気ままな日記
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2007年04月26日(木) アナログ人間

 ここ数日は、新しいパソコンの環境設定にいそしんでいる。
旧パソコンを使っているときは、電源をいれるたびに、不穏な音とかすかな焦げくさい匂いが漂い、今にも壊れるのではないかと不安に思っていた。だから、電源をいれるのは、2日に一回とか3日に一回とか、ずいぶんと節約していた。そして、来るべき日に備えて、大事なデータはすべてプリントアウトしたり、フロッピーディスクに保存していた。
 いざ壊れてみると、確かに慌て、手間取ったけれど、そうした準備性も幸いしてか、意外にも冷静。新しい機械を楽しむ余裕もちらほら。
 もしかして起きるかもしれないことを、あれこれと心配している最中のほうが、実際にことが起きたときよりも、よっぽどしんどいかもしれない。

 しかし、いくらフロッピーディスクにせっせと保存していても、今やバックアップの主体はCDやDVD、メモリステッィクの時代。本体には、フロッピーを入れるスペースさえ、付いていない。
結局のところ、プリントアウトするのが一番確実という気がする。
 進化の速さについていけないなどと嘆いているよりも、こうしたものは消耗品であると割り切るしかないようである。


2007年04月21日(土) さくさく¨¨

 新しいパソコンを買う。
折しも、新しいOSが発売されたばかり。
先日の落胆はいずこへ。壊れた箱にこだわっていてもしかたがない、とあっさりしたもの。すでに、頭の中は、”新しモード”を待ち望む気分になっている。初期の設定は、すべてY電器店にお任せ。本当は自分でやったほうがいいのだろうけど、細かい説明書の文字をおいながらの作業を考えると、やはり二の足を踏む。
 さて、画面を見ると、今までのものがとりわけ暗かったわけではないが、「目が覚めたよう」に鮮やかに感じられる。
 ウイルスソフトを重複してインストールしてはいけない、メモリーの空き容量には注意すること、などとトラブルを乗り越えるたびに、ちょっとずつ知識は増える。
 しばらくは、あっちこっちの機能をいじくりまわしながらのお楽しみが続きそうである。


2007年04月19日(木) しばらくお休みします。

 しつこい勧誘に負けて、光ファイバーにしたのが原因らしい。
わたしのパソコンはひと世代前のウインドウズME。メモリーの容量は64。昨日は大丈夫だったのに、今日いきなり固まって、にっちもさっちも動かなくなった。
ああ、ついにきたか。そういえばMEの保守サポートは来月いっぱいで終了らしい。かれこれ6年。途中、数々の不具合を乗り越えてきたというのに。
いまや、修理するよりも新しく購入したほうが、先々のことを考えたら、いいですよ、というサポートセンターの方のアドバイス。確かに動かなくなったパソコンはただの箱に過ぎないのだけど、そうは割り切れない歴史(?)の重みがあるというもの。
自分の迂闊さに腹をたててもあとの祭り。
 とりあえず今日は家人のパソコンを借りてなんとか日記を更新。(借りておいてこんなこと言うのもなんだけど、他人のパソコンって打ちにくいものね)。
壊れたパソコンからデータを取り出してくれるサービスもあるらしいが、ほとんどが、サーバに保存されているので、そこまでする必要があるのかどうか。
 「引き際」の難しい選択。
それなりに愛着のあるものを喪失する機会は、いたるところにころがっている。
 こういう状況になって初めて、なくなりかけたものの重要性もわかる。
とりあえずは、週末にパソコン屋さんに出かけて買ってこよう。。。


2007年04月15日(日) お互いに

年度早々の出張で、慌ただしく過ぎた一週間であった。
日頃来る郵便物のほとんどは、ダイレクトメール、(今だったら一番多いのはの進学塾の類)。
それなのに2、3日ぶりにワサワサとまとめて見たときに限って、学校からのプリントをはじめ、いついつまでに、という期限付きの重要書類が混ざっている。
役所、銀行の類は、平日の昼間しかあいていないので仕方がない。何日の何時、外へ出かけたついでに片付けて来よう、などと頭の中ですばやく算段。
 高校の懇談会の申し込み期限を見てみると、なんと明日。なんでもっと早く出さないの、などと内心思っても、いつものことだから、と諦め気分。この「ぎりぎりになって」、というパターンには、いつもやきもきさせられてきたっけ。
なんだかんだいって息子も今年は高校3年。
18年間も、お互いに逃げ出さず、放り出さず、まずまず辛抱強く付き合ってきたよね、と思う今日この頃である。


2007年04月06日(金) 思えば遠くへきたもんだ

 新しい年度を迎える。
昨日の夕方、電車の中。前の席に座っていたのは、大型のキャリーバッグや旅行鞄を手にした、スーツ姿の若い男性が3人。明らかに新入社員研修を終えて帰宅する途中、といった感じ。きっと研修中に仲良くなった人たちなのであろう。

 そういえば20年も前、学校を卒業して入社した会社でも、3泊4日の研修が、湖のほとりであったっけ。朝の体操から始まって、ひたすら講義を聴くものから、集団討論風のもの、そして夜は親睦会。
 集団行動が苦手のわたしにとって、それはまあ、仕事そのものよりも苦行であった。
 なんにせよ、最初の1ヶ月は、「慣れる」のが仕事のようなもの。斜め前の席に赴任してきた新人さんは、まだ19歳。息子の年とそう変わらない。それを思うと、「思えば遠くへきたもんだ」という心境である。

 先日、無造作にころがっていた息子の数学の教科書をちらとめくってみたら、
『次の循環小数を分数に直せ』
『次の無限級数は発散することを示せ』という問題が書かれている。
はあ? なに、これ。日本語として読み取れても、書かれている内容は異次元の世界。「発散」するのは人間だけだと思っていたが、数字も「発散」したりするんだ、などと揚げ足取りながら、そそくさと教科書を閉じた。

 若い頭は、どんどん知識を吸収していくものなのね。。。


2007年04月01日(日) 馴染みの店

美容院へ行く。
ほぼ2ヶ月に一度のカットの日である。
わたしにしては珍しく、ひとりの美容師さんとのご縁が長続きしている。その理由は、彼女が前髪を切り過ぎないので、安心して座っていられるから。
 馴染みの店だと、いつもの長さで、とか、いつもより少し短めに、と言うだけで、およその目安がついてそこそこ希望が叶うのは楽である。
 
 随分前に居た職場の近くに、某ハンバーガーチェーンの店があった。ハンバーガーに凝っていたので、昼休みになるとせっせと通った。電話で注文しておくと、来店時間に合わせてできあがっているというのも、気に入っていた。
 ある日のこと、会計を済ますと、店の人が、
「いつもありがとうございます」と言った。
チェーン店の良い所は、客の「匿名性」にあると思っていたので、なんだかとてもどぎまぎしたものだ。

 美容院にしろ、ハンバーガーショップにせよ、”お得意様”を意識する瞬間は、ちょっと気恥ずかしい。


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