マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

淡々とした誕生日の理由。 - 2002年12月27日(金)

 誕生日なのですよ、今日。31歳になりました。
 しかしまあ、30オーバーともなると、誕生日なんてむしろ淡々としたもので。
 ああ、また年とったなあ、とか31ってのは、掛布の背番号と一緒だなあ、とかいう感慨しかなかったりするのです。
 祝ってくれるヒトだって、一応いるのです。
 たぶん、ケーキだって用意してくれるはず。
 でも、何か若いころに感じていた誕生日の高揚感みたいなものは、無くなっているのです。

 誕生日って、「ひょっとしたら今日、憧れにのあのコがプレゼント持って告白しに来てくれるんじゃないかなあ」とか(実際にはそんなことは一度もなかった)、
妄想チックな期待に胸を躍らせてドキドキできる日だったような気がします。
 
 ほんとは、祝ってもらえるという嬉しさよりも、何かが起こるんじゃないか、という根拠の無い(そして多くの場合は裏切られる)期待感こそが、誕生日が来ることの嬉しさの本質なのかもしれませんね。

 こんなこと書いてると「トキメキをもう一度」とかメルトモ掲示板に書いて肉欲を隠蔽しようとしている人みたいだな、と自省。


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クリスマスには、意外とラブラブ日記は流行らない。 - 2002年12月25日(水)

 クリスマスってのも、イブまでだ。
 もう、今日はクリスマスの敗戦処理みたいなものか。

 ところで、昨日から今日にかけて、ネット上のいろんな日記を読んでみたのだけれど、世間には「寂しいクリスマス」を過ごしている人が意外と多いのかなあ、と。
 もっとも、幸せなクリスマスをおくっている人は、日記の更新なんかしないよなあ、という気もするし。
 
 しかし、こんなネット日記の状況なら、「ラブラブクリスマスでした、てへっ」とかいうような内容のほうが、むしろレアなんじゃないか。
 いやほんと、意外とそんな内容の日記って、ないんだって。
 少なくとも「テキスト庵」や「日記才人」では、
「クリスマスなんて、もう沢山!」という日記のほうが、大多数を占めているのだ。

 それとも、みんな他人の不幸の方が読んでて愉しいから、ラブラブ日記は埋没してしまうだけなのかなあ。



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「クリスマス・イブ」を正しく歌えますか? - 2002年12月24日(火)

 クリスマス・イブだ。
今日たぶん日本中でいちばんたくさん聴かれる曲は、
山下達郎の「クリスマス・イブ」だろうと思う。
 毎年この時期になると気付くのだが、クリスマスシーズン以外に「クリスマス・イブ」を歌おうとするとき(歌わないか?)、
まず「きっと君はこな〜い〜」と歌い始める人が、約70%(当社調べ)なんじゃないだろうか?
 さすがにこの時期になると、みんな聴き慣れているので間違えなくなるけれど。
「雨は夜更けすぎ〜に」という正しい歌い出しは、シーズンになってはじめて聴くときに、
毎年ちょっとした違和感がある(「きっと君は…」は2フレーズ目)。
 えっ、「きっと君は…」じゃなかったっけ?

 いかに「クリスマス・イブ」が人口に膾炙するのに、例の嘉門達夫の替え歌の影響が大きかったか、ということなんだろうなあ。


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有馬記念は死のダンスホール。地獄の『メリークリスエス』 - 2002年12月22日(日)

 今年の中央競馬は、またまた最悪な形で幕を閉じた。
 タップダンスシチーがファインモーションやジャングルポケットに先着するなんて想像は、なかなか困難なことだ。
 しかも、武豊は逆噴射騎乗をぶちかましてるし。
 結果的には、あんなふうに出たり引っ込んだりしたら、馬だってやる気をなくしてしまう。馬が行きたがってしかたないんだったら、思い切って行かせてやればよかったのに。それなら、負けても仕方がない。
 僕はクリスエス本命だったのだけれど、最後まで「行け!」ともなんとも言いようがなかった。タップダンスがあそこにいる限り、僕の馬券は当たりようがなかったからだ。
 それにしても、中山2500メートル、荒れた芝、さらに今年は道悪と、「荒れないほうがおかしい」くらいの荒んだ条件のレースに「一年の総決算だから、いいレースを」とか「無敵のファインモーションの強さを」というような思い入れを勝手にしてしまって、大金をドブに捨てるというのをもう何年続けているのだろうか。
 でも、空気読めよ佐藤哲。

