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センス記念日
2006年11月29日(水)

うれしい出会い。
――面白い本との出会いである!

面白いっていう感覚はいまだにわからない。つかみどころがない。
食欲ってどんな感覚なのかを宇宙人に説明するのが難解であるように、
考えの蓄積だけでわかる感覚ではない。

一方で、多くの人に支持されているヒット商品は、
「面白い、といわれているもの」である。
「大衆に受けるということ=面白いということ」と定義するのであれば
話はまた別なのだが、私の中ではそれは成り立っていない。
だから、ヒットした作品を鑑賞して「おお」と感じても、
その感覚はひょっとして「売れた作品だから感じる凄み」みたいな
キナくさい自分の先入観が生み出したものなんじゃないかー、と
自分に対して猜疑心を持ってしまう。
ほんとにほんとに、面白いからヒットしたのかもしれないのに。

今回のは、本当にぜんぜんヒットしていない作品で面白かった。
こーゆーのだよ。
こないだ読んだのは、ぜんぜんヒットしてなくて、つまらなかった。
こーゆーのだよ。こーゆー「落差」だよ。大切なのは。

麻痺からさめたしびれた指先で、必死に凸凹を探っているような毎日。
あれ、まだ感覚がない。こっちも全然わからない。
だけどあるところに、「落差」を見つけた。まずはここからだ。
ここから始めて、いつか点字が読めるはず。

感覚を磨くというのはしんどい作業だ。
心の琴線の形を変える作業だ。
大学に入った頃からその作業にとりかかり、
大学を出て、その先を行き、仕事を始め、
いま、やっと第一歩が踏み出せたのかもしれない。
でもって先は長いのだ!


明るい視界のまま歩いていきたいものだ。
2006年11月26日(日)

友人が結婚。
今日、はじめてお会いする旦那様もふくめて
大勢でお茶を飲んだのできたのだが、
結婚にまつわるエピソードはいろいろと抱腹絶倒。
本来ならば詳細なレポートを紹介したいくらい面白かった。
だがねーいかんせん、サイトの趣旨がちがう。
ここがもしその友人のファンサイト(?)ならば載せたいところ。
ここはファンサイトではないけれど、
しかし俺はお前のファンさっ(キラリ)。

そのことはさておき(置くのか、やはり置くのだな、ならば置けい)、
買ったばかりの新しいコートを着てでかけた。
軍服っぽくていい感じである(と思っているのは着ている本人だけ)。
思わず敬礼をしたくなる。そんなコート(と思っているのは<略>)。

首がやたら痛い。首のほかには背骨が痛い。
湯葉がうまい。湯葉のほかにはにんじんもうまい。
そこはかとなく今日も眠い。
まだ読まねばならぬ本がある。考えねばならぬ案件もある。

明日は仕事。うまいこと日常という名の軌道に自分を乗せて、
でもそれでいて、日常に埋没しないようにしなくては。
何かを精一杯頑張るというのは、なかなかしんどいけれど、
やっぱりひとつひとつの積み重ねにほかならない。
怖いからと足元ばかり見ていると、周囲の風景の変化に気付けなくて
気付いたらおかしなところに迷い出ていることのないように。
ささやかな基本を大事にしなくては、と思うのだった。


目が気になるデー
2006年11月25日(土)

あいかわらず体調がいまいちよくない。
そういや最近やけに寒いもんな。
ということで、冬物のコートを見てまわる。
たくさん試着をしすぎて具合が悪くなる。
本末転倒の展開によよよと泣きぬれる。

よよよよよ(泣)。

NHK子供番組系ポロリ風に泣いてみた。

ホーシーツクツクホーシーツクツク(泣)。

ひぐらし風に泣いてみた(→鳴?)。

それはそうと、とうとう「超こち亀」を購入!
興奮だなあー。
現在、購入から6時間。
まだまったく読んでねえ!

