蛍桜

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若いってすばらしい
彼は、もしかしたら私のことを
本気で好きではなかったんじゃないかと
そんな風に思う日がある

自分でモテてると言い
頭のいい学校に通っていて
最終的にホストにまでなった彼

実は、遊びの延長だったのでは?

今になって冷静になってみれば、
そんな選択肢も見えてくる


だけど、当時を思い出すと
女慣れしてると言いながら
女慣れしてない雰囲気が漂っていた
虚勢を張っているだけでは?
と思う箇所も何回もあった

それもまた、当時の私は気づかなかったけれど
大人になった今ならそう思う

どっちの彼が本物なのだろう
良く分からないけれど
顔はもうぼんやりとしか覚えていない
会ったとしてもきっともう、分からない


ということを
懐かしい音楽を聴いていたら思い出した

そういうことを書くなら
ここだな、と久しぶりに訪れてみた


子どもが生まれてから
自分の音楽というものを収集していないので
パソコンで聴く音楽はあの頃のものばかり

だから、思い出してしまう
みんな今は何してるのかなって


電話番号も、メールアドレスも消えてしまった
おそらくあっちも消しているのだろう

テレビで見るような青春ではなかったけれど
私の中ではあの頃が一番の青春で
出会ってくれた人たちにただひたすら感謝

今は立派なおばちゃんになってしまって
肌も荒れて
しみも増えて
髪の毛だってぼさぼさで
体重だって15キロは増えてるんじゃないかな

だけど今の自分が嫌いなわけではなくて

いや、でも
あの頃の自分の若さに気づいていたら
もっとできることがあったのに、とも思う

2019年07月24日(水)

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