 というわけで、今年のG1は、最悪の収支だった。
 というか、とくに秋なんかは、
 万馬券以上が、マイルCS,JC,JCD,有馬,菊花賞
 5000円前後の配当が、阪神2歳、朝日杯2歳。
 1000円以下の配当が、秋華賞、エリザベス、スプリンターズS
 
 で、2000円くらいが、天皇賞・秋

 ということになった。
 要するに、一発当てて、ものすごく儲かっている人と
 万券ばっかり買っているけど、全然当たらない人と
 本命党だけれど、当たってもあまり儲からず、その他のレースでは大損害

 というパターンに分けられる。
 ちなみに僕は1000〜3000円くらいの馬券を好む中穴党なので、
今年の秋は、当たるわけがないのだ。
 まったく酷い1年だし、酷いレース結果だった。

 JRAが、レースの売り上げ減に悩んでいるそうだが、理由はひとつ、「当たらない」し「儲からない」からだと思う。
 しかも、訳のわからない馬がとんでくるレースばっかりなので、観ていても納得いかない。
 だかえらさ、みんな馬券買ってる余裕なんて、ないんだよ。
 魅力的なレースなんて、実は関係ないんだって。

 だいたい、クリスエスータップダンスの馬連140倍というのは、僕の実感としては、「そんなに当たりそうもない馬券が、それだけしかつかないのか…」という印象なのだが。
 ひょっとして、JRAはテラ銭をごまかしてるんじゃないのかなあ。

 メジロパーマーの有馬、マイネルデスポットの菊のような有馬記念。
 ろくな年じゃない。断言してもいいが、日本でいちばんたくさん売れるレースがこれでは、また、来年も売り上げは右肩下がりだ。

 そういえば、さっきテレビで、かの有名な料亭「吉兆」のコースはひとり前5万円!ということだった。
 今日は、彼女と2人で、吉兆に行ったと思うことにしよう。
 それで、財布がすっからかんになったのだ。

 …って、どう自分に思い込ませようとしても、5万のコースなんか食べるわけないので、さらに鬱だ。

 宮川一郎太の「メリークリスエス!」という寒い締め科白に、ガマンしていた涙が、ひとすじだけこぼれた。

 


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追憶と懺悔の有馬記念。 - 2002年12月21日(土)

 いよいよ今日は有馬記念。
 競馬者にとっては、一年の仕事おさめとも言うべきレースだ。
 いや、東京大賞典があるだろ!という方もいらっしゃるのは承知の上ではあるのだけれど。
 とりあえず、時事ものではあるし、有馬記念の記憶をいくつか書き出してみたいと思う。

 まずは、サクラローレルが勝った有馬記念。
 僕は、このレースは馬券を買わずに家のテレビで隠れるようにしてみていた。何故かというと、そのときはちょうど父親が亡くなった直後で、まだ初七日にもなっていなかったのだ。
 喪主として初めて会う人の挨拶などを受けながら、こっそり観た有馬記念。それは、なんだか異世界のような光景だった。
 サクラローレルが勝ち、2着はマ−ベラスサンデー。
 不謹慎ながら、「買えなくて良かった…」とちょっと思ったりもした。
 天皇賞・秋のレースぶりからは、マーベラスに2500mは長いんじゃないかと思っていたからだ。
 そういえば、マイネルブリッジが追い込んできて、これが2着に入ったらすごいことになるなあ、と直線ワクワクしていたなあ。
 ちなみに、ここ8年くらいで、G1レースをPAT等も含めれば、買わなかったのは、この有馬記念と去年の天皇賞・春くらいだ(このときは韓国に渡航中)。

 もうひとつ、忘れられないレースは、もう4年前の有馬記念。
 グラスワンダーが復活優勝したレースだった。
 僕はグラスが大好きで、珍しくグラスメジロブライトの馬券を5000円持っていたのだ。たぶん、4500円くらいついたと思う。
 テレビの前で「そのまま!」と言った有馬は、たぶんこのときだけなんじゃないだろうか。

 その一週間も経たないうちに、母親が亡くなった。
 もともと癌に侵されており、重篤な状態が続いていたので、それなそれで仕方がないことだ。
 でも、看病の合間に買った馬券が大当たりしたことは、なんだかとても後ろめたいような気がして仕方がなかったものだ。
 そんなことは絶対にありえないとわかっていても、そんな運があったのなら、せめて年を越せるくらいには生きていてほしかったな、と思う。

 僕にとっての有馬記念は、とりあえず1年無事に生きてこれたことを感謝するレースなのだ。相変わらずギャンブル浸りの不肖の息子であることを両親に少しだけ申し訳なく思いつつ。

