蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2006年12月25日(月) あと1週間

街はクリスマスの飾りとお正月の飾りがごちゃ混ぜになっている。

16〜19日まで風邪でダウン。発熱+腹痛でノロウィルスか?!と思いきや、医者によれば「ただのお腹の風邪」だそうで、ひたすら寝て治す。20日に起きて仕事に行きはじめても腹痛(胃の辺り)はおさまらず、ろくにものが食べられなくてフラフラする。歩くと胃にズキンズキンと響き、痛みをかばって背中を丸めているので肩こりがひどい。1週間過ぎてようやく普通にご飯が食べられるようになった。よく噛んで食べるので、1食1時間くらいかかる。

この前のひとりごとを読んでくれた方から、励ましのメールや電話をもらった。まさか反応があるとは思っていなかったので驚いたし、とてもうれしかった。ありがとうございます。凹んでないで前向きに考えてみたいと思います。

今年も残すところ1週間を切った。年賀状、まだ3枚。大掃除、手つかず。


2006年12月15日(金) とても現実的な話

とても現実的な話。

3月で今の仕事の契約期間が切れる。延長はない。例外は一切認めないのだそうだ。つまり3年たったら能力の如何に関わらず辞めてくれということ。でもそれははじめからわかっていたことなので、ああやっぱりそうですか、というだけ。ひとまず当初の目標、「実務経験あり」になっただけでもよしとしなければ。

さあ、問題は次の仕事をどうするか、そろそろ動き出さなければならない。毎朝昼晩、暇さえあればあっちこっちのサイトをチェックして、何かいい採用情報が出ていないか目を光らせる。そう首尾よく見つかればいいけれど、もともと求人の少ない業界、ついでに給料も安い業界、探しながらだんだんむなしくなってくる。一体なんだって私はこの仕事にこだわっているんだったっけ?と3年ぶりの就職活動で、再び思考はふりだしに戻る。

「本が好きだから」という単純な動機からはじまって、資格を取ったはいいけれどなかなか仕事に就けなくて、周辺をウロウロしながら待つこと2年。やっとのことで潜り込んで、「本だけじゃない」ことが見えてきてひと通り様子をつかむまで1年、すっかり慣れてやや飽きかけて2年。今になって思うのは、着実に先に進むためにはここで飽きてちゃだめだったということ、たとえこれ以上この場所では道が開かれていなくても、他にめぼしい求人がなくても(!)、腐らずひとりでコソコソ勉強していなければいけなかったということ。ああ、こういうのを後の祭りと言うのだろう。

こういう仕事がしたい、こんな人になりたい、と思っていたはずなのに、日々のごたごたやら目の前のことに取り紛れて、そんなものはすっかりどこかへ置き忘れていた。今からでも間に合うのか。付け焼刃でもいいからやっておくべきか。

これがプロジェクトAとするならもうひとつ、Aとは相容れないプロジェクトBが水面下で進んでいる。Aを考えるときとBを考えるときとでは、当然自分の立ち位置が全く異なる。そのたびに気持ちが揺らいで不安定きわまりない。とどのつまりこれから私は何がしたいのか、どうなりたいのか、考えれば考えるほどわからなくなる。Aをある程度のレベルで叶えようとすればBは(時限があるにも関わらず)先送りにせざるを得ない。一方でいつ叶うかわからないBを叶えようとすればAはテキトーの手抜きになる。AもBもどちらもあきらめてしまうにはあまりにも惜しい。まるで二股かけて恋愛しているようなものだ。へらへらとその都度どっちにもいい顔をして、結局どっちからもフラれたなんてことにならなければいいけれど。

今の今まで見ないふり気づかないふりをしてきたことへの後悔と、時間がないことからくる焦りと、この先どうなっちゃうのかわからない不安が、ぐるぐると頭の中をめぐっている。

ああ、もう!


2006年12月05日(火) ぺらぺら

ぜんぜん年末という気がしないけれど、カレンダーは残り1枚でぺらぺらとさみしい。気持ちとは裏腹に、クリスマスプレゼントはもうお互いに贈りあってしまい(どちらもわりと急を要していたので)、あとは年賀状作りと大掃除くらいだ。

今年はいろいろたいへんなことが盛りだくさんで、いやあ、ふつうに生きているってのはそれだけで奇跡みたいにありがたいことなんだんなあ、とそのたび心にしみた。そして、努力してもどうにもならないこと、人の力ではどうしようもないこと、願ってもかなわないこと、悲しいけれどそういう類のことがあるのも認めざるを得なくなった。今頃になってこんなことに気がつくなんて遅いのかもしれない。気づかされてしばらく呆然とした。それと同時に、今までこういうことに直面しないでこれたのは幸せなことだったのかもしれないとも思った。

すっかり冬らしく寒くなって、鍋焼きうどんやすき焼きやおでんがおいしくてたまらない。うれしいのは食べることとキンと澄み切った朝の青空を見ることくらいで、やっぱり寒いのは苦手だ。困るのは寝るときで、ふとんの中は湯たんぽであったかいのだけれど、ふとんの外に出ている顔はつめたくてたまらない。暖房も寝るときは消してしまうので、ボロ家でどんどん熱が逃げてしまう前に寝入ってしまわなければならない。


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