読みはじめるのが遅いのはどうしたらいいんだろう。
目が痛くて目薬を買ったりしていることから推理するに、
今日は目の調子が悪いんだろう。
自分のことなのに推理が必要なほど、なにもかもが霞の向こうだ。
俺、日記書くだけでミステリー宣言。
なにもわからん。
そもそも最近、視力がだいぶ落ちたのでへこんでいるのだが、
だいぶ落ちたといっても裸眼で1.0なので
誰かに同情してもらうほどでもない。
ただ、元々2.0をずっとキープしてきたのよ。半減だぜ?
それはそれなりにショッキングなのである。
ショッピングでもある。
目薬高かったな。


アンニュイライフ、トゥインクルスター?
2006年11月24日(金)

体調があんまりよくない。
全体的に調子がよくないらしく、
行動も言動もなんだかラフになり、

こんな日は、ギターのリズムもずれそうだ。
ギターなんて弾いたこともないけど。
こんな日は、斧をふるうリズムもずれそうだ。
斧なんてまともに持ち上げられないけど。

帰り道、夜空の星のあいまにキラリと光るものが見えた。
何かなと思ったら、
立ちくらみだった。
世界中で俺だけが見たヒカリだ!

(※こういうのをペーソスというんだろうか。)

今年は、視覚によくノイズが入るようになった。
去年は聴覚のほうがひどかった。
私のゆるやかな体調不良は、年によって流行がある。
来年はなにかな。
お手やわらかにたのむよ。


ゆらりと進むは泡立つ空気の中
2006年11月19日(日)

「トンマッコルへようこそ」鑑賞。
これも「フラガール」と同様、おすぎが薦めていたので観てみた。
(なんだかだいっておすぎの力説に影響されているのであった。)
ユーモアを混ぜながらも凄く悲しい、でも心温まる奇妙な映画。
世界中の兵士たちは、それぞれ敵は違っても、
守りたいものはひとつなのだというメッセージが明確だった。

しかし雨が強い。
パンを買う。
パンがぬれないよう気遣う。
自分がぬれる。
食って生きるとはそういうことなのだ。

爪が割れる。
伸びすぎだろうか。
爪を見る。
指が皮膚病。
ああ、今年の頭からずーっと気にしているのに
皮膚科にいかないまま年末が来てしまいそうだぜ。
この程度の疾病をちょこちょこと抱えている、
元気とも病気とも言い切れない日々。

今日は目が疲れているらしく、
視界がぐにゃぐにゃ。
水槽の中にいるみたいだ。
ふわふわゆらゆら。
ほんとだ、びしょぬれじゃないか。
そりゃ雨のせいだろう。


前略、分子の隙間より
2006年11月15日(水)

予定が多いな〜大変だな〜と思っていた一日がどうにか終了。
さいきんだいぶ集中力が落ちているらしい。
そんなことに、自分ですぐ気付けなくなっているところが怖い。

夕飯はにんじんと餃子とロールケーキ。
なんかやっぱり栄養バランスおかしいけど、まあいいか。
その直前に食べたのはおやつの月餅。

寒さのせいだろうか、手やわき腹の神経がおかしい。
急にしびれたりシクシク痛んだり、急に動けなくなったり。
生きていこう。
死に向かう無数の命を踏み越えて。
自分に食われて死んでいったロールケーキのためにも(?)。

湖の底が見えないのは、水がたくさんあるから。
たとえば人ごみも、時間の連続も、限りなくたくさん続く。
ただ限りないがために、なにもかも不透明になっていくけれど、
それをどうこう言ってもしょうがないから、
その不透明さえもつらぬくくらいのエネルギー、
たとえば光であれ熱であれ冷気であれ、何かを発するしかないのだ。
そうやってひとつの粒子として多にまぎれながら、
孤独な闘いをするのである。

