間弱(開演が遅れたせいかも)
<作・演出>長塚圭史
<会場>スペースゼロ
<出演>山内圭哉、伊勢志摩、市川しんぺー、鈴木砂羽、中村まこと(十兵衛)
   中山祐一郎、小助:大林勝(小助・熊夫の子分)、新井友香、佐藤真弓、
   桑原裕子、長塚圭史(木海・お坊さん。平等や世界についてムシ達に話す)、
   小山田サユリ(ムシ・十兵衛の飼い虫(いや、人間ですが))
   富岡晃一郎(ムシ丸・十兵衛の飼い虫。死後、伝書バチに転生)
   伊達暁、横山一敏
<物語>
長塚圭史お得意の隔絶された世界。
体が真っ白になり、徐々に膨れ上がって死んでしまうという
奇病に侵された島の、さらに高い塀で囲まれた小さな村。
わずかに健康な人々が住み、病人たちが入ってこないように、
櫓などで見張りながら暮らしている。

そこに流れ着いた侍・伍朗(山内圭哉)と嘉寿之新(伊勢志摩)。
彼らは、病人の中に追い出されない代わりとして、
難破船に行き、そこから宝を持ち帰っては村に提供する。
その宝で、働かなくても暮らせるようになった村人たちは
村の堅物・小七(市川しんぺー)と妻のイチ(鈴木砂羽)を除いて、
ほとんど全員が、次第に遊びほうけるようになる。

それは実は、伍朗たちの仕える大島屋二代目(伊達暁)の策略だった。
この島の女には、男を喜ばせる性質が備わっていると知った彼が、
島全体を遊郭にしようという計画を立て、村人たちを堕落させたのだ。
やせた土地の島のこと、今さら働くこともできないと、
村人たちはその計画を承諾した。

実は女郎だった嘉寿之新の手ほどきを受けた島の女たちは、
二代目に試されることになり、まず、つち(新井友香)が選ばれる。
女好きで、2人の妻を持つ熊夫(中山祐一郎)の妻の1人だ。
何もかも了承していたはずの熊夫だったが、
いざとなった時、我慢できなくなり、その場に殴りこんで、
二代目の用心棒・柳(横山一敏)に斬られてしまう。

つちの次は、熊夫のもう1人の妻・しほ(佐藤真弓)の番。しかし、
前夜に二代目に抱かれたというムラサキ(桑原裕子)の発病により、
二代目が、白くなる致死の病気の感染者であり、かつ、
その病気を皆に感染そうとしていると気づいたイチは、
順番を代わらせ、二代目を殺そうと企む。

一方、イチを好きになってしまった伍朗は、
二代目に人質にとられていた知恵遅れの弟を連れ出す。
そして、アンビバレンツな感情を吐露しつつ、彼を斬る。
その後 イチを助けに行くが、イチは既に感染していた。


<感想>
観終わってからパンフを開いたら、
冒頭に、こんな文章が載っていました。

「要するに、
 此の世は女で
 廻っている。

 故に
 男が儚く
 散れるのだと、

 あるミツバチは
 云った。」


あーもう、まんまですわ。
長塚圭史の作品って、いつも本当に、
「女性」が好きで、大好きで、でも怖くって・・・が、
あふれてるけど、それが非常に上手く消化された感じ。
今回の舞台は、いつもと同じテーマに貫かれているけれど、
うお〜、何だかよくまとまってるぞ!って感じがある。
パルコ劇場に載せられちゃいそうな完成度が私好み。
いや、何も若いうちから まとまらんでも・・・という、
勿体ない気分もないではないんですけど。

あと、まとまった分、こんな話だというのに、
ドロドロした感じはなかった。全体的に薄い。
売春とか、2人の妻、生と死の他にも、十兵衛が
ムシたちを虐待してたり、木海はムシに性的いたずらしてたり、
熊夫は、妻たちに食料を残すために自分は死体を食べてたり、
伍朗の弟は異形と言っていいくらい巨体だったり、
もう何か とんでもない世界なんですけどね・・・。
そういう瑣末(瑣末なんて言っていいのかはともかく)な事に
拘らない。

しかしまぁ、だからというか どうしようもないのか、
やっぱり「女」は各種いても、個々の人格として
魅力的な女性キャラは出てきませんね、相変わらず。
新井友香さん(ツチ)が魅力的だったのは、
新井さん自身が魅力的だったからという印象が強いし。
それなりに皆、感情は理解できるんだけどなー。
どうも実感になるのは男性陣ばかりなのは何故なんだろう。

