客席観戦

今日は、イベント会社のバイトでした。
前にコンサートとオーディションのスタッフをやった時のことは日記に書きましたが、今日はサッカーの試合でした。
でも、僕のいた場所は、フィールドの半分しか見えない場所でした。
でも、いいんです。
だって、仕事なんですから。
まあ、「いいんです」って言うか当たり前ですよね。

僕は関係者専用の通路にいて、関係者以外の人が入って来ないかを見る仕事でした。
でも、誰も入って来ません(笑)。
だって、みんな試合を観る為に来てる訳ですしね。
みんな、応援に夢中ですよ。
って言うか、ちょっと夢中過ぎるような気もしました、応援に(笑)。
ずっと歌を歌ったりしてるんですよ。

客席の先頭にいる人達は、ずっと後ろにいるお客さんの方を向いて、応援を先導していて、歓声が上がった時に試合を見る感じ。
で、振り返って、得点が決まったかと思うと、目の前に置いてあった大きな旗を振る。
忙しいなあ(笑)。

別に批判している訳ではないので、気を悪くしないで下さいね。
ちょっと興味深かったんです。
本当にこのチームが好きなんだなあ、と思いました。
でも、好きなのに試合をじっくり観たいとは思わないのかな?
まあ、人それぞれの楽しみ方があるってことですね。

あと、もう1つ興味深かったのは、皆さん、テレビとかで見たことありますかね?
試合前、選手が登場した時に客席にそのチームの大きな旗(と言うか布と言うか)が出て来るのを。
ほとんどのお客さんの頭をその布が覆う形になります。
外から見てると、
おお、すげえ!
って感動するんだけど、実際にその布の下にいる人達は、どんな気持ちなんですかね?
大好きな選手達が出て来たのに、見えないじゃないですか。
でも、その後、試合で十分見れるし、その選手達の登場を盛り上げられれば、それで満足ってことなんですかね?

ファンって偉大だ!
2004年09月26日(日)

偉くない黄門様

なんだか今日は、よく怒られる日でした。
しかも、僕は全然悪くないのに・・・。

1つ目は、夕方から演ぶゼミがあったので、電車に乗ろうと駅に向かっている途中。
前を歩いている人の横を通って前に出て、暫くしたら、「ふざけんなよ!」という怒鳴り声が聞こえた。
「なんだろう?」と思って振り返ったら、怒鳴ったのは僕が追い抜いた人で、しかも明らかに僕に向かって言っていることがわかった。
でも、僕は別に追い抜く時にその人にぶつかった訳でも何でもないんです。
いや、ふざけてませんよ。
と言おうかとも思ったんですが、刺激しない方がいいだろうと思い、相手にせずに駅に向かいました。
何で怒られたんだろう?
追い抜いたから?
それだけで怒るか?

その人、ホームレスの人だったんです。
そう言えば、おとといもホームレスの人に話し掛けられたなあ。
その時は怒られたんじゃなくて、「○○くん」って笑顔で呼ばれたんです。
「これからお出かけ?」とか言って。
でも、その○○っていうのは、明らかに僕の名前じゃないんです。
何なんですかね?
ホームレスの人は、人との関わりが少なくなることで、幻覚が見えるようになっちゃうんですか?
まあ、でも、それはいいんです、ちょっと面白かったし。
その「ふざけんなよ!」の人は、持っていたビニール傘を広げて、僕を威嚇して来たんです。
それがウケた。

酷いのは、その後ですよ。
演ぶゼミが終わって、駅のホームで電車を待っていたんです。
終電間際だったので、電車の間隔が長くて、携帯でメールを打ちながら待っていたんです。
すると、前に並んでた人が急に振り向いて、
「おい、何やってるんだよ」
と、僕に言う訳ですよ。
知らない人なんですよ。「なんだろう?」と思いますよね?
「え?メールですけど・・・。」
と答えました。すると、
「俺の近くで、そんなことすんな!」
と、その人が言うんです。
「?」と思ったけど、わかりました。
その人は、ペースメーカーをつけている人だったんです。