 今年の予想は、素直に
◎シンボリクリスエス
○ファインモーション
▲ジャングルポケット
△ナリタトップロード

馬連1−12,1−9,9−12,1−11

当たったら、バイオU買います。




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ネット上での選択肢に踊らされるな! - 2002年12月13日(金)

 2002年のネットでの僕を漢字一文字で現すと「迷」だろうか。
 何がしたいのかもわからず、何が正しいのかもわからず、ただ漂っていただけ。

 でも、考えなくてはいけない。
 ネット上では「白」とか「黒」とかのハッキリした言葉が好まれる。
 人間というのは、顔が見えないコミュニケーション、とくに書き言葉だと、ついつい断定的になってしまうものだ。
 例えば、新興宗教の勧誘で『入信して永遠の天国に行くのと、このまま現世で地獄の業火に焼かれるのとでは、どちらを選びますか?』という2者のうちのひとつを選ばされるように。
 選択肢として具体的に示されないだけで、実際には「入信しないし、地獄の業火にも焼かれない」という選択肢が、もちろん存在しているのだ。

 これは極端な例なのだが、ネット上では、こんなふうな、正解の選択肢が意図的に制隠された選択を要求される場合がある。
 
 騙されちゃいけない。
 舗装してある道だけが通れるところとは限らないし、
 大きな声で喋るヤツが、常に正しいことを言っているとは限らないんだから。



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鶴田真由>>本上まなみ ?? - 2002年12月12日(木)

 まさか、1日に2つも悲報を受け取る羽目になるとは。
 鶴田真由(32)の結婚と本上まなみ(27)の結婚。
 一日中ため息をつきながら考えたのだが、ラジオでもネットでも、
「鶴田真由結婚、本上まなみも」というニュアンスでの報道が大部分。
 つまり、マスコミ的には、

 鶴田真由>>本上まなみ、

というのが、芸能人格付けでの順番だということなのだろうな、ちょっと意外。

 確かに、鶴田真由は、一人で主役ということは、ほとんどないものの出演作では、ほぼ準主役級の女優だ。
 対する本上まなみは、主人公の殺される恋人(「眠れる森」)とかが多くて、何の役をやっても本上まなみのまんまじゃん、ということで、知名度のわりには主役・準主役級での作品は少なかったのだけれど。
 でも、最近の一般的な人気や知名度からいくと、

 鶴田真由=本上まなみ もしくは 鶴田真由<本上まなみ
 
 というのが、妥当な世間的評価のような気もする。
 どうしてなんだろう?鶴田真由が「サトラレ」に出てたから?
 それとも、鶴田真由は、相手の男性の姓名も公開できるから、なのだろうか?

 しかし、もうちょっと各報道機関によって、順番が変わってもいいくらいの接戦だと思うんだけどなあ、この二人の評価って。

 実は「年上のほうが先!」とか「50音順!」とかいう、決まりがあったりするものなのだろうか。



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「カジノ構想」って、ほんとにうまくいくと思ってるの? - 2002年12月11日(水)

 石原都知事に続いて、長野県の田中知事もカジノ設立構想を持っているとのことだ。
 しかしながら、日本でカジノなんてのが、うまくいくんだろうか?

 僕もギャンブル好きなのだが、正直、韓国旅行の際に少しだけ覗いてみたカジノは、あんまり面白いとは思えなかった。
 ルーレットやブラックジャックなんて、ルール自体が単純だし、ゲームとしてならパチンコや競馬の方が面白いんじゃないかなあ。もちろん、単純なゲーム性だから、誰でもできるというメリットはあるんだろうけれど。

 でも、日本でカジノは流行らないだろう。
 というのも、日本人は基本的に「顔の見える人から金を取る」のは、苦手な人が多いから。日本人がカジノで一番好きなのは、今も昔もスロットマシーン。これなら、パチンコのほうが面白い。超大当たりの金額は違いますが。
 阿佐田哲也の「麻雀放浪記」のようなのは、あくまでも特殊な世界で、「健全な大人のたしなみ」とは、なりえないんじゃないかなあ。

 日本のギャンブル人口の多くは、他人と関わらずにギャンブルでストレス解消したいという人たちに支えられていると思うんだけど。
 カジノの演出なんて、煩わしいだけって人、けっこう多いよ、きっと。

 だから、僕にパチンコ屋で話しかけないでください。
 人と話したいときには、他の人と話します。



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「普通の人」には、ノーベル賞なんて取れないって。 - 2002年12月10日(火)

