Bonjour♪ソワレ日記
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2005年12月14日(水) かぼちゃ商会のこと

予定を変更してお送りします

かぼちゃ商会に出会ったのは1999年の3月でした
どうして覚えているのかというと、理由はふたつ
1/お昼の昼間、日曜日の下北沢でライブをみたこと
2/あまりに素晴らしくて衝撃だったこと
…気付けばあれから6年ですか、長かった様な短かった様な
お互い、いろんなことがありましたが、マクどの、純ちゃんをはじめとした、
メンバーの皆様はいつもいろんな意味で僕の傍にいてくれました
それは、これからも変わることないでしょう
ほんとに、はじめて音を見た時の衝撃は、なかなか言葉では表現出来ないのですが、
まあ、ひとことで言うと、やられた、って感じです
音楽のはじめを教えられた気がして、そういう時ってあたまが真っ白で、
更にとっても素直になっちゃうのね。。
そういう体感、いろんなしがらみが出来ると素直に感じなくなっちゃうので、
あの時かぼちゃに会えた運命にすごく、感謝するのです
気持ちってあんまり衝撃を受けると凝固してそのまんまトルソみたいになって、残るのね

それから様々な場所で共演させて頂けた僕はとっても幸せものでした
ブエノス東京、野毛の大道芸、そして、青い部屋
戸川さんと共演して頂いたり、ピエール・バルーさんと出会ったり、そして、メンバーが
変わったり、かぼちゃ以外の音楽活動では、
うんちゃんやまるちゃんにお世話になって、何といっても
ちんどんブラス金魚が誕生したり、本当に思い出は尽きません
個性のないことは値打ちがないってことを決定的に教えてくれたのも、かぼちゃだったかも知れません
そして、今月をでかぼちゃ商会は休止するそうです
それならば、こんな素晴らしい人たちともう一度共演出来たら、僕はどんなに幸せか、と
12/26のイベントにご出演いただける様、お願いいたしました
今夜は、すごいことになりそうですよ
まやも、フランスから帰って来ます
ここで音楽と出会えたみなさまが、僕のように幸せな気持ちになれます様に
なんてね。。でも、きっとそうなります
自信あるのだ、それは、かぼちゃは最高だから!


2005年12月08日(木) パリ日記3

いかんなあ、さすがに出来事は覚えていても、時間軸がまるっきりちんぷんかんぷん
もう、ひとつきも経つのだものね、がしかし、これは書いておかねばならぬので…
あ、そうそう昨日は実家のウインドウズで書いたのだけれど、使い方、やっぱ、わかんないわ。。

11/9から〜その2
我が友まやの幼なじみメロディ(本名、ちなみに名字は山下です)は面白い
基本的にパリに住んでいるので、パリで逢うのが正しいのだけれど、日本でしか逢ったことなくて、
まあ、日本でもパリでもやってることは僕たち、おんなじ
まやが忙しい時はメロに随分とお世話になって、深夜のカフェとか買い物とか付き合ってもらいました
そんなメロと水パイプを頂きながら、お喋り
「なんで続かないのかねえ」
これは、僕たちのことじゃあ、なくってね
とにかくメロは愉快なひと、トークが下品でそこもいい

さて、ある日
ほんとはライブをやるはずだったシャトレ辺りのレストラン
(パリは普通のカフェとかレストランでほんっとにすごいライブをばんばんやってるの)のオーナーさんから
お食事のお招きを頂いたとのことで、まや一家(これほんとはバルー一家と言うべきね)と
行って来ました
まやの弟、あきらちゃんと食前酒を頂いてダーツで遊んで、メインダイニングへ
いい予感はしていたのですが、最初に出て来た前菜はたぶん、白子みたいなものの上にキャビアがどっさりの
前菜…ですか、これは
その次は生牡蠣どっさりのおつくり(もう違う)、最後に出て来たステーキを頂いたのは、
あきらちゃんと僕だけ
まあ、ほんっとにすごい豪華なお料理達だったのですね、これが
見たことも食べた事もあったはずなのに、それを表現することが出来ないでいた今までの人生
キャビアなんて大して美味しくないわね。。とかほざくわたくしとあきらの間には、
その言葉に大きな違いがある。。

翌日はまやのゴットファーザーの食事会にご招待を頂き、これまた、豪華なお食事
フランス人のみなさまはほんとにお食事をゆっくりとなさるのね
ひとつひとつのお料理に蘊蓄がきっとあると思うのだけれど、そういうとこは、実はどうでもいいみたい
こんなもの食べたことないけどなあ。。とか、まあ、いいみたい