でも、でもですよ。
電車の中で言われるならまだしも、駅のホームで言われてもねえって感じですよ。
だって、見た目じゃわからないんですから。
しかも、そこは優先席の乗り場でもなかったんです。
そりゃあ近くに携帯を持っている人がいれば、敏感になるのはわかるけど、せめて言い方ってものがあるでしょう?
「すいません。私、ペースメーカーつけてるんで、いいですか?」
とか言われれば、「ああ、こちらこそすみませんでした」ってなりますよ。
でも、その人は、なんか勝ち誇った感じだったんです。
「言ってやった」みたいな。
アホか?と思いました。
そりゃあ、病気は大変だと思いますよ。
苦労もしてると思うし、思い悩むこともあるでしょう。
でも、病気を武器にするな!と言いたい!
だって、病気を憎んでいる訳でしょう?
この病気さえなければ・・・と誰でも思いますよね?
なのに、都合のいい時だけ「病気だから、俺に気を使え」とか「病気の俺を優先しろ」って、どうなんですか?
ちょっと間違ってませんか?
そりゃあ、体力的にも辛いだろうし、優先されるべきだと思います。
でも、それを自分から強要するのは間違っていると思います。
そんなんじゃ治る病気も治りませんよ。
だって、病気に甘えてるんですから。
仲のいい人もどんどん離れて行きますよ。

すみません、熱くなってしまいました。
まあ、一緒にいた人が「すみません」と謝ってくれたので、バトルにはなりませんでしたが、モヤモヤしましたね。
その人が、偉くない黄門様です。
水戸黄門は、みんなが敬うような功績を残しているんです。
だから、印籠を見せられると、「ははぁ〜」となる。
でも、あなたの病気は、印籠ではありませんよ。
そこを間違えないで頂きたい。
辛くて、卑屈になることもあるでしょう。
でも、そんな時こそ、人との関わりを大切にして欲しいと思います。
それで癒されることもいっぱいあるはずですから。
2004年09月24日(金)

ショートフィルム撮影

今日は、まる1日、ショートフィルムの撮影でした。
演ぶゼミに俳優ファイルというのがありまして、それを見た映像製作会社の方が声を掛けて下さったんです。

10月8日(金)から下北沢で、映画・演劇・音楽などを中心にした「下北沢シュワッチ!」という街興しイベントが行なわれるんですが、その映画部門で、下北沢唯一の映画館「シネマアートン下北沢」で他の短編と一緒に上映される作品です。
僕は、2本出演させて頂いたんですが、今日2本とも撮影しました。
まず1本目は、朝の7時から下北沢のカフェで撮影しました。
主演の方は6時から撮影されてたみたいなんですが、僕はカフェの客という役だったので。
衣装は自前だったので、お気に入りのアロハを着てみました。
それがお昼に終わり、一緒に撮影に来ていた演ぶゼミの人と「てんや」で昼ご飯を食べ、漫画喫茶で時間を潰して、16時30分からもう1本の作品の撮影がありました。

それは渋谷のカフェで行なわれました。
しかも、なんと僕が主演です!
箕輪達昭、本領発揮(?)のコメディーでした。
現場の雰囲気も良く、共演させて頂いた原田佳奈さんという方も面白い演技をしていて、いい作品になりそうな予感がします。
皆さん、是非ご覧下さい。

詳細は、僕のホームページの掲示板に載せました。
近々、トップページにも載せます。
そうそう、原田さんは就活女優なんです。
気になる方は、是非ホームページをご覧下さい。
その就職活動の甲斐あって、僕が今、演ぶゼミで教えてもらっている篠原哲雄監督にも、近々ショートフィルムを撮ってもらうらしい。
羨ましーっ!!
2004年09月23日(木)

僕が一番欲しかったもの

公演も終わって、心の余裕が戻って参りました。
日記が久々に続いております。
昨日は、役作りの為に伸ばしていた髪の毛を短く切りました。
そして、久々にCDを買いました。
マッキー(槇原 敬之さん)のニューアルバムです。
正直言って、まだ全部聴いてません。
物凄いお気に入りの曲が出来て、その曲ばっかり聴いてます。
それが「僕が一番欲しかったもの」という曲です。

これは、一番新しいシングルで、ドラマの主題歌にもなっていて、よく耳にはしていて、いいなとは思っていました。
でも、詞はちゃんと把握していなかったので、詞を見ながら聴いてみたんです。
そしたら、恥ずかしながらオジサン泣いちゃったよ!
良質な絵本を読んでいるような気持ちになったんです。

僕は、昨年の10月まである場所で働かせてもらっていたんですが、その場所は お客さんに楽しんで帰ってもらうことが目的の場所でした。
そこでは本当にたくさんのことを教えてもらいました。
おととい、親戚に案内を頼まれて、その場所に久々に行って来たばかりなんです。
そして、やっぱりここは素晴らしい場所だなあ、と思いました。
しかも、働いていた時に関わったお客さんが僕と一緒に撮った写真を持って、先日 僕を訪ねて来てくれたという話を当時の後輩から聞いて、そのお客さんに会えなかったのはとても残念でしたが、すごく幸せな気持ちになりました。
しかも、そのお客さんと関わったのは、2年も前の1度きりなんです。
それなのに僕のことを覚えていてくれて、訪ねて来てくれたなんて。
「僕が一番欲しかったもの」を聴いて、働いていた当時の気持ちを思い出しました。
それが、涙の理由かな?
あとは、先日 舞台を終えたばかりで、人を楽しませることの素晴らしさと難しさを感じたばかりだったからでしょうね。
色んな意味で、今の僕にタイムリーな曲でした。
でも、僕は表現に限らず、日常生活でもこの曲に描かれているようなことを大切にして、生きて来ました。
それはこれからも変わりません。