でもその分、男たちは皆いいね。かっこいい。
必死で自分の好きな女を守り抜こうとしていて。
「つちも好き。しほも好き。半分ずつ好きなんじゃないの。
つちを好きな俺、しほを好きな俺。俺が丸々ずつ2人いるの。」
みたいな事を言っちゃって、それが信じられちゃう熊夫。
マジで つちを守ろうとして死んじゃって、でもそれに対して、
(結局、熊夫の行動とは関係なく つちは抱かれてなかったのだが)
しほも「熊夫も、天国で喜んでるよ」と言えちゃう。
なんか、すげー 羨ましい関係だぞ。

「私には、そんな男はいない」とつぶやくムシの危機に、
いきなり飛び込んできて助けちゃう、作家&演出家ならではの
おいしいとこどりの木海も、もちろん かっこいい。
弟に対する愛情と憎しみに、一生 決着をつけられないかと
思われた伍朗が、1人の女を守るために未練を捨てたのもいい。
かつて自分の子供を殺したイチに、自身への拒否を感じてしまった
小七が、その後、一度も彼女に触れないという事実も、
すれ違っていたとはいえ、相手を守るために自分の行動がある。

何だかね、どの男も本当に精一杯、大切な女を愛し守ってる。
かっこいいよ、そういう男たちって、皆、すごく。惚れる。
でも観終えて、何を望まれてるんだろうと思ってしまう所もある。
本来は女って、「産む性」だから守られていたはずなんだよね。
男たちは「子孫を繁栄させるために戦って守る」役割。
じゃあ、産むことを放棄している場合はどうなるんだろう?
今時、そういうの山のようにいると思うんだけれど。

最後の最後、既に感染し、子孫どころか命も危ういイチに、
伍朗はそれでも好きだと告白する。彼女に何を見ているの?
最初の言葉を思うなら、真に生活できるのは「女」だけで、
男はその周りで、何処かに夢を見て生きるものだということなのかな。
だとしたら、その幻想を壊さないようにするのは女の義務なのか。
・・・何か、私が恋愛できない理由が分かったような気がするかも(^^;


2003年06月08日(日) ネット復活&『青木さん家の奥さん』更新

ようやっと2日連続のお休みを頂きまして、
どうにかこうにか、自宅PCでネット復活です。
またいろいろ中身が無くなっちゃったから、
しばらくは使い勝手悪いでしょうが、無いよりずっといい。

その間に掃除しようと思っていたはずなのですが、
ネットカフェに通ったりしていると意外と家にいないし、
少しマシになった点といえば、近所に出来たブックオフで
漫画を50冊ほど売ってきたという点ぐらいかな・・・。
部屋の片づけをしていたら、もう読まないだろうと思う
ものが出てきて、少し売ってきました。売ったの初。

でも、古いものが多かったせいか状態が悪いと審査され、
ゲームも入れても¥1980だって。ちっ。
ネットカフェにもあるし、別に自分のものにしなくても
いいやと思うようなものほど高値だってのが嫌な感じ。
それでも、700〜800円のものが100円で引き取り。
結構 好きなものでも、古くて焼けが入ってると10円。
結局、一生 手放したくないようなもの意外は、
買わずにネットカフェにリクエストでもして
読んだ方が はるかに安上がりだってことなのよね・・・。
でもどちらにしたって、作家に迷惑なのは同じ。
あぁ、巨大な書庫と潤沢な資金が欲しいわぁ。

とりあえず、『青木さん家の奥さん』感想書きました。
初日の感想ですが、実は今日が楽日だったんですね(^^;


あっと、追加!
6/11(水)12:30〜、六本木ヒルズで
『HONK!』の製作発表があるのですが、当たりました。
1当選につき2名行かれるのですが、連れがいません。
万一、興味のある方いらっしゃったら、連絡下さいませ。
その後は多分、サンシャインに『ジャック・ブレル〜』の
当日券を求めに行くだろうと思われます。


2003年06月06日(金) 『海の上のピアニスト』

再演なんだけど。
あの感動にもう一度会いたくて迷わず取ったチケット。
やっぱり良かった。笑い泣かされる舞台なんだけれど、
いやみがなく、逆に透明度が増したような気がする。

自分が観劇好きで良かったと心から思う。
舞台の上にはピアノと、高低のある可動式タラップ×2だけ。
出演者は市村正親と、ピアノを弾く稲本響の2人だけ。
市村正親は、ほんの時々、タイトルのピアニストになるが、
大抵は、ピアニストの友人であるトランペッターとして
彼の見たことを語るだけ。稲本響はピアノを弾くだけ。
あとは、観る者がどこまで彼らの世界に入り込めるか。
観劇慣れしていなかったら、抵抗があったかもしれない。
ひたすら彼らの作り出す世界への想像力が勝負だから。

船の上で生まれ、たぶん一生 戸籍を持たず、
地上に降りようとしたこともあるが、降りないことを決意、
そして、船とともに一生を終えたノベチェント。
たぶん私は、彼の生き方にはちっとも共感してないし、
理解もできていないのじゃないかと思う。
でも彼が生まれて死んだことに感動はしていると思う。
晴れ上がった5月の空とか、アスリートの跳馬の瞬間とか、
そういうものへの、言葉にできない純粋な感動というか。
「詩」みたいな演劇とも言えるのかもしれない。
何か分からないけどとにかく、すごくてすごい舞台。



