Bonjour♪ソワレ日記
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2005年11月16日(水) パリ日記1

10/31朝、成田へ向かう
やるべきことは全部やり、段取りもバッチリ組んでとりあえず逃げるように向かう気分、ってのは
おかしなものであるが、実際、そうであった
オーヴォワ、ジャポン、何が待ってるのか今回は全然わからない
空港でのエルナ姉と僕との荷物総量は60キロ弱
カウンターのお姉さまは「帰りは軽くなりますよね」
僕の荷物は10キロが日本食だから平気だけど、姉さんはさすがに。。とりあえずウイとお答えする
これが後に大問題になるとは知らずに
大問題ではないが、お姉さまの荷物が検査で引っ掛かる
なんだか、ライターが入ってるとか…ないよねえと言いながら派手な衣装を
全部広げる、係の人は巨大なヘビちゃんのぬいぐるみに一瞬、たじろいだが、
「これです」
まさかまさか!これはただのヘビちゃんの小道具(よりは大分、大きいけど)ですよ!
もう1回検査機に通されたヘビちゃんの尻尾に、ある影が
それは、まさしくライター
すごいなあ。。背広の裏地に入り込んだ小銭のようなそいつを差し出してやっとこさ飛行機に乗り込んだ

パリに着いたのは10/31夜
ここでまた引っ掛かる、メトロのチケットが小銭がないと買えないことを知らなかった
カードでも買えない、かたことの英語で周りの人に聞いてみる
ダメだ、ルクサンブールでまやと待ち合わせなのに、乗るはずの電車は行ってしまった
そして残った終電の時間と格闘しながら僕は知らない人達にチェンジザムネ?と聞きまくる
このちっこい東洋の男の子をみんなはどう思っていたのだろうか、ヤケでアブないアラブ系の人にも頼み込む
みんなのお返事はノンである
もう、仕方ない、かたっぱしから声掛ける
するとある紳士が手招きをするではないか、何だろう??
これは一緒に入ったら平気だよ、の合図であった、なんだ、キセルか、しかし、まあ、しょっぱなから。。
僕は中に入り60キロの荷物を改札越しに渡し受け、お姉さまはそこをジャンプしてとりあえず再終電車に乗れたのであった

最初からこんなだから、もう書く事は山のようである
とりあえず無事に駅に着いてまやとロマネスクのトビさんと抱擁を交わす
え〜ん、まやチャン逢いたかったのよ〜、ソワくん一気にテンション上がる
エルナ姉はどこに居たってマイペース、これはひとつの才能だと帰る真際に気付く、遅いって
とにかく遅い時間に着いたパリ、明日からのことも考えず喋りまくる
まやのお家は5区にある素敵なフラット、ほんと素敵
ここにしばらく、お世話になるのだ、3階の部屋で寝る
ダブルベッドにまや&エルナ、その下に敷いたマットレスでソワくんが寝る、という形はこの日に決定された
だって、2人ともイジョ〜に寝付きいいのだもの
これも、才能、僕は懐中電灯で持って来た高英男と林真理子の本を何度も読む夜更けがはじまる

11/1
リハである、はじめてアレフにゆく
ここのよさ&暖かさ&素晴らしさが判るにはもうちょっと時間が掛かるのだが、実際入った瞬間は
自分のことばっか、ああ、とうとうフランスでシャンソン唄うのね。。とか
ラパンアジルもいいけど、ああいうとこは僕と一番遠いところにあるから、そこじゃなくて、よかった。。とか
自分のことばっか
まやのテンションは日本と全くおんなじ、この人はすごいなあと思う、仲良しの大事な人を素直にそう思える自分は割と好きである
リハは日本人のミュージシャンの諸氏とはじまる、パリ在住
う〜ん、どうもうまく行かない手応えだなあ。。というのが本音、これは誰のせいでもなく、相性だと思う
とにかく、マビイを10回も唄うのはおかしいことだと思うのだ、僕は
でも、そういう類というかやり方もあるから、いいけど、僕には合わないのだ
解決策が見えないままおしまい、どうしたものか
明日来るジャズ系のピアニストとやろうかなあ。。この人はフランス人だけど、音楽に国境はないから
夜、ピエールさんにご挨拶
日本語ダメとフランス語わかんないが揃ってもつまんない、と思うだろうが、そうでもない
にこにこにこにこ
ただ、やっぱりコミュニュケーションが取れるのは会話だから、そこは、残念だな
フランス語勉強しよう。。。