どんな曲かは聴いて頂きたいんですが、僕のトップオブ感動ポイントだけ載せて、今日の日記を終えたいと思います。


僕のあげたものでたくさんの人が幸せそうに笑っていて
それを見た時の気持ちが僕の探していたものだとわかった
2004年09月09日(木)

2つある終わり

昨日、乾坤一擲の「風鳴る夏」を終えての感想を書いたのですが、大事なことを書き忘れてました。
そう、タイトルの2つある終わりです。
こんな舞台、なかなかないよ。
途中のシーンがアドリブに任されていて毎回違う、とかはあるけど、大事な大事なラストシーンが2パターンあるなんて。
でも、2パターンともちゃんと台本に書かれていたんです。

観れなかった方の為に説明しますと、最後に戦い(殺陣)がありまして、それの勝者が違ったってことです。
初日と2日目の昼は平塚君が演じた兼森(かずもり)が、2日目の夜と千秋楽は堀江さんが演じた雪至(ゆきちか)が勝ちました。
本当は、殺陣の最後の方だけは段取りを決めずに真剣勝負でやるという大胆な演出だったんですが、昨日の日記に書いた怪我があったこともあり、最後まで段取りをつけて、「では、この回は○○が勝つことにしましょう」って感じでやりました。
でも、最初のうちは、疑問もあったんだよね。
それまでの物語があるわけだから、やっぱりこっちのラストの方が作品に合ってる、っていうのが出て来ちゃうんじゃないかって。
でも、他のみんなはどう思ったかわからないけど、僕はどっちもアリだと思いました。
言ってしまえば、仲の良かった二人が戦うことになって、どちらかが残されるっていうのが結論だったんだ、と僕は思います。
運命に翻弄された二人って感じです。
生きるって何?ってことですよ。
おおーっ、ヒートアップして来たーっ!
太字が多くなって来たぜっ!

でも、もちろん好みは分かれますよね。
単純に言えば、真面目な人は、勝者―雪至。
意外性を求める人は、勝者―兼森、って感じですかね?
僕は、初めて台本を読んだ時は、「やっぱり雪至バージョンだろう」と思いました。
筋は通ってますよね、死ぬはずだった人が死ぬわけですから。
雪至の命が脅かされ始めたことによって、兼森も戦おうと決めたわけですしね。
「雪至に斬られるなら、本望だ」と思ったのかもしれない。
ただ、だからと言って、手を抜いて負けるのは、雪至に対して失礼なわけです。
雪至が本気を出せば、自分に勝つ可能性があることを兼森は知っているわけですし。
それで、雪至が本気を出せないままに死んでしまう「勝者―兼森バージョン」もアリだなあ、と思いました。
物凄く悲しいけど。
でも、さっき書いた「生きるって何?」ってことを強く問いかけて来るのは、こっちの方だなあと思いました。

僕の好きな映画(いっぱいあるんですが)の1つに、たけし軍団のダンカンさんが監督した『生きない』っていう映画があるんです。
(※この先にストーリーを書きますので、これから見るので知りたくないという方は読まないで下さい。)
ある会社のバス旅行の話なんですが、確か会社が倒産したかなんかで、そのバスに乗っている人はみんな自殺志願者なんです。
でも、何かのミスで、バスガイドの女の子だけ普通の(つまり、生きたい)人が来てしまって、みんな「どうしたもんか」となるんですが、その女の子との関わりの中で、再びみんなが生きることに希望を見出す。
しかし、その矢先にバスが転落し、みんな死んでしまうという話です。
きっとこの話を「奇を衒っている」とか「いたずらに人を殺すもんじゃない」と批判した人もいると思う。
でも、『生きない』のメッセージは「生きろ」なんです、きっと。
生きたいと思っても生きれない人がいるんだ、だから精一杯生きろ、と。
話が脱線したかのように思えますが、勝者―兼森バージョンには、これと同じメッセージがあると僕は思ったんです。
だから、最終的に僕は、勝者―兼森派になりました。

みなさんは、どっち派ですか?
よかったら、僕のホームページの掲示板にご意見をお寄せ下さい。
待ってまーすっ♪
2004年09月08日(水)

「風鳴る夏」終了!