そんな合間にもベルビルのバーのライブに行ったり、サンセヴェリーノのギターの彼のライブ(最高でしたね)に
行ったり、ダリダのお墓参りに行ったり、クリニヤンクールのTATIに行ったり、
NAOKOという日本料理屋の看板を見つけたり、おいしいレモンタルトにはまったりしていて、
おまけにまやに内緒で素敵なコートをセレクトしてプレゼントしたりしてて、
ルーブルもエッフェル塔(パリに着いて5日目くらいに遠くからやっと見ただけよ)、
シャンゼリゼもムーランルージュ(ここは高い!)も、ラセーヌも体験しないで
フランス珍道中は終わりを迎えようとしていたのでした

11/14
いよいよ明日帰ります
今日はアレフを借りてのレコーディング
ここにはほんとにお世話になって、何よりここはあたたかくて、ここでやりたいと言ったのは
僕で、それが叶って嬉しかったのでした
サンセベリーノのギターの彼、ベース、そして、まや
いい唄がうたえました、これが日の目を見るかどうかはもう少し、待ってもらわねばいけないけれど
夜は今回知り合った素敵なひとの一人、18歳のアルノーとメロディも加えて、夜遊びね
このメンツでピエールさんのライブに行った時、そこはホームレスのボランティアだと知らず、
ドレスアップしたエルナ姉はいかにもホームレスキングの人にアプローチされてたなあ。。
3階から移動したリビングが寝室、こんな僕を包んでれて、ありがと
あら!気付いたらメロもアルノーもエルナ姉も、まやも傍で寝てるのね
さて。。トランクを軽くして、帰り支度をはじめましょうか

11/15
モンパルナスの露店で買った5ユーロの時計
8時ですね、では、みんなを起こさないようにさよなら
時間より早く着いたドゴールでまたトラブルが
荷物が重すぎて飛行機に乗せてくれないんだって
僕の荷物は3キロオーバー…え?だったら手荷物にするからと言う間もなくその荷物はコンベアに乗せられて…
ちょっと、待ちなさいよ!こういうのはおかしいでしょ!ババア!と浴びせる罵声も通じないのね
そのババアはこの人と代わる、といってワシッ鼻の小柄なババアにそのカウンターを
譲ってひらひらどっかに消えました
何とか手続きを終えて離陸を待てども、霧の為飛行機は飛ばないと待たされること2時間
やっと乗ったエアフランスは大揺れに揺れて、おまけにトランジットの飛行機は行っちゃって、
イタリアで6時間待ち。。
ああ、信じられないワ
やっと取れたJALの座席はトゥギャザーじゃなくてまあ、隣の人に事情言って代わってもらいましょう、とか
言ってたら、僕だけなぜかビジネスクラスのシートがあてがわれてて、
こんこんと眠り続けひとり優雅に帰って来てしまったのでした

こないだのフランス帰りもこうだったな。。運をここで使ってしまう運命なのだな
…次もこうでありますように。。これが運ならそれでいい
パリ日記はこれでおしまい、残念ながら明日は関西ツアー日記ですので、よろしくね


2005年12月07日(水) パリ日記2

ここからは箇条書きで失礼いたします

アレフでのライブ、感激覚めやらず大忙しのスケジュール
・・・とか書いている今は12/7ですので、何たるていたらく
まあ、気にしないで進めます、どこまで覚えているかしら

11/3
朝まで騒いだ翌日のお昼にまたまたピエールとのリハ
これは、3日後に迫ったナントでのライブ用、こう、何度も言うけれど、音楽で繋がれるっていうのは、
いいものだ、譜面があればある程度何とかなる
ところでここはパリのまやのお家、もちろん文化の違いで靴を履いたままリビングに
いるのだけれど、落ち着かない僕はチャイニーズのシルクのスリッパを持参いたしました
まあいいや、とにかくリハはさくさく進んで、夜はサンマルタン運河沿いのクラブでライブ
ここはとっても素敵な場所でした、関西弁を喋るオーガナイザーはフランス人
終電乗り遅れてタクる、パリはタクシーいないけどいたらすんごい安いのだな、ふむふむ

