気ままな日記
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ここ1、2か月はなんとなく気持ち体力ともめりこみがちの日々。これも暑さのせいかしら、そのうち涼しくなればなどと思っていたら見る間にもうすぐ9月。 明け方暗いうちから鳴き始めていたセミもすっかり姿(声)をひそめ、この時間、すでに外からは虫の声。
さて、先週は高校の時の友人たちと再会。実に20年ぶり。声も姿も当時とそれほど変わっていない(と思う)。10代の頃に仰ぎ見た40代というのは、もっと悲惨なイメージ(ってどんなイメージ?)があったのだが、なかなかどうして、わたしたちまだまだいけるじゃん(と思う)。 当時の呼び名が自然に出てきて、誰それの消息が固有名詞とともに語られると、たちまちその人の顔が浮かびあがる。 数か月の違いはあれ、みんな年齢が同じなので、話し言葉は「ですます調」にした方がいいかしら、などと気を遣うこともない。 あっという間の2時間。さあ、次2次会はどこへ、ということにならないでみんな自宅へ向かって帰っていくところが、地に足付けた家庭人ならでは。そこが20年前とは1番違うところ。少しさびしくもあり、年月を感じた瞬間でした。
地下鉄の切符売場でのことだ。自動販売機で切符を買い、財布をかばんにしまおうとしていたら、目の前に女の子がすっと立った。おとなしそうな今風のぴらぴらした服装を来た10代半ば、といったところ。 その彼女がわたしに向かって小さな声で、 「あの、外国人なんですけど」 「は?」とわたし。 「あの、わたし外国人なんですけど。お金をなくしてしまって……」 語尾の方は、”外国人”と名乗るだけあって、発音がごにょごにょしていてよく聞き取れなかったけれど、わたしの手にしていた財布をちらちらと見ながらしゃべるところを見て、意図は明白。 よく見ればアジア系の外国の方、という風にも見えなくもない。が、外国人だったらなんだっつうの。それならお金持ってなくてもいいわけ?そんなこと売りにするのはけしからん、などという気持ちばかりが湧き上がり、到底同情の余地なし。 「駅員さんに聞いてみたらいかがです?」とあっさり言い放ってすたすたとその場を離れた。 本当に困っていたのかもしれないけれど、やっぱり妙な同情心をあおられなくてよかったと後で思う。 ちょっとかわいい子だったので、寛大な男性諸氏なら、返金されないのは承知の上で、彼女にお札の1枚2枚ぐらい渡していたかもしれない。 よりによって、日頃から気前もさほど良くなく、その日は特に機嫌の悪かった中年のおばさんを選ぶとは。人選の誤りとしかいいようがない。 お嬢さん、もうちょっと人を見る目を養わないとね。
日中外に出たら「熱風」が吹いていたので、思わず出かけるのをやめようかと思った。まあ、そういうわけにもいかないので、(というか今日は夏休みだったので家に居てもよかったんだけど)とりあえず町に出る。 相変わらず携帯はまだ買い替えていない。今持っているPHSが壊れたというわけでもないので、あまりせっぱつまっていないのである。買う前に、どれにしようかな、と店頭を見て回っているうちが楽しいのかも。 いろんな機能を見せられると、目移りしてしまうが、たぶんメールと通話、ぐらいしか使わないだろう。落語や小説のダウンロードサービスも少し魅力ではあるが。 そういえば、PHSの電波が職場のある田舎町まで届きにくいので、そういう意味では今が買い時。なにかを買い替える時というのは、背中を押してくれるもっともらしい理由が必要なのだ。
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