いやあ、終わった〜っ!!
って感じです。
別に苦痛だったわけじゃないですよ。
でも、色んなことがあって、大変だったなあ。

まず、堀江さんの怪我。
芝居の設定では、目を怪我しているのは平塚君がやった兼森(かずもり)のはずなのに、なぜか堀江さんの雪至(ゆきちか)の右目瞼の上に傷が・・・。
稽古中の怪我です。
正式に言えば、稽古後に2人がラストシーンの殺陣の練習をしていた時の怪我です。
その時は木刀での練習だったので、目に影響はなく、大事には至らなかったので、本当に安心しました。
平塚君は、かなり落ち込んでたなあ。
怪我に関する知識のある人に電話しまくって、正しい対処法を知ろうと頑張っていました。
堀江さんは、意外にあっけらかんとしていて、笑顔で「大丈夫ですよ」と言っていた。
下手に取り乱す人じゃなくて、よかったと思いました。
「怪我をしたことよりも、この怪我をしたことで、殺陣の動きが悪くならないかが心配」という発言にプロ意識を感じました。
もともと殺陣をやると決めた時点で、「怪我は付き物」と覚悟していたんでしょうね。
それが本番5日前。
そして、なんと本番当日のゲネプロでも怪我がありました。
前にそんなことがあったから、かなり気をつけてやっていたとは思うんだけど、少し堀江さんの避けるタイミングが遅れて、足に当たってしまったらしい。
堀江さんは痛みで動けなくなり、ゲネプロは途中で中止になりました。
でも、その2時間半後には、確実に本番の幕を開けなくてはならない。
怪我をした堀江さんはもちろん、僕や他のみんなも気持ちを切り替えるのが本当に大変でした。
でも、なんとか無事に初日を終えることができました。
しかし、「なんとか無事に」終えるだけでは、本当はいけない。
初日は、反省の残る舞台となってしまいました。
その後は、回を追うごとに良くなって行きました。
特に千秋楽は、納得の行く舞台だった。
でも、それじゃいけない。
全部同じ値段でお客さんに提供しているものなんだから。
人間だから、出来不出来の差が出るのはしょうがないと思う。
でも、その不出来のレベルをもっと上げたかったというのが、今回の正直な感想です。

こんなことを書いたら、「なんだよ!」と思う方ももちろんいらっしゃいますよね。
お叱りは受けますので、直接お話し下さい。
でも、今回は本当に勉強になりました。
毎回、舞台を終えた後はそう思うけど、今回は最大限に。

この経験を生かし、これからも頑張って行きますので、皆さん、これからも今回の乾坤一擲メンバー、並びに箕輪達昭をよろしくお願い致します。
ご来場頂いた方、お手伝いして下さった方、「がんばって」と声をかけて下さった方、本当にありがとうございました。
僕の役―凪(なぎ)については、乾坤一擲HPの稽古日誌のラストに書きましたので、そちらもよろしければご覧下さい。
2004年09月07日(火)

本番直前っ!!

いよいよ明日から、僕が出演する、劇団乾坤一擲(けんこんいってき)第12回公演「風鳴る夏」が始まります!
今日は、会場のコア石響(しゃっきょう)で仕込みがありました。
いやあ、大変だった。
今回は、セットが凝ってるのと、会場が劇場ではなくフリースペースということもあって、仕込みに時間がかかっております。
でも、充実してます。
がんばります。

乾坤一擲には、第2回公演と第3回公演に出演しました。
第3回公演の「早すぎた嵐・・・」は、僕が初めて作・演出をした作品です。
今回、実に7年振りの参加となりました。
今回の「風鳴る夏」は、かなりリニューアルしていますが、もともとは旗揚げ公演の作品です。
当時は、脚本を書いていなかった雨宮透氏が原案を出して、別の人が書いたのですが、今回 雨宮氏が自らの手で蘇らせました。
とても雨宮氏らしい、シリアスでせつない物語で、僕の好きな作品の1つになりました。
なりました、っていうか、まだ公演が始まっていないので、「好きな作品」というだけでなく、「好きな公演」にできるようにがんばります!

今回、なんとラストシーンが2パターンあります!
しかも、どちらの結末になるかは、僕達もやってみないとわからない・・・。

こえーーーーーっっっ!!!

でも、「乾坤一擲」って、いちかばちかの一発勝負って意味の四文字熟語なんです。
そういった意味でも、乾坤一擲らしいスリリングなお芝居をお届けできると思います。

皆様のお越しを心よりお待ちしています!
2004年09月02日(木)

箕輪達昭な日々 / みの

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