そんな孤独な闘いの一環として、
この3日間で4冊の本を読んだ。
すごいだろう!……そうでもないってか。


ああ冬がくるぜ
2006年11月12日(日)

漫画喫茶とインターネットカフェの違いはつくづくよくわからない。

風がたいへん強い一日。
ゆうべも雨戸がガタガタガタガタ、怖かった。
冬型の季節配置に、A型の寒がりの人間、典型的におびえる。

そんな寒い道を歩きながら、
いろいろやらなくてはいけない仕事のことを思い出す。
年末はいろいろあるのだ。
また明日から元気に働きたいもんだ。
しかし、寒いなー。寒い寒い。
凍えてかたまらないように、今年も無事に冬を越せるように、
ちまちま動き続けなくては。
派手には動けないが。


疲れに効く記憶
2006年11月09日(木)

具合がちょっといまいち。
クラクラするので心配になって野菜ジュースを飲む。
マドレーヌだけでは栄養的に不安なので、チョココロネも食べた。
たぶん大差ないけど。

結局、虎の子の「冷たいえんどう豆のスープ」も食す。
http://www.heinz.jp/products/product/id/p00076
粉末タイプのポタージュスープと一緒に
ずーっと職場に常備していたレトルトスープ。
いざとなったらウィダーインゼリーもあるし、
ポカリスエットもあるし、
マイナスイオンも浴びつつ、じわじわと頑張っていこう。

最近色々と疲れているんだろうか。
いや、最近に限ったことではないな。

小学生の頃に、ふくらはぎに貯まった疲労物質にへとへとになって
帰り道にしゃがみこんでランドセルを下ろしてしまった時の
全身をかけめぐるような疲労感は、今も生々しく思い出せる。
視力2.0なのにいつも疲労でかすむ視界の中で、
いつまでこんな生活が続くんだろうと、茫然と思った。
いつか意識がはっきりしているときにちゃんと考えようと思っていた、
そんな大切な考え事を、
忙しいからと一日一日後伸ばしにしているうちに、
いつの間にか今日になってしまった気がする。
睡眠不足も肩こりも、もう10年どころではない。

「子供は元気でいいよなー」と言う大人がいるが、
そういう人は幸せな子供時代を送っていたんだろうかと思う。
私の場合はちっとも元気じゃなくて、常にへとへとで、
いちおう健康ではあったものの、常に深刻な困りごとを抱えて、
点数とか身長とか体重とかじゃない、数値では測れない部分の自分自身を
周りに伝えていくやり方が今以上に下手くそで本当に大変だった。
当時の自分を「いいよなー」なんて全く思わない。
若さとか可能性とかいうものは、本人には真価がわからないのだ。
よくわからないパワーはあってもたいてい上手く使えないのだから、
うらやましがられてもしょうがない類のものだ。
大人は大人で、少ないパワーで
効率よく何かをやる知恵を身につけているのだし。
疲れた疲れたといいながらね。

だけど、なんだかだいって、疲れるぐらいの日々というのは、
それなりに体調のいい証拠でもあるのだ。
疲れを感じないで済んだ日々もあったが、
それは思うように体を動かすことができなかった日々だ。
疲れることすらできなくなるよりは、
毎日健康に疲れていたいものだ。


パレードには行かない
2006年11月08日(水)

主食がマドレーヌ。それでも十分うれしい!
数日間、水分だけだったもんなー。
最初のほうは水分さえしんどかったもんなー。

いまいち元気が出ない。食べてないからだろう。
しかし、見た目的にはさっぱりやせない。ふつうに謎だ。
脳みそがやせているのだろうか。
怖い!そういや、最近、自分の名前がわからんぞ。
はゆさんだっけ、はよさんだっけ。
それはちがうー!影武者のほうの名前だーーー!

