コトバアソビ

2003年05月27日(火)

我慢し続けて

歩いた

この道を

顧みた


薔薇の花びらが

豪華に

散ってた

そう

血のように

紅い紅い道


誰の薔薇を

散らして

私は

この道を

歩んだのだろう?


そんなことを

考えたら

怖くなった


怖くて動けなかった


どうしようもなくて

前を見た


そしたら

前は

月のように

白い白い薔薇が

咲き誇っていた



2003年05月23日(金) 汚らわしきモノ

アタシは

汚らわしきモノ


それは

誰もが持つモノ

そう

誰と言える

人間達が

持つモノ


暗闇の中で

走り出し

夢の中で

全て呑み込む


アタシは

希望なんて大嫌い


絶望さえ

アタシを拒否する


誰もが持ち

誰もが拒否する


この世で

汚らわしい存在



2003年05月16日(金) 死を望む君

「一緒に死のう?」



手をさしのべた君に

恐怖したあの日


僕は

君を見つめ続けてた

そして

君はアイツを見つめてた


決して振り向いてくれないと

僕たちは

理解してた


死にたいと

嘆く君を

僕は

見つめて

君の手を取って

走った


走って走って

走り続けた

それは

何もない暗闇へ溶け込むため


疲れ果てて止まった


後ろを振り向くと

君は

死にたくないと

震えてた


そして

僕は

君を力いっぱい

抱きしめた



2003年05月15日(木) 咲く花 枯れる華

今日も満開

明日も満開

これからも満開


そう

アタシは

咲き続けてやる


貴方に愛でて貰うため


水が欲しいわけじゃない

土が欲しいわけじゃない

陽の光なんて

当たるだけで嫌だ


アタシは

咲く


貴方がアタシを

見てるだけで十分よ


アタシを見て

撫でてくれるだけで

アタシは満開になるの


枯れる華

それは

アタシ


貴方に

見て貰えないアタシは

枯れ続けていくの



2003年05月14日(水) 月下


貴方の座っていた椅子に

月明かりがさして

華を優しく照らします

貴方が

私を照らしてくれたように



2003年05月09日(金) 恋人

寂しい中に

お前が居てさ


なんでかなぁー

すっげぇ

あったけーわけでさ


どうだか

お前だけを

目で追いかけるわけなんよ


他は

どうでもええわけでさ


そんな

俺どうっすか?

異常っすかね?


あー

一緒に居てくれや

お前なしじゃ



もうダメだわー


あー・・・

俺に飽きずに

お前がいてくれたら



すっげぇー幸せだわ



2003年05月06日(火) 涙と云う奇蹟

奇蹟を信じますか?

と言われて

信じれるほど

俺は

純粋ではなかった


もうそんなことを

考えることさえも

疎ましく

浅はかだと

思うほど

俺は

汚れてしまった


譬え

雨が降っても

俺は

傘なんて

さすことはないだろう


涙なんてものを

拭うこともないだろう




他の動物が

何かを想いながら

嘆き流す涙は


奇蹟だと云うことが


できると


思う


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