 ノーベル賞受賞の田中さんへのあまりの過熱報道に、スウェーデン外務省から批判が出てきているらしい。確かに、今回の田中さんへの報道合戦は、常軌を逸している感はある。湯川秀樹さんのときのリアルタイムの状況は知らないけれど。
 この過剰報道で気になるのは、どの報道機関も「いかに田中さんという『普通の人』がノーベル賞を取ったか」ということを伝えようとしていることだ。
いわく、スピーチの原稿を真っ赤になるまで添削して練習したとか、どんなに彼が緊張していたか、とか。
 なんだか、「東大とか出てない、普通の人でもノーベル賞が取れる!」とかいう、庶民の英雄的な扱いをされているのだが、別に田中さんは普通の人だからノーベル賞をとったわけじゃないんだって。まあ、研究の成果が偶然ツボに嵌ったとおろはあったにしても。
 なんでもワイドショーレベルで「庶民感覚」にしまうんじゃなくて、誉めるべきところはちゃんと誉めておかないと、やっぱり失礼だと思います。


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僕らの30代は、のぞみ号のように走っていく。 - 2002年12月09日(月)

 同級生女子に誕生日おめでとうメールを送ったら「31になっちゃった」という返事が返ってきた。さて、お祝いメールを送ってよかったものなのかどうか。
 去年30になったときには、逆に肩の荷が下りたような気がした。あと10年は30代だ、という感じ。
 まあ、そういいながら、2000年まで20世紀なら、30歳まで20代だろうと主張していたのだが、それももう無理そう。
 そういえば、結婚適齢期は、一昔前はクリスマスケーキ、今は年越し蕎麦なんて言うらしい。前者は、25になったら急に売れなくなる。後者は、31が終わったら誰も見向きもしなくなる、のだとか。そういうのは、年齢というより、人それぞれだと思うし、医療業界はどうしても社会人スタートの時期が遅くなるため、晩婚の人が多くなるのから、いちがいには言えないけれど。
 
 今でも、たまに彼女と会って呑む機会があるのだが、少なくとも、容姿も性格も平均点をはるかにクリアしているし、人並みに恋もしてきている。結婚を考えた相手もいたらしい。このあいだは、お見合いしたって言ってたな。
 年を重ねると、人間我慢強くなるところとワガママになるところがあるらしくって、僕たちの場合は、もう適齢期だから、という妥協よりも、ここまで結婚しないできたんだから、なるべくいい相手をという気持ちにばかりなってしまう。
 職場の人間関係の理不尽や世界の不条理には、心を塞いで嵐をやり過ごせるようにはなってきたのだけれど。

 満足度100%の結婚とか、満足度100%の人生なんて、あるわけないことは、30年も生きていてわかっているつもりなのに。
 大学時代、クラブの部長の任期を終えたとき、「今の自分で、もう一度部長になった瞬間に戻れるなら、きっともっといい仕事ができたのに」と心から思ったものだ。
 きっと、死ぬときにも「もう一度人生やり直せたら」とか思うんだろうな。

 こうして、僕らの30代は通過駅をどんどん通り過ぎて、終点へと向かっていく。


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彼女のあなたへの不満を知る方法。 - 2002年12月07日(土)

「けっ!どうせオレなんか、これで頭が悪くて、カッコ悪くて、性格悪かったら、何にもいいところないじゃないか!」

「あんた、自分のことカッコいいって、思ってんの?」

ドサクサにまぎれて、上のように拗ねてみると、彼女があなたのどこに不満を持っているか、よくわかります。

ちなみに、「貧乏で」を入れると、急激に洒落にならなくなるので、オススメできません。


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「知識」の価値が揺らいでいる。 - 2002年12月05日(木)

一橋大学(東京都国立市)で7月末に行われた学期末試験で、2―4年生の学生計26人が携帯電話のメールを利用し、集団カンニングをしていたというニュースがある。

この科目が「e−コマース概論」だったりするのが、ちょっと皮肉な感じなのだが。

でも、こういうニュースを聞くたびに、僕は人間の「知識」の価値が揺らいでいるのを感じてしまう。
たとえば、「クイズ$ミリオネア」のテレフォンで、どんなに偏差値の高い親類を沢山あつめてきたところで、インターネットにつながったパソコン1台にたちうちできやしないと思わないかい?