11/2
いよいよ、ライブである
アレフというパリ郊外(といってもひと駅行ったら市内なの)にある劇場である
午前中からまや宅に来たピアノのピエール・フランソワ、彼は素晴らしかった!
こういうのが音楽でしょう!と僕は思っちゃう、早速プログラムを考え直す
リハはスムーズに進み、今回のテーマであるエロチック・サンクの練習をする
昨日も深夜までやってたのだ、これはエロチック・トロワのテーマのようこさん部分をまやが唄い、
ロマネスクのミヤちゃんとトビさんのを加えた、8分くらいの大作である
これ、振り付けが大変なの!本元のトロワでさえ練習なんかしたことないのに。。
因に昨日の練習では振りでエルナ姉は何度も電気スタンドのコンセントを抜き、まやはスタンドをぶっ倒し、もうメチャクチャであった
アレフは1階がバー&ライブスペースで2階が中劇場になっている素敵な造り
基本的には1階でイベントは行われ、2階でピエール・バルーさんの映画が上映される仕組みである
まやはオーガナイズ&進行&通訳&司会で大忙し、今回はなんにもお手伝い出来ないダメなあたしね〜である
開場してしばらくすると、お客様はいっぱい
これはほんとにいっぱいである、こんなにたくさんのフランス人をいっぺんにはじめて目にした、こんな近くで
あ〜ここはフランスなんだなあ。。と思う、でもまだ実感がない
久しぶりにお友達のヤニックとへみちゃんに逢う、とっても嬉しい、こういうの
はじまりはエロチック・サンク
まやの司会からはじまり、暗転の中楽屋からスタンバイするのだが、楽屋の扉が開かない位の満員
ここから先は怒濤の様に進んでいく
でも、エロチック・サンク失敗しちゃったの。。みんなで落ち込むが何故かすごいよかった〜と沢山の人に言われて、照れてしまう
僕の出番はラストである
マビイから唄い出す、すごい拍手、その次のミロールでは何にも言わないのに合唱と手拍子がはじまる
じ〜ん、ここはシャンソンの国、いつかここでニッポン・シャンソンを唄うのが夢だったソワレくんの
この手応え。。ただその中にいる僕は音楽でつながっている、フランスの人と。。
そこから先は僕の曲ばかり、ピエール・フランソワの出番である
最後に選んだ曲はキスをちょうだい、なんでこんなに盛り上がるの??
僕の方が面喰らって、とにかく唄う唄うシャバダダ〜
いつまで経っても終わらない、もう10分くらい唄ってるでしょうか
思わず口から出たのはドリフのオープニングの唄であった
♪えんや〜こらさ、どっこいやんじゃんこ〜らさ
出演者のみんな唄って振り付けをして宴は終わる
ああ。。これは、僕の心にどう返って来るのでしょうか
まだまだ、わかんない。ただ、僕はフランスでデビューしちゃったってことは、ほんとです
ここから先に全盛期のアイドルみたいなスケジュールをこなすことになろうとは、知らなかった
この夜はほんとにあっという間、タクシーで帰ったのだけれど、個人的に覚えている特に印象的なことは、
上に書いたことです、こういう機会をくれたまや、そして協力して下さったみなさま、いらして下さったみなさまに
心からの感謝を申し上げます、ありがとう、メルシアンフィニモ!


2005年11月12日(土) かんたんパリ日記

みなさまボンジューお元気ですか?
僕は今フランスのパリにいます
毎日刺激たくさん、まやのお家の近所のレモンパイが
おいしいです
まやのお宅には日本食がたくさんあって素敵です
いろいろ書きたいのだけど、アレフの仲間と仲良くなれて嬉しいこととか、
ナントのお城に泊まったこととか、ヴァンデのカヌー遊びは最高だったこととかは
また今度
じゃ、オーヴォワ!


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