というわけで、影武者のはよさんと打ち合わせ。
こんど私の身代わりでパレードに出てくれるのだ(?)。
パレードの中心で手を振るはよさんに
ビルの屋上から狙いをさだめるスナイパー、
それを捕まえるのはもうひとりの影武者、はゆさんの仕事だ。
はやさんはその間悠々自適、のどかに普通の仕事をする。
なんて幸せなんだ。
スナイパーに狙われることもスナイパーを捕まえることもなく。
ありがとうはゆさん、ありがとうはよさん。
しかしパレードって、何の?


ひさびさに※
2006年11月03日(金)

文化の日。

といいつつ、これといって文化的なこともなく。

「健康で文化的な最低限度の生活」を目標としている自分だが、
歯の治療の関係で食生活がとても微妙である。

今日は思い切ってお米を食べることにした。
そんなことがトピックスになってしまうのもどうかと思うが、
実は10月いっぱいはお米を食べていなかった。
そしらぬ顔して日本で働いていたが、
わが主食はカステラかやわらかいパン、および茹でた馬鈴薯だった。
ちょっと時間はかかるが、奥歯をうまく使えばどうにか噛める。

繊維の多い野菜類は今も食べることができず、
ジュースで飲む切ない生活をしている。
他の人だったら、こういう時肉類が恋しくなったりするんだろうか。
私は早くレタスやキュウリのサラダが食べたい。
キャベツやネギのたっぷり入ったお好み焼きもいいなあ!
この時期、りんごも食べたくなる。ジュースで飲んでるけど。

そんなふうに食生活が不自由になっているのだが、
やっぱりやせないのはミステリーである。
ここまでくると何かの陰謀としか思えないが、
もしかするとたんなる運動不足かもしれない。
運動不足にも筋金が入っている。
「ため息が20代離れしている」と、最近職場でも評判である。
そろそろ色々、バレつつあるな(※半ばどうでもいい)。


ドキッ!伏字だらけのパン屋談義
2006年11月01日(水)

気の重い仕事が終わったー。
うはー疲れた。心配したほどじゃなくて本当によかった。
その日の深夜(というか未明)に食べた魚がやけに旨かった。
魚が旨いと、すべてに感謝したくなる。(若干大げさか。)

今朝、魚のフライの入ったパンかと思って
一瞬手を伸ばしかけたのが、
実はハムカツの入ったパンだったとわかってショックを受ける。
朝のパン屋でうなだれる。

「ハムカツよりも魚」派の人を募集中。
なおこの募集はあくまでも募集しっぱなしであり、
名乗り出た人がいたところで特に何もない。
でもいいよね、魚って。
ハムカツもそれなりにいいけど。

ということで、今朝は魚のパンではなくコロッケのパンを食べる。
馬鈴薯も旨いよ。
あえて“ジャガイモ”と言わずに“馬鈴薯”と呼ぼう!
“ピーナッツ”ではなく“落花生”と言おう。
今日の日記も、“美味い”と書かずに“旨い”と書いてるよ。

ところが、そのパン屋には致命的な欠点があることを、
私は十年も昔に見抜いている。
その弱点とは、ずばり。
その店はパン屋なのに、パンがあまり旨くないことだ。
……と、わざわざ伏字にする必要は全く無いが、しかし致命的である。
あっ、でもトーストは旨い。普通に素朴に旨い。
でもなー、調理パンは、食べていると
パン以外の部分のおいしさばっかり際立ってて、
パンと具材のハーモニーが生まれてない
んだよ。
だから具材が魚だと単純に嬉しいわけだ、魚好きの私は。
私にもあえて肉を選ばせるような、そんな魅力あるパン屋を望む。

グザイって打ったら“ξ”(ギリシャ文字)が現れた。
変換ってドキドキ。

あと、ずっと前、そのパン屋でサンドイッチを買ったら、
レタスに小さな青虫が乗っていて(ヒント:レタス好き)
戦慄した経験がある。(ヒント:虫嫌い)
それ以来サンドイッチは買っていない。

がんばれパン屋。
レタスってドキドキ。