これだけいろんな「知識」や「情報」がすぐに引き出せるようになってしまうと、「知っている」てことには、そんなに価値がないような気がするのだ。

たとえば、「覚えてきたこと」を紙に書かせるよりも、制限時間内にパソコンを使ってどれだけ情報を引き出せるか?をテストしたほうが、有意義な気がするのだ。

となると、あふれる知識や情報を自分でどう料理できるかという「知恵」の時代が、やってくることになるのだろうな。

 少なくとも「ものを知っている」というだけで自慢できる時代は、もう終わってしまった。

 それにしても、一ツ橋大学の学生諸君、カンニングペーパーぐらい、自分たちで工夫すればいいんじゃない?
 さすがに試験中に携帯いじってりゃ、怪しすぎるって。



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Happy⇔Sad - 2002年12月04日(水)

 今日は、昔好きだったあの人の誕生日。
 昔は、この日は、ちょっとだけ複雑な感情を抱いていたものだ。
 
 今日は、僕のお世話になった人が、永い眠りについた日でもある。
 あの人の誕生日を祝うとき、毎年、少しだけ後ろめたかった気分。

 祝うべきなのに、なんだか心の奥に引っかかったものがあった。
 お祝いをしながら、「ごめんね」と心の中で唱えてみたり。

 人生が長くなるというのは、純粋に喜べる記念日が、だんだん減っていくということかもしれない。
 今の気分は、Happy⇔Sad。


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クリスマスソング・メドレーが流れる頃。 - 2002年12月03日(火)

 仕事場のラジオからは、時節柄、ずっとクリスマスソングが流れてくる。
 クリスマスソングといって思い浮かぶものといえば、
 山下達郎「クリスマス・イブ」、辛島美登里「サイレント・イブ」、杉山清貴「最後のHoly nigft」稲垣潤一「クリスマスキャロルが流れる頃には」なんてところかな、とりあえず思いつくところは。
 そんな歌を聴きながら、なんだ、幸せなクリスマス・ソングなんて子供用の歌以外には、ほとんどないじゃん、などと思ってみる。ひとりぼっちの歌か、別れの歌か、結論未定の歌だ。
 せいぜい、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」くらいのものか。
 と思っていたら、意外とたくさんあるのだな、幸せ系も。
 岡村孝子「クリスマスの夜」とか谷村有美にも、クリスマスに久しぶりに恋人と会う歌があったなあ、とか。ジョン・レノンのクリスマスソングは、ハッピー系とはちょっと違うだろうなあ。
 坂本龍一「戦場のメリークリスマス」は、評価が難しいところ。まあ、ハッピー系というよりは、丸坊主のビートたけしの顔が浮かんできてどうしようもないのだが。

 これらから考えると、ヒットするのは不幸なクリスマス系が多いというのは事実だろう。
 結局、幸せなクリスマスを迎える人より、不幸なクリスマスを迎える人のほうが多いということなのだろうか?
 
 まあ、幸せクリスマス組は、歌を聴くより他に、いろいろとやることがあるだけなのかも。



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この冬は、いつまで続くのだろう - 2002年12月01日(日)

また負けた。
阪神JFなんてレースは、どんな結果になっても、文句は言えないようなレースだ。基本的には。
でも、今回の結果は、正直滅茶苦茶にショックだ。
1着ピースオブワールド。それはいい。
あんなちぐはぐなレースでも、大外から差しきったこの馬は強い。

しかし、2着は、なんとヤマカツリリー…
この馬は、ノーマークじゃなかった。
むしろ、気になって仕方が無かったのだ。
アンカツだし、3走すべてが3着以内。
そして、なんとなく「気になる馬」だったのだ。
抑えておこう、と決心していたのだが、
でも、抽選馬だし、ティンバーだしなあ…という気持ちが競馬場で馬券を買う直前に湧いてきて、買えなかったのだ。

こういうときに、自分のツキと才能の無さを感じる。
馬連5000円もつく馬券なんだから、抑えておけばよかったのに。
調子のいいときなら、買えている馬券だ。
どう転ぶかわからないレースなら、とりあえず気になる馬は抑えておくべきだし、この3歳牝馬のレースの人気なんて、そんなにアテになるもんじゃない、はず。
 
でも、負けてるときというのは、取り返さなきゃと思って、
ついつい買う金額も大きくなるし、買いすぎては勝てないということで、
ついつい点数を絞ろうとしてしまう。
買いすぎると大荒れだし、絞ると切った馬が来る。
すべてが裏目裏目に出ている。

僕の冬の時代は、まだ続いている。
さらに、3着まで切ったブランピュ−ルだからなあ…

こういうときに「買わないで、冬が過ぎるのを待つ」勇気が欲しいと、
心底思う。
こんな夜は、無くなってしまえばいいのに。
いっそのこと、競馬なんて無くなってしまえばいいのに。








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