蜜白玉のひとりごと
もくじみらい


2001年08月31日(金) きのこ

8月最後の日は久しぶりの雨。近頃、かすかに感じられるようになった秋の気配が、今日は、ぐんと濃い。おもてに出ると肌寒く、少しばかりしんみりする。

秋は一番好きな季節だ。空は高く澄んでいて、流れる時間はゆっくりで。落ち着いて、自分と向き合える気がする。(暑さに追いまくられ、自分を見失いがちな夏とは全然違う。夏、苦手。)

秋になると、きのこが食べたくなる。きのこ大好き!!きのこは別に秋だけじゃなくていつでも収穫できるそうだけど、それでも、秋に食べるきのこは断然おいしいと思う。秋が近づくと、「きのこ!きのこ!」という感じ。

きのこにもいろいろある。お馴染みの、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけ、なめこ。高級品の、まつたけ。変わり者の、えりんぎ。カタカナ名前の、ブラウンマッシュルーム、ホワイトマッシュルーム。まだまだあったかな?今思い出せないけど。

最近のお気に入りは、ブラウンマッシュルーム。土のような香りが好き。 ここ数年のお気に入りは、まいたけ。鍋料理には必ず。小さい頃からのお気に入りは、しめじ。しめじの石突を切り落として、ばらばらとほぐすのは、夕飯のお手伝いの定番だった。それから、昔は苦手だったけど、いつしか食べられるようになったのは、しいたけ。

そうだ。週末には、きのこと鮭の炊き込みごはんを作ろう。


2001年08月19日(日) 銀座デート

仲良し友達と銀座デート。待ち合わせは、三越のライオンの尻尾に11時。彼女に会うのは、大学を卒業してからこれで3回目だ。会って、お昼ごはんを食べ、お茶を飲み、ひたすらしゃべる。仕事の話。恋の話。

しゃべり疲れたら、ふらふら歩く。たくさんあるお店を何となく見て回る。歩きながら、でも、やっぱり、しゃべっている。家族の話。友達の話。恋の話。

彼女曰く、「銀座は女の子と来るところ」なのだそうだ。女の子と来る方が、銀座を満喫できると言う。彼氏と来ると、お店で洋服を選ぶときでも、カフェでケーキを選ぶときでも、「待たせたら悪いな・・・」なんて思ってしまって、私に負けず劣らず優柔不断の彼女は、そこで焦ってしまうのだそうだ。これではもう、楽しいと言うよりは、苦しい気分に近い。

その点、女同士だと、そのあたりの遠慮が全くと言っていいほど、ない。いくら悩みに悩んで友達を待たせようとも、「待たせて悪い」とは思わない。実際、もう片方は、ボーっと突っ立って友達を待ってなどいない。そっちはそっちで、自分の買い物に熱中している。

だから、私と彼女は一緒に買い物をしながら、よくはぐれてしまう。はじめは同じ洋服や靴を見て、「いいねー、これ」なんて言ってるのに、そのうち、それぞれ勝手にお店の中を動き回る。夢中になって、相手のことなど見もしない。しばらくたって、どれを買うかやっと決心がついてお会計に行こうとするとき、あれ、彼女どこだっけ??という具合に思い出す。万事そんな調子で、どっちも悪いなんてこれっぽっちも思っていない。

女同士はとことん気楽でいい。


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