11/4
今日はアレフのお芝居をみにゆく
まや、頑張ってるなあ。。そういうのを見ると僕も頑張ろうと思う
とか、なんて陳腐な感想、イケナイワ、いくら言葉が判んないからって
今夜はアレフのミディのバースディ、みんなで朝まで盛り上がる
さすがに声の調子が。。何とかごまかしながら遊ぶ、踊っている時はそういうことも
忘れちゃうから恐ろしい

11/5
ナントへ向かう、僕は18歳!フランスの新幹線TGVに乗って
2時間の旅の中、僕はお店のスタッフにもらった加湿器を手放せない
・・はずなのに、まやと喋る喋る、だって楽しいのだもの
宵闇のナントの街に雨が降る。。これはバルバラの唄のタイトルと同じだな
かんどー、綺麗な街、そして今夜のコーディネーターというか、城主のおじさまの
お迎えでどこにゆくかと思ったら、バーデンパウエルのご子息のライブ会場に
素晴らしかったです、えっと、お名前は何だっけ。。とにかく素晴らしいギターソロ
1時間近いライブ、全然飽きることなくおしまい
明日のライブにゲストで来てくれるとのこと、全くすごいことになったわ
今夜はお城に泊まらせて戴くのだけれど、これはほんとにお城です
600年前の大きなお城、ライオネスコーヒーキャンディーのCMに出てくるお城みたい
翌日に聞いたところによると寝室10こだって
ナントの街でうなぎのコドモを捕まえて日本に輸出しているジプシーのみなさまの集落の傍を通って
お城に着きました、もう少しでエルナお姉様はジプシーのお仲間に入れてもらえるところだったのに。。
天蓋付きのベッドでおやすみ、明日は声が出ますように。。

11/6
さあ、ナントのお城でブランチコンサートです!
声も何とか復活、緊張のリハの後、お魚を焼いたりパスタを茹でたり、素敵なお食事
生のパスタはとっても美味しい、シャンパンも開けて近所の老人ホームの皆様をお招きしてのライブ
なんて素敵なひとときなのでしょう
これは心の中のできごとになってしまって、もう、うまく言えません
ソレイユは1こで、フランスでも日本でもおんなじソレイユが輝いているのね
ピエール、ありがとう、彼のピアノに会えたことは大きな僕の財産です
ライブが終わってラジオの取材を受けて、さあ、ここからヴァンデに移動!この時既に夜の真ん中
車でブブブーと進むその車窓は地平線と工場だけ、でもたまに見える小さな集落にいちいち感動
してたのだけど、ほんと、コンビニとかないのね。。
たまにみえるバーミリオンのネオンがなぜかほっとする、新宿住まいのソワレくんでした

11/7と8
ちょっとした遊びにしては大胆なところ
それは、ヴァンデ、ここにはなんにもない
あるものは水と緑と大きな空
ここに来た理由はまやのソウルがある場所で、是非来て欲しいと言われたからなのだけど、
ここは、ほんとに来れてよかったなあ。。
カヌーに乗って犬と遊んで、野山を駆け回って、畑からトマトを盗んで。。
ひとのソウルが置いてある場所は必ずあるけど、まやがここにソウルがあるとしたら、
改めてものすごく大きなことだなあ。。と思います、その事実
ひとを知りたくなる時に、その人のふるさとに出かける、って素敵ね、あったかくなって
大きな星空に流れる流れ星や美味しいガーリックトーストに暖炉の前でのエアメール
そして、僕は猫の生態というものを全く、知らなかった!
フーフー言うから怒ってると思ってじーっと機嫌が治まるのをベッドの上で寝た振りして待ってたのに、
あなた、喜んでたのですってね。。
ああそう。。あたくし、犬派です

11/9から何日かのこと
パリに帰りて
さて、まだまだやりたいこともやることもたくさんなのだ
この日は実父のバースディ、一昨日は越路吹雪さんのご命日だったのだけれど、今年はパリね
この辺りになると何しててかよくわかんないのだ
ということは、いろんなことがいっしょくたになってるから
CDのお買い物にゆく、あらら、僕の参加したオムニバスが売ってるじゃないの
さあ、今度はソロのCD出さなきゃね、サンセヴェリーノのギタリストの彼はやばすぎる、背中もでかい
やばいなあ。。こういうぞくぞくは初体験よ
へみちゃんのお家も素敵、ヤニックのアフリカ横断物語も浪漫ねえ。。
まあ、色々ありながらちょっとしたエトランゼ気分
ちょっとした。。アヴァンチュール気分。。なんて、これは気分だけでおわったことを白状しよう

つづく


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