あと、舞台と直接は関係ないけど、感謝。
実は私のチケット、昨日の日付でした(^^;
入場する時になってチケットもぎりのお姉さんが気づいて。
もちろん、どう考えても観られない状況だし、
どうしたらいいのか一瞬フリーズしていたのですが、
受付に手配してくれて、どこで購入したかとか言った後、
本当に有り難い事に、入れていただけてしまいました。
持ってたチケットは4列。観られた席は18列。
28列まである劇場で、割引で買ったチケットを忘れた奴に、
観られるだけでも感謝なのに、破格の扱いだったと思います。
テアトル銀座の方々、サンケイリビングの方々、
もしかしたら、市村さん後援会の方々にまで、
大変ご迷惑とお世話おかけしました。有難うございます。


2003年06月03日(火) 『ドント トラスト オーバー30』観劇。

<作・演出・作詞・作曲>ケラリーノ・サンドロヴィッチ
<作曲・音楽監督>鈴木慶一(ムーンライダース)
<幕>1幕100分、休憩15分、2幕70分・・くらい。
<会場>青山劇場
<出演>ユースケ・サンタマリア、奥菜恵、秋山菜津子、井上順
犬山犬子、みのすけ、峯村リエ、松永玲子、長田奈麻、安澤千草、
村岡希美、新谷真弓、廣川三憲、大山鎬則、吉増裕士、喜安浩平、
杉山薫、大堀こういち、藤田秀世、たま 


長いっっ!!
ストレートでやるだけの分量を全部つめこんで、
合間で歌も歌うもんだから、当然の結果なんだけれど。
しかもやっぱり、なんでここに歌が要るの?なものが多い。
すみません、1幕「話をすーすーめーろー・・・」と思いながら、
気がついたら寝てしまっていたみたいです。感覚としては
15分くらい寝ていたけれど、話は多分、ちっとも進んでなかった。
♪プラマイゼ〜ロと楽しく歌っているところで目が覚めて、
あ、この歌は何だかいいかも(^^)と思っていました。
帰りに歌える歌がある点は、ミュージカルとして○かも。

まぁでも、観に行くことになったきっかけが、
会社でユースケの舞台に行かないのかと聞かれて、
あと一歩惹かれないから、割引でも出れば考えるけどと、
答えた日、帰宅したら割引メールが届いていたってことだから。
このタイミングで届いちゃうんじゃ仕方ないと申し込んだだけ。
だから「生ユースケ・サンタマリア」を観に行って、
思ったよりずっと まともな演技に、結構 満足したかも。

上手かと聞かれると微妙なんだけど、安定感があるというか、
妙に素に戻る感じがなくて、安心して話を観ていられる。
秋山@ナツコのように、しっかりした基礎のある演技ではなく、
松永さんとか新谷さんみたいに、小技の利いた上手さでもない。
言ってみれば、主役でなきゃ どうよ?的な演技ではあるけれど、
真っ向勝負のくせに肩の力の抜けた演技は好みだったかも。

途中でタイムスリップする時のフライングも、良かった。
すごく きれいに動いていて、使われてる映像はベタだったけど、
それに泳いだり流されたりの印象が、よく出ていたと思う。
意外にも基礎の運動能力がいいんだという事実にも感動したり。
だから、主役的には期待低めだったせいもあって まぁ満足。

話自体は、タイムスリップや戦争やらグループサウンズやら
いろいろ織り交ぜてたけど、結局はラブストーリーなのよね?
そうなんだろうなぁと思いつつ観ていて、気がついたら
私の頭の中では、あまりにナツコの印象が強すぎて、
ヒロインのユキエ(奥菜恵)を忘れきっていました(^^;
奥菜ちゃん、可愛かったと思うんだけど印象が薄くって。
ただ、ユースケの手の上からふわりと飛び上がったりする
フライングだけは、とにかく見事に美しかったです。
周り中巻き込んで はた迷惑なだけのカップルだし、
これからも2人が会うには毎回 時空を歪ませなくっちゃだけど、
バカップルだけど、純愛だったのかなぁと思ってみたり。

要は、役者陣は良かったってことなんですよね。
井上純も いつもの井上純で、幽霊を飄々っぽく こなしていて、
いちいちうるさいパパっぷりが面白い味を出していたし。
たまの音楽の奇妙さは、使い方はともかく単品として好きだし。
金返せとは言わない。でも、もう一度見るかと聞かれたら、
無料でも ちょっとパスかなぁ・・・。たるいんだもん。



面白かったり共感したら、押して下さい。
ランキングに反映され、かずきが やる気を出します。

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